
お久しぶりです!
新たな相棒ハスラーが納車されました(^-^)
1月に発注して6月末にようやく納車
待ちましたよー(^^;;
さて,大人気のハスラーですが,特徴といえば高い地上高と立ったフロントガラス,樹脂パーツやツートンルーフによる塗り分け,丸いヘッドライトなどなかなか個性的な一台です
プラットフォームはワゴンRと同じですが,全く異なる印象に仕上がっています
納車から6日,約800km走ったのでいくつか感想を述べたいと思います
まず基本的なところから 諸元
全長3395mm 全幅1475mm 全高1665mm
ホイールベース2425mm トレッド1290mm
エンジンR06A 馬力64PS トルク9.7kg・m タイヤ165/60R15
こちらはワゴンRとあまり変わりません
その他の機能は
アイドリングストップ(IS),エネチャージ,レーダーブレーキサポート(RBS),エコクール,ヒルホールドコントロール,ヒルディセントコントロール,グリップコントロールなど
装備として四駆モデルに2,3個新しいものが加わりました
肝心の走りはというと…
○R06A×CVTの組合せは◎
発進時に若干レスポンスが悪い節はありますが,踏めばすぐにターボが立ち上がるし,加速はなかなかいい具合です
電スロということもあり,アクセル開度が少ない時はレスポンスが悪く,逆に多い時はいきなりターボが利いてしまって扱いづらい一面も見受けられました
下手にブーストの立ち上がりが早いので余計に印象が悪いです
まぁこのあたりは慣れだと思います
他にはエネチャージの効果もあり,エンブレはかなり効きます
BHに乗ってたころは減速時ダウンシフトしてエンブレ効かせながら惰性で走ってましたが,近いものが再現できます
特にSレンジでは,結構な坂でもエンブレだけで速度を維持,減速させることが可能です
○静粛性,変速比は優秀
まず乗ってみて思ったのが結構静か!
軽といえば吹かさなきゃ走らないイメージでしたが,静かに滑らかに走ってくれます
これもCVTが一役買っていると思います
CVTは無段変速機ですから,もちろんATのようにギヤがあるわけではなく変速ショックはありません
更に言えば変速比を0.001単位で変化させていく事が可能なので常に効率よく動力を伝達することができます
参考までに平坦路をアクセル開度一定で定速で走った場合,60km/hで1500rpm弱,100km/hで2500rpm弱
だいぶ低いエンジン回転数で余裕のある走りができます
エンジン回転が低いということは軽の宿命であるエンジンの寿命も延ばすことができ,非常にありがたいです
○剛性や挙動はあまりよくない
エンジンやCVTは非常に優秀だと思いますが,シャシ関係はちょっと難あり
まず応答性ですが,結構悪いです(^^;;
低速ならまだ気になりませんが,中高速コーナー進入時など.ステア操作に遅れて前が,更に遅れて後ろが応答する感じが顕著です
更に前後で衝撃の伝わり方が違うので段差や凹凸,高速の継ぎ目などを越えた時リアが横振れして挙動がかなり不安定になります
あんな成りしてロールだけは少ないのですが,車体のブレは半端ないです
ステアリングも取られるし,これは結構恐い(ーー;)
ちょっと軽だからと割り切れるレベルを越えてしまっていますね(°_°)
○ISの必要性には疑問符
ハイブリッドを初めとして燃費のいい車が売れる時代になりましたが,正直ISの必要性には疑問符が浮かびます
まずメリットですが,アイドリングを極力無くし無駄な燃料消費を抑えられることです
ですが,果たしてどれだけの燃料が節約できるのでしょうか?
