富士フレッシュマンレース

TS1300クラスの決勝スタート直後の第一コーナー入り口です。当時TS1300クラスは人気が高く、エントリーが50台以上ありましたが、決勝を走れるのは37台でしたので、大変厳しい予選を通過した強者？がレースを争っていました。

富士の第１コーナーへ雪崩れ込む？レースカー達です。
30台以上の車が最高速200Km＋αから50M看板を目印に一気に急減速しながら、タイトなコーナへアプローチする見所のある場所です。
ドライバーは競い合っていますが、お互いの信頼関係（レースにおけるマナー）があるので、フェアな争いが繰り広げられています。

こちらはレース中盤で、5台で競い合いながら第１コーナーへのブレーキング競争に入るところです。富士はストレートが長かった（当時1.3Km）ので、スリップストリームが良く効くコースでした。（200Km以上で前車のスリップに入ると、ワイパーがガタガタと揺れるので直ぐに判ります）
単独で逃げ切るのは難しく、チェッカーまで手に汗握る争いが続きます。

当時のTS1300クラスの車重は500Kg弱、エンジン出力は160馬力前後でした。最高速は200Kmそこそこでしたが、スリックタイヤの恩恵でコーナリング速度は当時のF3と遜色の無いものでした。エンジンの常用回転域は6,000rpm〜9,000rpmで大変ピーキーでしたが、クロスミッションを駆使して上手く乗りこなせた時は、大変充実感があり乗って楽しい車でした。