
正しいドラポジって、知ろうと思わないと誰も教えてくれないものです。教習所で「こうしなさい」みたいな指導はあったけれど、なぜそうするのかという理論がないから免許を取った後は自己流になってしまうのでしょう。
ハギハラだってそうです。免許を取ってすぐにジムカーナとかダートトライアルとかに参戦していたし、大学じゃあ「学部は?」って聞かれたら「社会学部です」じゃなくて「自動車部です」って答えたくなるほどクルマざんまい。なのに、シートの前後調整なんかやたらと後に下げていました。なぜかっていえば、理論を知らなかったし、先輩も教えてくれなかったし……。それに、その方がカッコイイと思っていましたからね。誰かに「シートがスッゲェ後ろだよね」なんて言わると「だってオレ足長いし」みたいな感じで。
でも、自動車専門誌のレポーターをはじめたことから変わりはじめたのでしょうか。なにしろ、正しいドラポジにしないとクルマのことがよく分からなかったし。独自にイロイロと考え、BMW Driver Trainingのインストラクターになる過程やその後のノウハウの積み重ねでいまのドラポジに固まってきたわけです。
どうでしょうか、この写真やプロフィールの写真を見て、きっと「なんだか窮屈そう」って感じている人がいそうです。とくに、体とステアリングの近さ。ヒジが90度くらいに曲がっているし。ただ、このくらいにしないとステアリングを大きく切り込んだときに背中がシートから離れてしまいます。
それに、そもそも窮屈じゃないですよ。最初はそう感じてもすぐに慣れてしまうはず。しかも、ステアリングが操作しやすくなります。信じられない人のために、ちょっと実験。自分の前にいる相手に向かって「バイバイ」って感じで手を振ってみましょう。どうですか、その時のヒジの角度は? たぶん、90度くらいに曲がっていたはずです。なぜかっていえば、手を動かしやすいから無意識にその角度に。そう、だからステアリングも操作しやすくなるわけです。
エッ「理論なんて大げさなぁ」ですって。まぁ、ドラポジだけでも他にもイロイロなノウハウがあるので、ぜーんぶ披露すればけっこう理論的かと。でも、ブログでそんなことしたら、ハギハラがご飯を食べられなくなるので今後も小出しにってことで了解ください(笑)
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2010/02/19 16:23:58