実に10月以来となる「ますこっとれいん ぱ~と2」を組立てました(笑)
残り2台になってしまって「ますこっとれいん ぱ~と2」もすっかり寂しくなりましたが
リピート品の整理整頓ばかりですっかり忘れていたのはナイショです(爆)
さて今回の車両は?
「クモハ53000」でした。
クモハ53000
1934年 梅鉢製作所(旧:帝國車輛工業、現:総合車両製作所)にてクモハ43016として製造
宮原電車区に所属して関西地区で活躍
1950年 更新修繕工事Ⅰ(吹田工場)
田町電車区へ転属して横須賀線で活躍
※横須賀線70系電車との混結を図るため同区所属の7両が出力増強の改造工事を受ける
1952年 大井工場で出力増強の改造工事
MT15(100kw)→MT30(142kw)
クモハ43800に改番
1953年 型式称号規定改正でクモハ53000に改番
1956年 更新修繕工事Ⅱ(豊川工場)
1958年 伊那松島機関区へ転属して飯田線で活躍
横須賀線で活躍したクモハ53形(7両)のうち、飯田線へ転属した2両(クモハ53000・クモハ53001)
以外の5両は3扉化されてクモハ50形に編入されています。
この2両は仲良く飯田線へ転属して1983年の旧型国電廃止まで活躍しました。
今回作ったクモハ53000は辰野向きでパンタグラフはPS13を装備
一方のクモハ53001は豊橋向きでパンタグラフはPS11を装備していました。
どちらも1976年頃に運転席窓がHゴム化されています。
どちらも無骨な感じの切妻ですけどいいですね~
やっぱり旧型国電は萌えますね!
さて、ちなみにググってみたらこのモハ53(クモハ53)形という車両は9両しか存在しないんですね。
しかも1953年の車両型式称号規定改正で生まれた型式で新製車両はありません。
この2両と同じ7両の42系モハ43形は戦時改造工事(3扉化・4扉化)を免れ2扉クロスシートのまま残ったままの車両です。
横須賀線へ配属された全車が新性能電車70系との混結に備え主電動機をMT30(定格出力128kw)に交換されています。
型式も区別するためモハ43形(800番台)に改番されました。
モハ43016→モハ43800→モハ53000→クモハ53000
モハ43017→モハ43801→モハ53001→クモハ53001
モハ43018→モハ43802→モハ53002→クモハ53002
モハ43011→モハ43803→モハ53003→クモハ53003※
モハ43020→モハ43804→モハ53004→クモハ53004
モハ43021→モハ43805→モハ53005→クモハ53005
モハ43012→モハ43806→モハ53006→クモハ53006※
※出力増強工事中に規定が変わったので型式が直接変更されています
一方の2両は関西急行用で有名な流電52系の第3次増備車である4両のうちの2両(モハ43040・430041)です。
こちらは阪和線時代に阪和社形との混用が出来るように主電動機をMT30(定格出力128kw)に交換されました。
しかしこちらは交換後もモハ43形のままでした。
モハ43041→モハ53007→クモハ53007
モハ43040→モハ53008→クモハ53008
どうもこの流電は阪和線時代に第2次車も含めてMT30に交換されたようですが資料的には定かでないそうです。
第1次車2両(クモハ52001・52002)と第3次車の2両(クモハ53007・53008)の4両だけのようです。
流電の第1次車は出力が変更になっても型式が変わらなかったのはやはりそれだけ特別な車両なんでしょうね。










Posted at 2022/12/11 15:42:02 | |
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