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投稿日 : 2021年09月07日
2015年9月13日納車から2021年9月7日。
走行距離10万キロ到達。
通勤やワインディング、青果物の配達など幅広いシーンで活躍してくれました。
最初は「死ぬまでに一度はスポーツカーに乗るのも悪くない。」
そんな簡単な理由で購入しましたが、気が付けば人生において一番の楽しみが「運転」になるほどにこの車からは走る喜びを学びました。
ひとたび幌を空けて峠を走れば、「視界いっぱいに広がる緑」「鳥のさえずり」「木々のざわめき」「葉や土の香り」「体を撫でる優しい風」とても・・・とても心地よい時間です。
オープンカーを一言で表すならば、五感を気持ちよく刺激する大人の遊具であると私は思います。(味覚は乗り味に例えます)
春、夏、秋、冬・・・四季それぞれ感じられるものが違うので、私は決して飽きる事はありません。
私の身勝手で無茶な運転に付き合わせた結果、これまでに身を徹して犠牲になり2度も命を救われました。
本当に感謝しています。
走る楽しさを追求し、好き勝手に弄って今に至りますが、私にとってロードスターという車は「乗って楽しい」「弄って楽しい」他にないほどにベストな愛車でした。
これは生涯変わる事はないと思います。
ですが、ガソリン車の絶滅は近いです。
時代の流れには逆らえません。
残念ですが、これは仕方のないことです。
でも、その日が来たとしても、こういった原始的で刺激的な車に乗り続けていきたい。。。
世の中便利になればなるほど、世界の幅は狭くなり、感性は失われ、人間は肉体的にも精神的にも退化する。
便利で、安心で、安全。
本当に素晴らしい事ですが・・・本当に退屈です。
最近、空を見上げたことはありますか?
現代人は時間に追われ、下を向き、スマートフォンばかり見て、決して空を見上げようとしません。
空の青さを知っているようで、忘れています。
私はこの愛車のおかげで、色々な事を学べました。
早朝の青空や深夜の星空・・・本当に綺麗ですよ?
売り上げ、仕入れ、利潤、前年対比。
私も日々、数字に追われた毎日を送っていますが、人生で一番大切なのは本当に「良い数字」だけでしょうか?
いくら文明が進化しても、決して数値化できないもの。
感性に訴えかける何か、それをこの車は教えてくれます。
あっという間の10万キロでしたが、私も含め走る事が好きなオーナーにとってはまだ10万キロです。
私と愛車のカーライフはここからがスタート。
マメにメンテナンスして、自由気ままに、限りある時間の尊さを感じながらこれからも愛車と走っていきたいと思います。
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