自分の場合ですが,通勤で使用したところ片道約30km,40〜50分の道のりで節約出来た燃料は100ml
往復でも200mlにとどまります
ということは30日で6lの節約
今はガソリンが高く165円/l程度なので節約出来たガソリン代は990円/30日,また距離で割れば0.55円/1km
年間で12000円弱の節約になりますが,別に懸念される問題があります
それは頻繁なISによる車へのダメージです
主に考えられるものとして,オイルの劣化,スタータの酷使,バッテリーの酷使,タービンや各部の冷却不良などが挙げられます
エンジン始動時は基本的に固定進角なので負荷はどうしても大きくなります
その際ダメージを受けるのはエンジンオイル
特にNAは0w-20の低粘度オイル指定になっているので頻繁な負荷はあまりよくないと思われます
またエンジン再始動時には必ずスタータを回さなければなりませんので必然的にスタータは従来のものよりケタ違いの回数駆動されることになります
もちろん強化品にはなっていますが,寿命はクランキング約18万回だそうです
自分の場合片道30kmで約50回ISが作動します
一日100回として18万を割ると1800日
約5年で寿命を迎えることになります
まぁそう簡単には壊れないでしょうが,もし壊れたら…5年10万キロの保証内であればいいですがかなりの出費を余儀無くされます
続いてバッテリーですが,エンジン停止状態では電気負荷は全てバッテリーでまかなっています
もちろんバッテリー容量を越えそうになればエンジン再始動しますが,あまり激しい電力の出し入れを繰り返すことは,バッテリーに少なからずダメージを蓄積させます
IS車には専用の高性能バッテリーが搭載されていますが,高性能=価格が高いので交換時の出費は大きくなります
通常バッテリーの寿命は2〜3年,高性能なもので3〜5年
必ずそれくらいのスパンで交換するわけですから,そもそもIS機能があるがために高いバッテリーを使わなければならないのはなんだか形無しな気がします
そして一番問題だと思われるのがエンジン停止による各部の冷却不良
エンジンが止まるということはウォーターポンプもオイルポンプも止まってしまいます
先日高速を走ったのですが,試しにIS ONにしておいたら出口降りてすぐの信号待ちでもIS作動してしまいました
高速でタービンも高温になっている事は明白ですがすぐにエンジン停止してしまったらベアリングの冷却不良が懸念されます
杞憂かもしれませんが,厳密な事を言えばそうなります
もちろん上記全て何かしらの対策や見込みはあった上でのIS実装だと思いますが,個人的には不安はあれどメリットは見出せません
なにより何度もクランキングされるのが鬱陶しくてなりません(^^;;
○その他諸々
フォグランプスイッチの位置が悪く操作が面倒です
運転席足上の右側,ISOFFスイッチ,RBSオフスイッチなどと同じ場所に設けられています
慣れれば苦にならないでしょうが,コンビスイッチ辺りに付けて欲しいものです
また,燃費はそこそこいいですね
自分はISが鬱陶しいので常にISOFFで走っていますが,現状で燃費は約16〜18kmです
4WDターボでこれですから2WD NAだったらもっといいですかね(^-^)
それから止まる瞬間の話ですが,自分は停車時にカクンとならないようブレーキを調節しながら止まるのがクセなのですが,IS ON時は13km/h以下でエンジンが停止しますが途中でブレーキを戻しすぎてしまうとエンジンが再始動され,再度ブレーキを踏み込んだ際にエンジンが停止するというめんどくさい状況に陥ります
じゃあIS OFFならいいじゃないかって話ですが,なぜかIS OFF状態でブレーキ調節しながら止まっても最後はカクンて止まるんですよね(^^;;
多分ジェネレータが大容量なので止まる直前まで発電していて,止まった際に逆起電力か何かでカクンてなっちゃうんでしょうねw
あとはヒルホールドコントロールですが,これはなかなか優秀です
登り坂で停車した際,発進時に後退しないよう停車位置を維持するというものです
登り坂でもゆっくり発進できて快適ですね(^-^)
といった感じでだいたいハスラーの良さ悪さは伝わったかと思います
勤め先の関係であまり派手にはいじれませんので細々とやっていきたいと思います(^-^)