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2025年01月28日

スカイライナー(AE100&2代目AE)が入線しました。

今回整備するのはAE100形のジャンク品4両編成(前面欠品)です。
実は以前入手していた組立済みのAE100形先頭車2両もあるので先頭車だけで4両もあったりします。
さらにこれまた以前に入手していた二代目AE形の4両編成も手元にあったりします。
この2編成を修繕・整備して一気にBトレのスカイライナーシリーズを揃えようと算段しちゃいました。
またまたさらにこの他にも未組立のAE100形先頭車2両と同じく未組立の二代目AE形先頭車2両もあっちゃったりして・・・
やっぱり無差別にポチるときこそ「ご利用は計画的に!」ですよねぇ~www
まぁ~これだけ素材が揃っていれば編成の組成には問題ないでしょ?w
さて、まずはAE100形のジャンク品4両編成を修繕・整備するとしましょう。
珍しくまったくバリ取りをしないで組立てられた編成なので車体のあっちこっちに隙間があります。
こいつは久々に修繕のやりがいがあるので楽しみになりました。
前面パーツ以外は一応、パーツが一式揃っているようなので安心して分解します。
分解時のあるあるなんですが、ガラス窓パーツから側面パーツを外す時にハメ合い部分が破損してしまいました。
まぁ~この時期のBトレはボディの側面パーツが非常に柔らかい素材なので破損しても仕方ないんですよね。
結局、2両目からはガラス窓パーツから側面パーツを外さずにニッパーとカッターナイフでバリ取りすることにしました。
さて、そしてやりがいがありそうな下回りを中心に修繕を開始します。
台車枠と台車レリーフをしっかりバリ取りすることで下回りがキレイにハメ合い整いました。
プラモデルの組立と同じようにプラスチックパーツのハメ合いですからバリは禁物です。
さらに出来ればパーツを成形した時にできる、小さなバリも削ることで印象も変わり満足感が得られます。
(上:バリ取り前、下:バリ取り後)
予備の2両も含めて合計6両の整備が終わったところで、前面パーツを移植してしっかりした4両編成に組成出来ました。
二代目AE形の方はとても丁寧にバリ取りされていたので手を加えるまでもありませんでした。
とりあえず下回りだけを分解・チェックして完了となりました。
結局、AE100形と二代目AE形の未組立の先頭車は使用することなく終わってしまいました。
これはまたアキバへ売却する時にでも持っていくことにしましょうwww
う~ん・・・こうやって並べると初代AE形も欲しくなっちゃいますよね!
しかしBトレインショーティーでは初代のAE形は販売されなかったんですよね。
ここで現在も京成電鉄の空港連絡の特急列車として活躍するスカイライナーの事をちょっと調べてみました。
・初代AE形スカイライナー
成田空港向けの専用車両なので「Airport Express」から京成電鉄での正式な型式呼称は「AE車」なんですね。
・1974年(昭和49年)鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。
製造所:1972年(昭和47年)から1978年(昭和53年)まで東急車輛製造と日本車輛製造で製造。
編成:6両編成が7本の合計42両。
軌間:1.435mm(標準軌)
電気方式:直流1,500v(架空電車線方式)
最高運転速度:105km/h
設計最高速度:115km/h
起動加速度:2.5km/h/s
車体:普通鋼
全長:18m
台車:電動車 FS-383、付随車 FS-083(住友金属工業)
主電動機:TDK-8500A(東洋電機製造)
主電動機出力:140kw
駆動方式:WNドライブ
歯車比:5.25
制御方式:界磁チョッパー制御
制御装置:ES-766-A-M・ES-766-A1ーM(東洋電機製造)
制動装置:回生ブレーキ連動全電気指令式電磁直通ブレーキ MBS-R
保安装置:1号型ATS
この初代のAE形は空港の開港まで時代に翻弄されて本当に大変な目に遭っている車両なんです。
空港の開港は成田闘争と呼ばれた大混乱の中、開港が延期となり1年以上も車庫で野ざらし状態となります。
1973年(昭和48年)ようやく運行が認可されて「スカイライナー」を「特急」表示にして上野~成田間で運転を開始します。
しかし1978年(昭和53年)5月には宗吾車庫に留置中の車両が過激派に放火されてしまいました。
この時に中間車のAE29は全焼してしまい2代目AE29を急遽新造、軽微な損傷だった車両は修復されています。
それでも同年5月30日には予定よりも6年遅れて新東京国際空港(当時はそう呼んでいました)が開港。
ようやく運行を開始したスカイライナー(6両編成7本)でしたが、残念ながら苦戦を強いられます。
それは空港へのアクセス手段として国も空港公団も京成電鉄を認めていなかったからなんですね。
・建設当初は成田新幹線計画があったために空港ターミナルビルへの乗り入れが許可されなかった。
(現:東成田駅からターミナルビルまでバスに乗り換える必要がありました)
・東京エアーターミナル(箱崎)で搭乗手続きを済ませてターミナルビルまでリムジンバスの直行便があった。
開港当時は滑走路が1本しかしかなかったので離発着も大きく制約され空港の見学も許されませんでした。
そして残念ながら1983年(昭和58年)には乗客の低迷が続き減便を強いられることになります。
全ての上り列車を日暮里駅に停車されて利便性を図る一方、翌1984年(昭和59年)からはイブニングライナーを運行。
さらに翌1985年(昭和60年)にはモーニングライナーも運行してなんとか車両の利用を図りました。
