プラグコネクタをやっちまった時の備忘録

イグニッションプラグコネクタ「4B0 973 724」を交換します。
構造が分からないままプラグ交換に挑戦すると、つまみ部分をバキッと折ってしまいがちです。
暖気運転をしっかりやっておかないと樹脂が硬化してるのでなおさらです。

Golf V ForumやVW Vortexのスレッドをよく読んで作業します。
紫色のロックパーツと端子の爪、ハーネスの順番に注意の簡単な作業ですが、失敗すると不動車になってしまうので、部品の構造をチェックします。

・コネクタ部分のハーネスカバーの爪を外す。
・紫のロックパーツをずらすor取り外す。
・ゼムクリップで作ったSSTを端子の上下に差し込みながらハーネスを引き抜く。

取れました。
ハーネスは向かって左から「①赤/緑」「②茶」「③青」「④茶/緑」の順です。

これ以外の順番で元に戻すのはかえって難しいですw

丁寧にプライヤーでコネクタにハーネスをセットします。
ゴムパッキン部分をドライバ等で押し込むよりは、この方がスムーズです。
パッキンが固ければシリコンオイルを塗ってもいいかもしれません。

ハーネスの順番を確認します。
コネクタ部分にうっかりミス防止用の番号がついています。

ロックパーツをセット、ハーネスカバーを固定後、元に戻します。
暖気後だとすごく楽な作業です。

新品と破損後に応急処置した部品の比較です。

つまみ部分をハーネス側に引くとシーソーのようにロックが外れる構造です。
「真上から押し込む」「真後ろに引っ張る」等での破損が大半だと思います。

もしもの時は「カバーの一部をカッターで切って、ロック部分をマイナスドライバーで浮かす」方法が簡単です。

勉強代は＄22+フタ代+送料でした。

純正プラグ「06H 905 611」です。
ボッシュ・ダブルプラチナFR-6-KPP-332-SのOEM品です。

接地電極にプラチナ合金が溶射されている感じです。
北京郊外のボッシュのプラグ工場でこれを量産してるとなると、凄いものです。