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アキボーのブログ一覧

2023年11月30日 イイね!

さらに大糸線も調べちゃった(笑)

前回に福塩線を調べていたらやっぱりこちらもキチンと調べたくなっちゃいました。
すると・・新たな発見は旧型国電が在籍中の北松本支区では鉄道ファン向けに当日の運用と車両番号を貼り出していたそうです。
(twitterで1981.5.5の写真を発見しました!)
やっぱり国鉄!そういうサービスだけはホント良かったのね~(爆)
さて前回製作した2両も(クモハ51027・クモハ51014)ちょっと増やせたりしないかなぁ~?と目論んでみましたす。
ところで大糸線も福塩線と同様で電化・非電化区間がある路線なんですよね。
もちろん電化区間の松本~南小谷間(非電化区間:南小谷~糸魚川)で運用されていたんですね。
南小谷向きが【偶数向き】で松本向きが【奇数向き】になります。
大糸線は山岳路線になりますからどちらかというと124kwのMT30搭載のクモハ60形が多く在籍していました。
それでもわずかですが100kwのMT16を搭載したクモハ51形も活躍していました。
ここはひとつ「ねこまた」さんの大糸線編成表から抜き出して1両ずつ写真を探して確認してみました。
・クモハ51013 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ ※方向転換車(偶数向きに使用)
        運転席関西式通風器付
・クモハ51014 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ 偶数向き
        運転席関西式通風器なし
・クモハ51025 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ ※方向転換車(偶数向きに使用)
        運転席関西式通風器付
・クモハ51027 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ 奇数向き
        運転席関西式通風器なし
・クモハ51032 ①-③電気関係、②-④空気関係 母線④ 空気作用菅③ 偶数向き
        運転席関西式通風器なし
・クモハ51804 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③ 南小谷向き(偶数向き)
        運転席関西式通風器なし、助手席側窓のHゴム化、運行表示灯窓のHゴム化、運転席上部の通風口なし
        パンタグラフ部分低屋根
クハ68形3両(クハ68001・クハ68011・クハ68017)はすべて正面切妻でした。
結果!大糸線に在籍していたクモハ51形・クハ68形は・・・・・1両も適合しませんでした(笑)
そこでなぜか?フッと考えました。
前回の福塩線でも調べたとおり、このクモハ51形は東京仕様と大阪仕様の2種類が存在しているんです。
しかも東京仕様は半室運転台仕様と全室運転台仕様の2種類が存在しています。
製造年度と製造メーカは次のとおりです。
1935年度(東京仕様:半室運転台)
 ・日本車輛製造(6両):モハ51001~モハ51006
 ・川崎車両  (4両):モハ51007~モハ51010
1936年度(東京仕様:全室運転台)
 ・新潟鐵工所 (3両):モハ51011~モハ51013
 ・日本車輛製造(3両):モハ51014~モハ51016
 ・汽車製造支店(5両):モハ51017~モハ51021
 ・日本車輛製造支店(5両):モハ51022~モハ51026
1936年度(大阪仕様:全室運転台)
 ・日本車輛製造(4両):モハ51027~モハ51030
 ・田中車輛  (6両):モハ51031~モハ51036
 ・川崎車両  (7両):モハ51037~モハ51043
1937年度(大阪仕様:全室運転台)
 ・日本車輛製造(9両):モハ51044~モハ51052
 ・川崎車両  (3両):モハ51053~モハ51055
1938年度(大阪仕様:全室運転台)
 ・川崎車両  (2両):モハ51056~モハ51057
各社ともに奇数番号・偶数番号を作っていたんですよね。
そこでこの57両の写真を探して見ていたらおかしな事に気が付いてしまいました。
それは基本的?に旧型国電の床下機器は奇数向きの奇数番号車は②-④電気機器、①-③空気機器になっていて
偶数向きの偶数番号車は②-④空気機器、①-③電気機器になっているはずなんですよね。
しかし東京鉄道管理局の中央線向けに作られた26両だけは全車が奇数向け(高尾向き)に使用するからと
偶数番号の車両まで②-④電気機器、①-③空気機器になっていたんですね。
その後、製造されたクモハ51形は奇数番号の電気機器は②ー④側で偶数番号は①ー③側とキッチリ
分けて製造されているんですよね。
配置先が変更になって車両の向きが変更になっても(方向転換車)床下機器の方向に変わり無いんです。
そこで中央線に投入された偶数番号車だけをすべて調べてみる事にしました。
・クモハ51002(戦災廃車:マニ72 10)
・クモハ51004→クモハ51804 電気機器②-④
・クモハ51006→クモハ51806 電気機器②-④
・クモハ51008→クモハ51810 電気機器②-④
・クモハ51010        電気機器②-④
・クモハ51012→クモハ51814 電気機器②-④
・クモハ51014        電気機器②-④
・クモハ51016(戦災廃車:東芝モハ1048)
・クモハ51018→クモハ51818 電気機器②-④
・クモハ51020→クモハ51820 電気機器②-④
・クモハ51022→クモハ51822 電気機器②-④
・クモハ51024→クモハ51824 電気機器②-④
・クモハ51026(戦災廃車:マニ72 7)
やはり中央線投入車は見事に電気機器が奇数番号車と同じだったんですね。
当然、パンタグラフからの母線も空気配管も奇数番号車と同じだったと考えられますよね。
しかもこの23両の経歴はけっこう面白いんですよ。
そもそも戦後も京阪神緩行線や急電として活躍していた大阪管理局の42系が横須賀線に移籍しちゃったんですね。
その代わりとして東京鉄道局から戦災を逃れた中央線向けのこのモハ41形23両が京阪神緩行線に転入してきたんです。
そして大阪管理局はこの23両を1951年から1952年にかけてセミクロシシートに復元してさらに歯車比の変更(1:2.52→1:2.26)までおこなってモハ51形に復番させたんですね。
そして多くは低屋根車の800番台に改造されて最後の最後まで旧型国電の聖地で活躍したのでした。
いやぁ~こいつはぜひ「ねこまた」さんには低屋根仕様の屋根も販売して欲しいと思っちゃいました(笑)
Posted at 2023/11/30 16:26:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄ちゃん | 日記
2023年11月27日 イイね!

