2011年01月21日
本日はタイムリー(私が)なお題
「身体拘束」についてです。
読んで字のごとく自由を奪う行為で、一昔前の医療機関や介護施設では当たり前の様に横行していました。
現在では「身体拘束ゼロ運動」もあり、「しない」のが当たり前…
ですが!条件が揃えば一時的ではあるものの可能です(可能という書き方はどうかとも思いますが)
条件は…
「生命の危険に関わる行為がある場合」
です。はい、曖昧です。
基本家族の承諾が必要で、同意書なんてのもあります。
拘束の種類は事業所の見解により様々ですが主に…
「抑制帯」「ベッド四点柵」「拘束着」「ミトン(手袋)」で、これ以外を上げるなら…
テーブルにしっかり差し込まれた車椅子や移動制限、職員の言葉なんかも「身体拘束」になります(意識の問題です)
しかしながら…一昔前の介護士や看護士には悲しい事ですが「拘束」に抵抗のない方もおられます。
ではどの様に「身体拘束」をゼロにしていくのかというと…
例:経管栄養患者の場合
ほぼ寝たきり・手は動かされ経管の管を外す行為あり
この場合では「食事」にあたる経管を外す行為の為、拘束対象に…なるわけなんですが!
手にぬいぐるみを持たせてみる
とか
痒みによる行為、又はストレスとも考えられる
といった解決策を練り、緊急な拘束でも徐々に解除したり、時間を短くしたりしてゼロに近づけていくわけです。
誰しも望んだ姿ではない現状に拘束をされるわけですから、その苦痛は計り知れないものと思われます。
趣味の範囲を超えた縛るプレイは皆さんもないようにww

Posted at 2011/01/21 12:52:08 | |
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介護 | モブログ
2011年01月12日
「最近もの忘れが酷くてさぁ~」
「昨日食べた物がわからないんだよね~」
なんて話聞いた事、またされた事ありませんか?
「認知症が始まっちゃったよ~ww」
とか冗談で聞く事があります。
これらは本当に冗談です(´∀`)
今日はこの「認知症」について
もし自分の家族がなったなら…
他人ごとではないですね。
初期症状はまちまちですが、「食べた物を忘れる」のは認知症ではありません(´∀`)b
ただの物忘れです。
ではどんな症状でしょうか?
「食事」に関して言えば…
「食べた物を忘れる」のではなく「食べた事がわからなくなる」のが認知症です。
他には…
「今いる場所がわからなくなる」「今起きた事がわからなくなる」「トイレに行きたいのかわからない」など様々ですが…
記憶の障害であり「忘れる」また「無くす」わけではありません。
脳に引き出しがあるなら開かなくなるって解釈でしょうか?
また突如目つきがおかしくなり、不穏、言動がおかしい場合が見られた時には、まず「ボケた」とは思わず内科受診をお勧めします。
内臓疾患の既往がある方はとくに脱水により「センモウ」(字忘れた汗)の症状が出る事もあり、一般の方には「認知症になってしまった…施設申し込みをしなければ…」と焦ってしまうご家族もおられます。
脱水が原因の場合は多く、まず水分をしっかりとれば戻りますので否定的にならず落ち着いて対応しましょう。
また上記とは違った場合でも内科、精神科受診をしましょう。
基本的に認知症は薬で治療する事はできません。
認知症になった方への対応は「否定しない」です。
誰でもですね…子供育てるのでも老人に接するのでも社会へでるのでも「否定」は回復や成長の妨げにしかなりません。
受け入れる事が何より大事なんだと思います。
昨晩の電話で…
私「あんまりおかしばかり食べずにご飯をしっかり食べるんだよ」
子供「は~い分かってるよ~」
私「よしよし、今日は何食べた?」
子供「苺のアイス」
………………(^_^;)A

