気になると調べずにはいられないでしょ?(笑)
今回は丸ノ内線の車両を勉強します。
タイムリー的にも8月末で方南町支線の3連が廃止されるようなのでちょうどいいでしょう。
現在は02系と2000系が走っている丸ノ内線
でもやっぱり自分の頃のイメージはこっち!
なんと戦前から工事が開始されていたとは知りませんでした。
1925年に計画されて1942年に工事開始、1944年に工事中止しています。
戦後計画が見直されて1951年に再び工事開始したんですね。
1954年 最初の区間である池袋〜お茶の水間が開業。
それに合わせて1953年に300形車両が登場しています。
300形はアメリカWN社製の機器を三菱電機にライセンス契約させて銀座線1400形に搭載、試験運転しています。
車体も18m車で車幅が2800mmあって銀座線の車両よりひと回り大きなボディです。
駆動方式はWNカルダン75kw×4(吊掛け駆動じゃ無いんです!)
応荷重装置も搭載、電動発電機も搭載されていて無電源区間も非常灯が点灯して照度低下で済む程度だったようです。
マスコンハンドルは跳ね上げ式のデッドマン方式を採用しています。
室内はファンデリア方式で当時の最新技術を駆使してますね。
以降、電装品は900形までほぼ同じなのもすごく完成された車両だったんですね。
1953年 300形 30両(301〜330番)「両運転台」製造会社:汽車製造・日本車輛製造・川崎車輛・近畿車輛
1956年 400形 38両(431〜468番)「両運転台」製造会社:汽車製造・日本車輛製造・東急車輛製造・川崎車輛
1957年 500形 234両(569〜802番)「片運転台」製造会社:汽車製造・日本車輛製造・東急車輛製造・川崎車輛
・日立製作所・帝國車輛工業
1965年 900形 18両(901〜918番)「中間車」 製造会社:近畿車輛・帝國車輛工業
※1982年300形12両が中間車化改造されています。
銀座線の車両とはまったく違う丸ノ内線車両。
これはこれでずっと同じ完成した車両だったのも面白いですね。


Posted at 2022/08/04 20:01:09 | |
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鉄ちゃん | 日記