
1月18日に納車されて既に100日を超えてしまいましたが、距離が伸びません。
ソレモコレモもちろん世界中をパンデミックに陥れている新型コロナウィルス感染症による移動制限やら外出自粛のせいですわ。
週末の買い物もなるべく控える始末で、2週間に一度ちょこっと乗る程度。
おかげでオドメーターはまだ2,000キロに届かず。(もう少しですが)
まぁ、今回は仕方ないと腹をくくっております。皆さんもそうだと思います。
ということで、まだ2千キロにも達していませんが、
V40 T5 R-Design (MY2017) から
S60 T5 Inscription (MY2020) に乗り換えて感じた、S60の印象など。
以前、
V40に関して改善できたら良かった点を書いていましたが、それに対してS60はどんな感じなのか・・・。
少々、長くなりますが、100日インプレッションということで書かせてもらいます。
まず、圧倒的にMY2017のV40でひどかったカーナビに関しては、流石に世代が違うのでそこそこ使えるレベルまで進化していました。笑
高速道路と一般道路が重なっている道路をしょっちゅう走りますが、V40では毎回間違っていたポイントでも間違いません。2次元の位置情報だけではなく、上下方向のG変化もセンサーで見ているのではないかと思います。今どきのカーナビでは当然といえば当然ですが、これで少しストレスが軽減されました。
縮尺はスマホのようにピンチ操作で行うため、スケールがよく分からなくなりますが、細街路の表示はV40よりはマシになった気がします。それほどストレスに感じるほどではありません。
また、メーター(ドライバーディスプレイ)内に自車周辺の狭いナビが表示されるので、センターコンソールの方のナビ画面で細街路が表示されない縮尺でもあまり気にならないというのが大きいです。
V40では1kmスケール以上で航空写真的になってしまいナビの地図としては役に立たなくなっていましたが、そんなアホな機能はなくなっていました。笑
POI(施設)は複数表示できます。但し、表示できるPOIの種類はもっと増やしてほしいなぁ。あと分類ももっときめ細かくなるといいなぁ。
逆にNGなのは、相変わらず走行軌跡表示は非対応。これは、プライバシー優先の欧米の仕様らしいです。日本仕様はつければいいじゃん。
これがあるとないとでは、復路での利便性が大きく違うのになぁ。
また、行き先を指定するインターフェースも使いやすいとは言えないですね。基本的にタッチパネルで入力していくのでV40とはまったく使い勝手が異なりますが、やっぱりいまいち。
住所や施設名での検索が別れているのが面倒。WEBの検索のように名前で入力しても住所で入力してもどっちでもいいじゃん。
しかも、その検索方法を指定する場合、指定するタブ(ボタン)の幅が文字数に依存しているので、「住所」などは幅が狭くてタップしにくい。文字数依存の幅ではなく、タブ(ボタン)の幅は指でタップすることを考えたデザインにして欲しいよ。
まぁ、カーナビで目的地を設定するような使い方をまだそれほどしていないので、今後使っていけば不満点がまだまだ出そうな気はする。笑
とりあえず、V40でだめだったところで明らかに改善されていた部分があったのはとにかく良かった。笑
カーナビ以外に関してもいくつか書くと・・・。
フロントライトの点灯状態はやはり分かりません。AUTOモードになっている事が分かるインジケーターは付いたけど、実際に点灯しているかどうかは分かるインジケーターのようなものはなさそう。
(ガソリンエンジンの)V40ではスタート/ストップの物理的なOFF/ONスイッチがありましたが、なくなった!
センターディスプレイ内の設定でOFFにできるのですが、独立した物理スイッチの利便性にはまったく劣っています。
但し、スタート/ストップの出来が格段に良くなっていて、路地で連続する一時停止などではストップしないこともあります。どうやら、ノロノロとゴー・ストップをしている際の制御がうまくなった感じ。また、スタート時の音や振動がV40よりかなりスムースになったので、それほど気にならなくなったことも大いにあります。
なお、Dynamic (Polestae Engineered) モードはスタート/ストップはOFFがデフォルトです。
また、マニュアルモードで走ってきて、停車時にATモードに切り替えると、その瞬間にエンジンストップする場合がありました。この辺も制御が変わったのでしょうか。良いと思います。
クルーズコントロールは、なぜか3種類用意されています。昔ながらのクルーズコントロール、アダプティブクルーズコントロール(ACC)とPilot Assist。
ACCがありながら昔ながらのクルーズコントロールを使う必要性が分かりませんが。
Pilot AssistはACCに車線内を維持させるハンドル操作をプラスしたものと考えれば良さそうです。
車線内の左右位置が私の好みとは少し違うので違和感がありますが、高速道路などでこれをONにするとカーブでも勝手にハンドルを切っていき車線内を維持して走ってくれます。楽といえば楽です。
自動運転が近づいているのを感じます。
マニュアルにはだめと書かれていますが、少しの間なら手放しOKです。手をハンドルに置かずにいると少ししてシステムからハンドル握れと怒られます。
逆に乗り換え後に残念に思っている点もあります。
V40ではPolestarマフラーに換装していたせいもありますが、S60の排気音は非常に静か。これを残念と思う時点でオカシイのかもしれませんが。笑
しかも、Inscription はバンパー埋め込み式のテールエンドがあるので、社外品が発売になってもなかなか交換はしづらそうです。
しかし、排気音が静かになった分、エンジン音が相対的に聞こえるようになりました。回していくと結構エンジン音が良いことに気づきました。笑
そして、ステアリングにマニュアルシフトのパドルが付かないのが一番寂しいかも。
発売後瞬速で売り切れた T8 Polestar Engineered にはパドルがつくのですから、オプションでもいいから欲しかった。
V40でもそうでしたが、パドルが付く車は、ATモードのままパドルを操作すると一定時間マニュアルモードに変わるのが便利なんですよね。使うシーンとしては、バーーーっと走ってきてのシフトダウンですね。
また、S60はセンタートンネルが立派過ぎて高さがあるので、シフトレバーでのマニュアル操作がやりにくいんです。左肘の置き場に困るのです。
逆にシャシーはかなり良い感じです。
乗り心地もV40のR-Designシャシーと比べると雲泥の差。
かと言って、ヤワではない。
イナシが効いている感じで、かなり深くうねっているアスファルト路面でも内臓がゆすられる不快な感じは殆どありません。
現在、未導入のR-Designシャシーがどうなのかは興味あります。
というか、S60 R-Designが日本未導入なのは残念です。
細かいところで気づく点はまだありますが、概ねこんな感じ。
でかくて、マンションの立体駐車場のパレットに乗せるのに毎回ぐったりすることを除けば、満足なクルマです。
まだ、山坂道を堪能していないので、そっち方面の運動性はまたいずれ。