そして1990年(平成2年)には念願だった空港ターミナル直下乗り入れを翌年に控えて8両編成5本に組成を変更します。
ようやく空港への直接乗り入れが実現して利用客が増加するようになりました。
スカイライナーの増便も行われ車両のリニューアルも検討されましたが、新型車両(AE100形)への置換えが進みます。
そして1993年(平成5年)には全編成がAE100形に置き換わって初代AE形は全車引退しました。
しかし車体の痛みはあるものの下回りのは十分に活用できることから大栄車両で一般車両向けの車体に載せ替えられました。
当時はすでにステンレス車体(3500形・3600形・3700系)の車両が登場していましたが、大栄車両ではステンレス車体の製造ができなかったために鋼体車体になったと言われています。
(1両だけ宗吾車両基地で静態保存されていますが、下回りはすべて流用されたので違う台車を履いていますw)
この初代AE形は書類上では「3400形に改番の上に改造」とされているので初代AE形として生き残っているんですね。
 ・3408編成(元:AE10編成)2020年8月廃車
 ・3418編成(元:AE20編成)2023年6月廃車
 ・3428編成(元:AE50編成)2022年2月廃車
 ・3438編成(元:AE60編成)2023年7月廃車
 ・3448編成(元:AE70編成)
※元AE形で唯一残っている3448編成は2025年の年明けも一般運用で走っているのを確認しています。
 さて、いつもまで走ってくれるでしょうか?
・AE100形スカイライナーについて
製造所:1990年(平成2年)から1993年(平成5年)まで東急車輛製造と日本車輛製造で製造。
編成:8両編成が7本の合計56両。
軌間:1.435mm(標準軌)
電気方式:直流1,500v(架空電車線方式)
最高運転速度:110km/h
設計最高速度:130km/h
起動加速度:3.5km/h/s
減速度(常用):4.0km/h/s
減速度(非常):4.5km/h/s
車体:普通鋼(外板と屋根板は耐候性鋼板)
全長:18m(先頭車は18.5m)
台車:SU形ミンデン式空気ばね 電動車 FS-543、付随車 FS-043(住友金属工業)
主電動機:かご形三相誘導電動機 TDK-6170ーA(東洋電機製造)
主電動機出力:130kw
駆動方式:TD平行カルダン駆動方式WNドライブ
歯車比:5.25
制御方式:VVVFインバーター制御(GTO素子)
制御装置:ATR-H8130ーRGー630A(東洋電機製造)
制動装置:回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ MBSA
保安装置:1号型ATS、C-ATS
・二代目AE形スカイライナーについて
2010年(平成22年)7月に開業した成田スカイアクセス線向けに投入されたスカイライナーになります。
 2010年(平成22年)グッドデザイン賞を受賞しています。
 2011年(平成23年)鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。(スカイライナーとして2回目)
製造所:2009年(平成21年)から2010年(平成22年)・2019年(令和元年)東急車輛製造と日本車輛製造で製造。
編成:8両編成が9本の合計72両。
軌間:1.435mm(標準軌)
電気方式:直流1,500v(架空電車線方式)
最高運転速度:160km/h
設計最高速度:170km/h
起動加速度:2.0km/h/s
減速度(常用):4.0km/h/s
減速度(非常):4.5km/h/s
車体:アルミニウム合金
全長:19m(先頭車は19.5m)
台車:ヨーダンパー付モノリンク式ボルスタレス台車 電動車 SS-170M、付随車 SS-170T(住友金属工業、現:日本製鉄)
主電動機:かご形三相誘導電動機 TDK-6070ーA(東洋電機製造)
主電動機出力:175kw
駆動方式:TD平行カルダン駆動方式
歯車比:4.89
制御方式:定速運転機能付きVVVFインバーター制御(IGBT素子)
制御装置:RG6009ーA-M形(東洋電機製造)
制動装置:MBSA回生ブレーキ併用電気指令式
保安装置:1号型ATS、C-ATS
ここで成田スカイアクセス線について
・路線距離:51.4km(空港第2ビル駅~成田空港駅間の1.0kmは京成本線と重複しています)
・管轄
 ・全線:京成電鉄(第2種鉄道事業者)
・路線
 ・京成高砂駅~小室駅間   19.8km:北総鉄道      (第1種鉄道事業者)
 ・小室駅~印旛日本医大駅間 12.5km:千葉ニュータウン鉄道(第3種鉄道事業者)
 ・印旛日本医大駅~成田空港高速鉄道線接続点間 10.7km:成田高速鉄道アクセス(第3種鉄道事業者)
 ・成田空港高速鉄道線接続点~成田空港駅間    8.4km:成田空港高速鉄道(第3種鉄道事業者)
 ※成田空港高速鉄道の区間はJR東日本も運行している。
通勤時に毎日のように見ているスカイライナーですが、現在ではすべて成田スカイアクセス線経由になっています。
モーニングライナーとイブニングライナーは京成本線で活躍していますから二代目AE形はよく見かけますね。
まぁ~ウチは京成本線でも佐倉寄りですからAE形って乗る機会もないんですよねぇ~www
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Posted at 2025/01/28 09:12:23

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