エンジンオイル交換(オイルのみ・フラッシング扱い)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
159703km のサーモスタット交換時より数日経った頃より,冷却水の減りが止まらない事があり,オイルフィラーキャップの裏がカフェオレ状になっていた為,エンジンオイルへの冷却水混入を疑い,この頃に一度フラッシングの意味でエンジンオイルを交換してありました。
この際に使用したオイルが,ENEOS ファームユニバーサル SUTO‐CD でした。
(これは整備記録には付けていません)
このオイルが次の警告まみれの原因になります。
結果,オイルに水の混入は無く,ブローバイホース先の接続ミスにより,大気がヘッドカバー内に入った事による結露であったと結論づけました。
2
オイルセンサは 155,432km時に一度清掃しており,正常に機能していたのですが,3ヶ月程前よりKIにオイルを点検しろとの注意(橙色)が出ており,1ヶ月程前より,オイルを点検しろとの警告(赤色)になっており,オイルレベル表示もしない状態になっていました。
オイルを交換してからまだ1,000km以内であった為,再びセンサの不良かと思い,放置していたのですが,この日にオイル交換と同時にオイルセンサをもう一度取り外し,以前と同じ方法で清掃としました。
しかし,今回出ていた注意と警告はオイルレベルを確認しろと言うものではなく,オイルを点検しろといった物でありました。
オイル交換前にDASで確認したところ,オイル品質レベルが 1.0 前半になっており,これ(オイル)が原因であり,オイルセンサが悪い訳では無かったようです。
3
4
今回抜いたエンジンオイル
水の混入も無く,特に鉄粉や異物も有りませんでした。
画像では茶色いですが,実際はもっと黒いです。
5
オイルセンサとドレンボルトを取り付けます。
オイル・パンに取り付けるオイル・レベル・センサ:15Nm
ドレンボルトの締め付けトルク : 30Nm
※ドレンボルトのガスケットは,短期交換予定なので次回交換とします。
6
今回入れたエンジンオイル
三菱自動車純正の 10W‐30 SN
部品番号:MZ102782
知り合いで,あまりにも調子が悪いと言う事で,差し油にすると置いてあった物を分けてもらいました。
曰く,入れ替え後もエンジンノイズが消えず,調子も思わしくなかったそうです。
それでも一応正規ルートの純正品なので,今回はフラッシングに使わせてもらいます。
オイル品質がどう出るかも楽しみでもありました。
7
5.5L入れ,表示も5.5Lとなりました。
エンジン始動後も,リアルタイムに量が変化しているので,センサは正常です。
1. イグニッションをオン(ACC)まで回し,トリップメータ&温度表示にします。
2. KIのリセットボタンを1.5秒以内に3回押します。(画像赤矢印部)
(このボタンは接触が悪い場合があるので,反応しない場合は,強めに1.5秒以内に3回押し込みます)
成功すると,バッテリ電圧が大きく表示されます。
バッテリ電圧が表示されたら,ハンドル左のの⇧⇩ボタンを押し,画像の状態にします。
エンジンキーをONの位置まで回し,少し待つとオイル量が表示されます。
(エンジン始動後は,5分程待ってから測定します)
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DASにて,Faultコードを削除します。
201E-004 & 201E-016 が出ていましたが,どちらもオイル品質によるものです。
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今回入れたエンジンオイルを確認します。
(エンジン始動状態で確認しています。)
オイル品質は 1.00...4.00 の内 2.30 となっていますので,中間より少し上です。
2.30 と言うと,FUCHSの5W-40を30,000㎞ 使用した際と同じ数値です。
この数値時に,継ぎ足しで同じFUCHSのオイルを 2L入れた所,3.30になっています。
この事から見ても,今回の三菱自純正オイルの品質が結構低い事が分かります。
10
前回交換した距離が,約160000kmなので,約2000㎞走行時に交換となりました。
フラッシング用途のつもりでしたが,1000㎞持たないオイルでした。
KIに赤警告が出ていた頃には,チェーンノイズが止まらなくなっており,エンジン振動も止まらなくなっていました。
今回の交換後は,エンジンノイズは静かになり,燃費も 1km/L程伸びているようです。
振動もほぼ無くなり,静かになっています。
このオイルが何km持つのかも試してみたいものです。
次回は,FUCHSのロングライフに戻し,オイルフィルタも交換とします。
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