2009年11月27日
もしかしたら、相棒は序々に路線変更しようとしてるのかな?
だとしたら、あまり好みじゃない方向なんだなあ。
第五話は予告を見る限り、道路開発の不正に関するわりと重い事件のようで、もしかしたらと僅かな望みをかけて観てみました。
結果、道路開発での立退き金(?)を狙った犯罪で、それなりに練られたお話だったのですが、国土交通省の不正や、養老園を追い出されることになるお年寄りの問題への言及はあまり無く、なんだか掘り下げられていない感じでした。
そんなわけで、予告も見ていなかったし、気持ちも激的に薄れていたなか、ほぼ惰性で第六話を観ました。
米軍基地周辺で起きた犯罪で、中学生のイジメや家庭問題も絡んでいます。
ミステリーとしては、特に最近の相棒ではおなじみの、大きな犯罪かと思いきや実はみじかな人間が思わぬ動機で起こした事件だったという、定番メニューだった訳ですが、ここで、僕が待ちに待った展開がありました。
今回は、犯人の巧妙なトリックを暴いてしてやったりでもなく、犯罪ではあっても何だか良い話というわけでもなく、視聴者に問題を投げかけて、見た後で考えさせようとする演出だと感じられたのです。
ラストシーン、少年二人の短い会話と、その後の特命係2人の会話と表情、映像、音楽は、久々にずっしりとした重みを感じました。
あくまで主観ですが。
更に次回の予告を見ると、とうとう特命の2人が、年金不正という大きな事件に挑むようです!
どっぷり挑んでください!
と、鼻息も荒いまま、いても経ってもいられず書き込んじゃいました。
Posted at 2009/11/27 02:25:00 | |
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趣味 | 日記
2009年11月26日
前述のとうり、新相棒のキャスティングには全く不安や不満を感じていなかった僕も、別の面で気になることがありました。
それは、前シーズンの右京さんのみでの回からなのですが、どうも内容が薄いというか、広がりも感じられなくて、別のドラマを見ているようでした。
名探偵が巧妙なトリックを一話で解明する、例えば「古畑任三郎」と似た印象。
でも、これは2人が1人になったのですから、そういうこともあるかなと思ってました。
ところが、神部尊を新相棒に迎えた今シーズン、その「古畑~」の臭いが拭えていません。
僕としては、「相棒」の世界観すら変更されてしまった印象が強いんです。
第一話「カナリアの娘」は、テロリズムを扱った派手な犯罪と見せかけて実は複雑で硬派な事件だったという内容になるのかと思ったら、大筋は想像どうりでしたが、どうも、元テロリストの分かり易いダンディズムみたいなものを見せたかっただけのような、そんな肩透かしな印象でした。
第二話~第四話は、どれもミニマムな印象で、これはまさに「古畑~」のようでした。
「錯覚をトリックに使った犯罪者の動機こそ錯覚だった」なんてちょっと捻ったことが言いたかっただけなのかな、とか、一見社会問題を扱った話と見せかけて、神部と老婦人のちょっと良い話を見せたかっただけなのかな、とか。
所々で小野田官房室長やたまきさん、大河内監察官が出てきますが、とってつけたような絡みにしか見えなかったんです。
これまでの相棒が「小説」だとすれば、今シーズンの第四話までは「漫画」だと感じました。
ちなみに、規模は違いますが、「相棒劇場版」や「鑑識・米沢守の事件簿」も、漫画のようでした。
あくまで、個人的な心象です。
シーズン1の「殺しのカクテル」や「殺人晩餐会」など、似たようなお話は以前のシーズンでもいくつかありましたが、それらは、視聴者に問題を投げかけ、見た後でそれについて考えたくなるような、軽いようで軽くない内容だったと思います。
じつは、個人的には及川光博って、気持ち悪い印象しかなかったのですが、神部尊として、相棒という長寿ドラマの中でとても努力されているように見えますし、魅力も出てきそうで素敵だと思ってるんです。
それだけに、これからの「相棒」、内容的にはなんだか不安だなあ。
と、第四話までは思っていました。
でもこの後、第五話を飛ばして第六話では
さすが「相棒」!
生意気なこと考えてごめんなさい!
とひれ伏しちゃうことになります。
Posted at 2009/11/26 21:09:12 | |
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趣味 | 音楽/映画/テレビ
2009年11月26日
ドラマ「相棒」、この種のドラマにしては「あぶない刑事」以来じゃないかと思えるほどの人気ですね。
特に、もう何年も推理もので活躍されてきた水谷豊さん主演の作品でのヒットなので、ファンとしてはとても嬉しいことです。
このドラマの個人的な見所は、
・硬派であること
・社会や政治の問題をタイムリーに扱うこと
・人間ドラマでもあること
です。
これらが、一話完結であったり、二話、または回を複数回跨ぐ事件のなかで、短く、長く絡みます。
さて、シーズン7の中盤で、長年右京さん(杉下右京:水谷豊)の相棒をつとめてきた薫ちゃん(亀山薫:寺脇康文)が辞職し、シーズンの残りの回は右京さん1人きりの特命係でしたが、最終話で新相棒となる神部(神部尊:及川光博)が登場し、シーズン8から新たな「相棒」としてスタートを切りました。
長年見てきたファンとしては、前シーズン中に新しい相棒は登場させないであろうことは、予想できました。
ちなみに、同じくミステリーファンである僕の家族も、同じ予想でした。
「相棒」以前から一緒に仕事されてきた水谷さんと寺脇さんの相性は抜群で、ドラマの中の右京さんと薫ちゃんの絆も強くなった折、突然薫ちゃんとは別の人物が特命係に配属されるということは視聴者の反感を買うこと請け合いです。
少なくとも同シーズンの残りは右京さん1人で話を進め、ファンには色々と憶測を楽しませたりやきもきさせたりしながら、最後に新しい相棒を登場させることでファンを驚かせ、また困惑させ、さらにシーズン8までの長い空白で、ファンの困惑や反感がなるべく冷めて、期待に変わるのを狙ったのではないかなと。
僕も連れと一緒に、新しい相棒のキャスティングには色々と予想を楽しみました。
「やっぱ伊丹じゃない?」とか「特命係第三の男はちょっと違うかな?」とか。
でも基本的に杉下右京の相棒は、ポワロでいうヘイスティングスであり、シャーロックホームズでいうワトソンだと思っていたので、まさか、右京さんと同じようなインテリでキャリア組の神部君のような人物が登場するとは思ってもみませんでした。
及川光博というキャスティング、神部尊という人物設定に、ファンは賛否両論でしたが、僕としては、良い意味で予想を裏切られ、神部という人物をどのように「相棒」の世界に溶け込ませていくのか、とても楽しみでした。
それよりも、僕にはシーズン7の右京さんのみの頃から、キャスティング以外の、ちょっとした不安が芽生えていました。
Posted at 2009/11/26 20:32:38 | |
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趣味 | 音楽/映画/テレビ