目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回はじめてRCAの自作を行いました。
※電気関係の基礎知識を持っているわけではありませんので、もし間違った説明をしていたら突っ込みを入れてください。
結論から言うとケーブルを作ること自体の難易度はそんなに高くないと思いますが、芯線接続時の方法がさまざまあってみなさんいろいろと試行錯誤されているようです。
今回は初めてということもあり、シンプル、低価格を目標として作りました。
素人ながらいろいろ調べた内容を載せておきます。
まずはRCAプラグの仕組みについてですが、写真青線で書いてあるようにピンの部分の「ホット」とそれ以外の「コールド」、いわゆる+、-があります。
単芯同軸シールド線の場合、基本的にはホットにケーブルの芯、コールドにシールドを接続します。
ただし、今回は4芯シールド線を使用しましたので、中の4芯を2芯ずつホットとコールドへ接続しました。
この多芯ケーブルを使う際の芯とシールド線の接続の仕方がさまざまあり、みなさまがいろいろ試行錯誤されているところだと思います。
理論はさっぱりわかりませんが^^;
2
今回使用するプラグはNEUTRIK NYS-352Gです。
1の写真の赤字で書いてあるようにケーブルをかしめる部分からホットの根っこまでが15mmあります。
なのでケーブルの端から15mmのところをデザインカッターで黒いゴム部分に押し当てるようにしてカットします。
ちなみに今回ケーブルは2.5mを4本つくるので、10m購入し4等分しておきます。
3
黒いゴム部分を一周した後ゴム部分のみスポッと抜き取ります。
すると中からシールドが出てきます。
今回はシールドは両端とも浮かせるようにしますので、すべて切り取ります。
4
シールド部分を切り取ると中に紙で保護された芯線が出てきます。
芯線の間にもガイドのようなひもが入っていますのでこれらも全部切り取ります。
5
芯線が出てきました。よくこんな細いケーブルの中にさらに4本も入っているもんだと、しかもねじれているもんだと。すごいですね。
今回使用したケーブルはCANARE L4E6S マイクケーブル
これマイクケーブルなんですよね。
したがって、音声部分の周波数帯に関しては強いのかこのケーブルを使用されている方のレビューではヴォーカルが強く出るようになるそうです。
この4芯とねじれがノイズに対して効果を発揮するそうです。理論はさっぱりわかりませんが^^;
今回は白線2本をホット、青線2本をコールドへ接続します。
6
はんだ付け前の状態です。
先にケーブルにプラグをかしめると安定します。
コールド部分の方が短いので5mmほどカットして被膜を剥きました。
ホット部分はそのまま5mmほど被膜を剥くとジャストサイズです。
ホットとコールド部分のクリアランスが2~3mm程度しかなく、ビビリな私は熱収縮チューブをホット側にはめ込みショート防止を試みました。
7
はんだ付けは中学生時代以来です。
今回使用したはんだはALLPARTS JAPAN KESTER 44
鉛:錫/60:40のものです。
サウンドハウスさんにはシルバーはんだなるものも売ってましたが、初心者には敷居が高そうだったので、今回は楽器などにも広く使われているというこのはんだを使用しました。
あまりきれいではありませんが、なんとか接続できました。
今回4本ケーブルを作りましたが、3本目くらいから慣れてきたのかはんだの付き方もスピードも上がってきてどんどん楽しくなってしまいました。
作成時間は4本で2時間くらいです。作るための下調べは10時間以上しましたが。。。
8
最終的にできたものはこのようなものです。
ここで今回のパーツ代を計算してみます。
NEUTRIK NYS-352G 180円×8本=1440円
CANARE L4E6S 110円×10mm=1100円
KESTER 44 1.5m:150円
単純に材料費だけで計算すると、2ch分のケーブルが1345円、4ch分で2690円
2.5mでこの価格の一般市販品だとかなりしょぼーい見た目のものしか買えないと思います。
今回ははんだごて60W:1121円(アマゾンで購入)と送料が525円付いたので総額で4426円しましたが、それでも2ch分で2213円です。
コストはかなり安く済みますね。
見た目も写真のようにやや高級感あり^^
音質は比較するものがないので何とも言えません。
最後に出来上がったケーブルを会社に持ち込み通電テストを行いました。4本ともショートすることなくうまいことできていたので初めてにしては上出来だと思います^^
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