去年修理したところなのに、ガスが抜けてしまったビーちゃんのエアコン。
毎回毎回R12のガスを大枚はたいて補充し続けるというのは、家庭崩壊への序曲になること間違いなしなので、家庭円満のために134a化することにしました。
しかしディーラーで修理すると、エアコンレスでいいやと思える位の請求をされてしまいます。
これではそれこそ嫁さんにビートを燃えないゴミの日に捨てられてしまうので、パス。
新ガス対応コンプレッサーを使用しない安価な修理方法も提案されましたが、KOTOKOさんによると遅かれ早かれダメになると伺ったので、KOTOKOさんが苦労の末に開発されたという方法でお願いすることにしました。
ようやく日曜日が休みになったので、某所にあるKOTOKO氏の秘密基地へと向かいました。
早速ジャッキアップ、補強を外し、作業に取り掛かっていただく。
まず真空引きをしましたが、圧力を全く保持できません。
原因は・・・フロントのコンデンサにつながるパイプのナットが手で回るほど緩んでました。
おい、これ去年ディーラーで交換したパイプやん。
交換してから誰も触ってないぞ?
しっかりしろよメカニックさんよぉぉぉぉx!
まぁでも春先までは動いてたので、よくぞそれまで持ったなという感じ。
というわけで、Oリング交換へ。
さすがビート乗りに崇め讃えられるカリスマオーナー。
サクサクと作業が進んでいきます。
私も何か手伝いたいところですが、配管なんて見たことも触ったこともない領域なので、道具を渡したりするくらいしかできません。
まるでオペ中のドクターと研修医www
全力で邪魔にならないように頑張りました~
と、ここである異常箇所を発見。
床下にあるエアコンパイプの横に沿って配置されてる冷却水パイプのつなぎ目。
緑の液体がちょろちょろと・・・。
はい、また次の課題ができました。
全塗装の前に、水漏れを直さなくてはならなくなりました。
とりあえず水を足しておきましたが、半分くらいに減ってたので、早いうちに取り掛からないと。
どうせなら一緒にコア増しラジエターに交換しなければ。
なぜか鬼嫁の顔が脳裏によぎります。
あぁ、これで夏のボーナスで全塗装できる確率はぐんと下がりました・・・。
そして全てのOリングを134a対応に交換し、次は移植臓器であるコンプレッサーの登場。
KOTOKOさんが何年もかけて探された他車種流用品。
もちろん現行134a対応型です。
ドナー患者のプライバシーのために車種は公表できませんが、コネクタ以外はポン付けです。
POEオイルを注入し、これまた素人では絶対に外せないボルトを絶妙な手さばきで交換完了。

まさにわれらビート乗りのブラックジャック。
頼りになります~
その後すべて接続し、いよいよ真空引き。
これで真空状態を保持できれば修理が終わったも同然。
ドキがムネムネしますwww
スイッチオン!
あれれれれ圧が保てません~~~~~(TT)
またひとつひとつ配管を外し、Oリングを交換することに(汗)
推測では元からの古いOリングが、新旧ガス対応のPOEオイルに耐え切れずに痩せていて、同じサイズのOリングでは小さかったかも?とのことで、高圧側を交換してみたら見事に真空を保てました!
あとはエンジンをかけて新ガスを吸い込みます。
吹き出し口からは、あっという間に冷たい風が出てきました。
途中、3気筒が1気筒になるというハプニングがありましたが、これにて修理完了!
我がビーちゃんのエアコンは21世紀仕様と相成りました(^^)
後は外していた諸々を元に戻し、途中から遊びに来られたNOMさんと3人でプチオフ。
近くのラーメン屋「あ」に行ってきました。

ラーメンの写真は撮り忘れましたが、コクがあるのにしつこくない豚骨ラーメン(←40代はこれ重要)が美味しかったです!
お店を出てから、フロントから見ると経年劣化で色褪せたFRPボンネット風のスチールボンネットが恥ずかしいので、お尻からパチリwww
解散後はNOMさんと京都南ICまでランデブー。
キャンディーレッドのボディにコージーライツのリアエンドがたまらなく( ・∀・)イイ!!
エアコンからは、今までのぬるい風が嘘だったように冷たい風が出てきます。
日も傾いてきて流石に寒くなってきたので、ICを降りる頃にエアコンオフ。
市内を横断し、最後にもう一度冷たい風を実感・・・と、自宅到着直前にスイッチオン!
嘘だろ?嘘だと言ってくれ。
いくら本厄だからといって、そんな仕打ちは無いぜ!
ぬるい風しか出まへんがなΣ(゚д゚lll)
一気に天国から地獄です。
ACスイッチを入れると、リレーの音はしませんがアイドリング回転数が上がるので、反応はしてるようです。
ヒューズも確認しましたが、切れてません。
コンデンサーファンも回ります。
ただ確認窓からはガスが流れてる様子は確認できませんでした。
藁にもすがる思いでドクターKOTOKO氏に連絡。
すると高圧側のガスを抜くようにとのこと。
一旦入れたガスは、減ることがあっても増えることはないのになぁと思いつつ、吹き出したガスを顔面に浴びながらw指示通りに適量のガスを抜いてみる。
すると 見 事 に エ ア コ ン が 復 活 し ま し た 。
どうも、高速道路を走行したことによって、注入したエアコンガスがスペシャル高圧状態になってコンプレッサーが停止したようです。
これぞKOTOKOマジック!!!
知識の豊富さにはただ頭が下がるばかりです。
もはや秘密基地に足を向けて眠れませんwwwww
というわけで山あり谷ありでしたが、エアコンは21世紀仕様となり、新たな分野が色々と勉強でき、何よりも家庭の平和が守られたということで、非常に有意義な1日でございました。
KOTOKOさん、NOMさん、オフカレ様でした~
月曜日のひとりツーリングで継続して様子を見てきますが、「エアコンまた死亡(TT)」などのブログがアップされないよう祈っていてくださいwww
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2012/05/28 02:09:57