Posted at 2011/01/12 12:51:55 | |
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介護 | モブログ
2010年12月30日
皆さん介護へのイメージはどう持たれていますか?
最近では「雇用の問題」「少子高齢化」などで、「安定した未来を担う職」とイメージが変わってきています。
一昔前までは「3K」と呼ばれ、「臭い・汚い・カッコ悪い」の代名詞的仕事でした。
原因の代表は「排泄物処理」
確かに抵抗はあるかと思います。
しかし介護をする者が本当に触りたくない物…
これは実は排泄物ではありません。
腸内や尿道は実は綺麗で菌類でいうと少なく危険性が少ないのです。
介護をする上で触る事に細心の注意が必要な物
「血液」と「吐物」についてのお話
血液の危険性は非常に高いです。
と言っても健常者の血液には問題はありません。
が…既往歴に「肝炎」や「緑膿」など感染症のある場合、排気には菌が含まれませんが、血液や傷にはこれらが含まれ、しかも検査をしなければ解らない場合もあり危険な訳です。
最近では「糖尿病」の方の血糖値をコントロールする「インスリン注射」など、介護士が可能な皮下注射(改正後)があり危険性は高くなっています。
次に「吐物」
最近の代表で言えば「ノロウイルス」
これも排泄物よりも吐物蒸発による感染が多く、また義歯や残歯による口内炎や歯肉炎などでも感染症があり見つけにくい感染ルートと言えます。
口腔内は実は細菌の宝庫とも言え、どんなに歯磨きをして歯医者へ通っている「歯が命」な方でも、寝起きの口腔内の細菌量は排泄物を上回る事はあまり知られていないでしょう。
恋人同士が寝起きにキッス(´3`)
実はウ○コより汚い物を交換する儀式だったりしますww
以上を踏まえてモーニングキッス講習の〆とさせていただきます(´∀`)

Posted at 2010/12/30 13:33:32 | |
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介護 | モブログ
2010年12月20日
え~今回のお題は・・・・
「老人の運転について」(赤ロドさんすみません汗)
ブログを徘徊していたら気になる内容が・・・
要訳すると「老人(紅葉マーク)の事故が多い」「免許証の問題」
TVでも出てくる話題ですね。
皆さんはどうお考えですか?
65歳以上の方に適正試験を厳しく設け、これに通らなければ取り消し
又はある程度の年齢を超えた場合の免許証の無効化
方法論は様々あるかと思います。
実際に紅葉マークの運転は危険な場合が多く、私自身も何度もヒヤリとする場面もありました。
しかしながら、過疎地・僻地の場合・・・交通機関が儘ならず、自家用車以外だと移動手段が「町又は市バス」「タクシー」といったものになり時間・費用の問題が出ます。
・・・そして!
老人「胸が苦しいから・・・」と自ら救急車を呼ばれ、病院搬送・・・その後受診し、買い物し、パチンコへ・・・orz
こんな事も現実でありますが、全てではありません(汗)
この悪循環な状態を解決するべく・・・
私考えました!(いやここで言うだけだから解決はしませんね汗)
まず町にタクシーを設置(65歳以上、免許証の無い方・自宅に住まわれる方のみ使用可)
月極め料金(仮に5,000円とします)乗り放題(一回30分時間制限付き)
これを人口10,000人以下の地域の第三セクターで運営します。
え?車に乗るんじゃないかって?
ガソリン代+維持費+保険+リスク=???
そしてドライバーは定年後の60歳以上の二種取得者を臨時採用とします。(一年更新)
そしたらほら・・・事故は減るし、年金までの職もできるし・・・・え?町政圧迫?
一筋縄ではいかない問題でしょうね~ww
Posted at 2010/12/20 20:34:43 | |
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介護 | モブログ
2010年12月12日
8020運動ってご存知ですか?
介護の世界では常識ともいえる取り組みで80歳まで20本の歯を残しましょうという運動です。
実際、80歳まで20本の歯というとあまりおられませんが、残歯の多い方は元気な方が多いのです。
一般的に義歯と呼ばれる「部分入れ歯」または「総入れ歯」はどうしても隙間に食べかすが入り痛みや不快感が伴い食欲を低下させます。
しかし一概にこの入れ歯が悪い訳ではなく、「総入れ歯」の場合丁寧な洗浄により通常の歯の方より口腔内を衛生的に保つ事で「風邪」や「肺炎」を防ぐというメリット(メリットと呼ぶべきか汗)もあります。
そんな入れ歯のこんな話…
デイサービスのレクリエーションにて。
私「○○さんはいつ入れ歯になったんですか?」
利用者「私はね、子供を10人産んだけえね」
私「ジュウニン∑( ̄口 ̄)?あと1人でサッカーチームじゃないですか」
てか質問の返事が(汗)
利用者「でね、産む時にいきみ過ぎたから若い時に歯が全部抜けたんよ」
なるほどそういう流れだったんですね~
で…
私「それは大変じゃったねぇ、末っ子は何歳の頃に産んだの?」
利用者「60歳」
私「…………へ…へ~ソウナンダ~(-_-;)」
「女は何歳になっても女」
こんな言葉が頭に浮かびました。

Posted at 2010/12/12 17:15:51 | |
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