
GW第2段これまた、ご存じの方もおられると思うのですが今回は、ブレーキの「リザーブタンクキャップの穴」についてです。この穴詰まると非常に危険ですので、是非一度ご確認を!!(外して見るだけで、簡単です)しかし、旧車は固着している場合があるので、壊さないように十分気をつけてください(^_^;)万が一詰まっているようであれば、針で突いて開ければOKです(^_^)v
話しが少し長くなりますが、ご興味のある方は最後まで お付き合い下さいm(_ _)m
タイプはそれぞれ違うと思いますが、基本的にタンクキャップ
には、この様な穴が開いています。
この穴が詰まるとブレーキの効きが遅れ、または効きが悪く
大変危険なことになります。
この穴は、ブレーキオイルがパットの摩耗により減った分だけ
キャリパー内へブレーキオイルを供給し易くするために開いています。
この穴が詰まると、パットが摩耗してもリザーブタンク内が負圧になり
オイルの供給がされなくなってしまいます。
パットが摩耗した分ピストンが、ローター側へずれて出て行きます。
すると、キャリパー内部の容量が大きくなり、大きくなった分
ブレーキオイルを補充できる仕組みになっています。もし、穴が
詰まっているとオイルは供給されないどころか、ピストンがキャリパー
側へ引き戻され、パットとローターの隙間は大きくなる一方です。
そうするとピストンを大きく移動させないとパットがローターと
接触しない、その間ブレーキが聞かない。と言うことになります。
ブレーキペタルの踏み込みストロークが長くなり、空走距離が
大幅に伸びて、大変危険です。
是非一度確認してください。
目安として、リザーブタンク内のブレーキフルードの液面が下がらない。
(ディスクパットの減った分)
ブレーキペタルの踏みしろが段々大きくなる。
(リヤドラムブレーキは自動調整式ではないので徐々に大きくなります)
ペダルを奥まで踏まないと効かなくなってくる。
因みに、パットとローターの隙間はキャリパー内のピストンシールの
ねじれ分0.03mmです。上のイラストを参考にしてください。
(この分がデスクブレーキの踏みしろであり、隙間です。)
0.03mmが常にねじれて元にを繰り返し自動調整されます。
パットが0.03mm以上摩耗すると、ピストンだけローター側へズルっとずれる
仕組みになっています。(ピストンシールは丸いリング状のゴムです)
つたない説明でしたが長々と最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもご参考になれば幸いです(^_^)
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Posted at
2012/05/03 14:43:28