
埼玉県上尾市のMINIのお店AGOで、現行MINIは直噴エンジンなのでインテーク側のバルブ周りの汚れが深刻という話を聞いて、自分の車はどんな感じか見てみました。
まず何が問題なのかという事ですが、簡単に説明すると、現行MINIは直噴エンジンになったので、ガソリンがインテーク側に回りません。
ガソリンには洗浄剤も入っていて、エンジンにカーボンなどが蓄積しにくいようにしていますが、直噴の場合は直接シリンダーにガソリンを吹くので洗浄効果がシリンダーより前には働かない訳です。
しかしシリンダーの前は空気が流れているだけでは?となりますが、実はブローバイという未燃焼ガスを再燃焼させる為にターボのタービンの前にブローバイガスを戻して空気に混ぜるパイプがバイパスしてあります。
ようは燃焼し損ねて、さらにオイルなども混ざっているガスを空気に混ぜてシリンダーに送っている訳です。
これは未燃焼ガスを大気に解放しないでなるべくクリーンなエンジンにする為のシステムです。
よって汚れた空気がインマニから流れて来るのですが、直噴なので洗浄する事が全く出来ないという訳です。
ブローバイは、バルブ周りに付着して高温になり固着していくのでしょうね。
そこでインマニを外して中を覗いてみます。
覗くには、エアクリを外し、近くのパイプもある程度外してインマニのボルトを抜きずらします。
これでポートからかろうじて中身を覗けます。
上の写真はAGOのデモカーです。
5万キロ以上走ってたかな?
サーキットも結構走ってますので、かなり回してもいる車ですが、それでもこんなになっています。
バルブの棒にブローバイが固着して玉になってますし、バルブの傘の上も蓄積してます。
実はこれでもワコーズのレックスを5〜6回やったそうです。
こっちが15000キロの私の車です。
オイル交換は5回位してますし、何度かサーキットで回したりもしてます。
それでも少し蓄積してきてますね。
そしてこれが、AGOで分解作業したというヘッドのバルブ
R56クーパーS(AT)の2010年式
走行1万キロだそうです・・・・・
前期後期エンジンの違いなども多少はあるかと思いますが、ATで普通に街乗りだろうと思うので、その辺も影響大かなとは思います。
しかしこの状況は良く無いですね〜
バルブを清掃した後は、やはり調子が良いそうですので、これはちょっと問題ですね。
AGOではここをある程度清掃するプログラムを検討しているそうです。
Posted at 2013/04/15 14:21:26 | |
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