
ある日、ジャンク棚に積まれてあった
黒箱(200)を手にしたのが運の尽き。
面白がって、試行錯誤で修理しているうちに…。
はまりました(笑
上に乗っているのが修理第二号の350です。
電源部のコンデンサーは当時の低Zタイプで、アンプ基板は音響用など凝った作りでした。
内部をあけると...な状態で、
エミッタ抵抗、パワートランジスタ、電解コンデンサー、OPアンプ等を交換。
修理して出てきた音は「滑らかな中高音でしっとりとしたボーカル」が印象的でした。
ブランドイメージに近いといったらいいでしょうか?
OPアンプを交換していろいろ遊びましたが、オリジナルの2041が一番しっくりきました。
昨年はこれがメインのアンプ。
下が300IIで今回の修理品。電解コンデンサー交換のみで復活。
音響用でよく知られたマルチエミッタトランジスタ使って
主要音声回路はディスクリート構成というこれまた凝った作りでした。
コンデンサはオリジナルの低Zタイプと低Z高寿命タイプを参考にそれに近いタイプで修理しました。同じシリーズなのに音の傾向は350とは真逆(汗
高音は伸びやかに繊細で、締まりのある低音という感じです。
現在はこの機種ををTW, MidHi, MidBassに3台積んで使っています。
前モデル300も使いましたが音は同じ傾向です。
ただしGainが調整できないので、デッキの出力が大きめでないと
おいしいところが使えないという難しさがありました。
発売から四半世紀もたっているので、動作確認が取れているアンプでも開腹してみると…
一見、正常そうでも、取り外してみると足が腐食していたり、液漏れ等々。
電解コンデンサは交換が必須な場合が多いですね。
さらに、一部の部品(特にトランジスタ)は入手がかなり難しくなっているのが現状です。
古いアンプを楽しむのは修理専門業者に依頼してチェックが必要かもしれません。
大電力を扱う部分なので燃えると怖いですしね。
Posted at 2011/11/14 22:58:58 | |
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