
ゴルフバッグが4セット、手前側の両端にあるくぼみを生かせばチョットの工夫だけで新型Eクラスステーションワゴンの荷物スペースに積むことができます。たぶん、日本からの要求が反映された結果でしょう。聞く耳を持たなければ、左右はスッキリとフラットに仕上げるはずですからね。
ただ、エンジニアは不思議がっているでしょうね。日本人は、このクラスのプレミアム系モデルに4名乗車でゴルフに出かけるのか……と。でも、営業の現場では「ゴルフバッグは4セット入らなくちゃなぁ」という声が少なからずあるはずなだけに、それが届くのだと思います。
世界で最初にステーションワゴンのブルーテックを日本に投入したメルセデス・べベンツだけあり、市場の要求を可能な限り製品に反映させる取り組みは大いに評価したいと思います。とはいうものの、素直に納得しないメーカーもあるんですね。
以前、聞いたハナシです。高級サルーンカーの開発を手がけた日本の某メーカーのエンジニアが、例によって「ゴルフバッグは4セット入らなくちゃなぁ」という要求を突きつけられ、それを反映しないと販売不振に陥ったときに理由にされかねないという局面に立たされました。でも、納得できません。
そこで、開発メンバーがそろってゴルフ場に出かけ、このクラスの高級サルーンカーに4名で乗り付ける人がいるのかどうか調べたそうです。予想した通り、ほとんどいなかったとのこと。それはそうですよね。ハギハラもゴルフは好きな方なので(この1年は封印していますが、たぶんこれからしばらくも)気づいてはいました。
みんカラのみなさんは、どうお考えでしょうか。ゴルフバッグのハナシだけではなく、営業マンを通じて伝えた一言にイロイロなバイアスがかかって製品企画担当者やエンジニアに届くことがあるので、チョットだけ気にした方がいいかもしれませんよ。
Posted at 2010/03/22 13:00:32 | |
トラックバック(0) | 日記