ちょっと福塩線も気になっちゃった(笑)

大糸線・身延線と調べていたらちょっと気になってしまったのが福塩線。
前回製作した2両(クモハ51035・クハ68036)をちょっと増やしたいかなぁ?って感じで調べてみました。
福塩線に配属されていた車両で同じ顔が無いのかなぁ~と、探してみました。
たまたま在籍末期(1977年)の資料を発見したので調査開始。
ちなみに福塩線での運用車両はすべて岡山鉄道管理局府中電車区(岡フチ)所属でした。
福塩線は他の線区と同様に車両の方向が統一されていました。
電動制御車(クモハ51)はすべて奇数向き(福山向き)になっています。
・クモハ51037 ②-④電気関係、①-③空気関係 
・クモハ51043 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線④ 空気作用菅③
・クモハ51045 ②-④電気関係、①-③空気関係
・クモハ51047 ②-④電気関係、①-③空気関係
・クモハ51049 ②-④電気関係、①-③空気関係
・クモハ51053 ②-④電気関係、①-③空気関係
・クモハ51055 ②-④電気関係、①-③空気関係
・クモハ51057 ②-④電気関係、①-③空気関係
・クモハ51062 ①-③電気関係、②-④空気関係 母線② 空気作用菅①(偶数向き標準仕様)方向転換車 ※正面切妻
・クモハ51066 ①-③電気関係、②-④空気関係 母線② 空気作用菅①(偶数向き標準仕様)方向転換車 ※正面切妻
・クモハ51067 ②-④電気関係、①-③空気関係 母線① 空気作用菅②                ※正面切妻
・クモハ32000 ②-④空気関係、①-③電気関係 母線① 空気作用菅②(偶数向き標準仕様)      ※正面切妻
やっぱり半流国電なので正面の写真はあっても妻板側(パンタグラフ側)の写真がほとんど無いんですよね。
さらに助手席側窓のHゴム化、運行表示灯窓のHゴム化、運転席上部の通風口が残っていたり・・
残念ながらクモハ51035とまったく同じ顔はありませんでした。
まぁ~仕方ないですよね。
よ~し!こうなったら制御車(クハ68)に望みを託して調査再開!
福塩線では制御車(クハ68)はすべて偶数向き(府中向き)に統一されているので期待ができますから。
さぁ~調査!調査!・・・
はい!全車調べてみましたが・・1両も適合しませんでした(爆)
こちらはこちらで助手席側窓の未Hゴム化だったりウインドウ・シル/ヘッダーの下に手摺が無かったり
運転席上部の通風口が塞がれていたり、さらには運転席側尾灯上のステップが無い車両も数両あるんですよね。
こういったことから配属先の使用用途に合わせてかなり細かく改造されていたことが伺えますね。
えぇ~い!もうこうなったら・・・
お願いですから「ねこまた」さ~ん!
荷電でもパート3でもいいですから早めに販売して下さ~い!!
旧国難民の老人に愛の手をお願いしま~す(笑)
Posted at 2023/11/27 15:17:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道模型 | 日記
2023年11月25日 イイね!

旧型国電ってホントなぞ?

流石に波乱万丈な人生を歩んでいる旧型国電。
まぁ~そこが一番魅せられるところなんですけどね。
さて今回は大糸線クモハ51(2両)を製作したのですが並べてみてちょっと気になる点がありましたので
ここは再度、基本から勉強をし直してみることにしました。
奇数向き(松本向き)の奇数号車(写真:左)クモハ51027
偶数向き(南小谷方向)の偶数号車(写真:右)クモハ51014
※写真では同一方向を置いて比較しやすくなっています。
さて?まずはこの2両を見ておわかりいただけただろうか?(笑)
まずは左側にある正面からの写真をご覧下さい。
写真左側の奇数号車(クモハ51027)は当然ジャンパー栓受けを装備。
写真右側の偶数号車(クモハ51014)にはジャンパー栓受けはありません。
そして右側、妻板面からの写真ではなぜかパンタグラフからの母線と空気作用菅の位置になっています。
(本来、偶数号車であるクモハ51014は母線が右、空気作用菅が左と逆の位置になるはずなんですが・・)
これはひょっとすると妻板面にあるはしごの関係かな?とも思ったんですが・・やはりちょっと気になってしまいました。
そもそも電車の連結器は車体と車体を繋いで機械的に離れないようにします。
そしてジャンパー連結器(以下、ジャンパー栓)は制御信号や動力電源の橋渡しをして
長い編成でも運転士ひとりで総括制御ができるようにする重要な電気接続用の継手です。
やっぱりここは旧型国電に思いっきりこだわって製品化している「ねこまた」さんの
「ますこっとれいん」シリーズで勉強させてもらうことにしました。
「ますこっとれいん」は鉄道模型のショーティーモデルなので床下機器はありませんのでまずは安心です(笑)
さて、まずは基本的なおさらいをすることします。
図のようにこのような片運転台の電車では運転室側が前位で妻板面側が後位になります。
さらに前位の下側(運転席側)が②位、上側(補助席側)が①位となります。
実車では③・④位は表示されていませんが、前位①位の後位側が③位、前位②位の後位側が④位になります。
さらに実車を見ると空気配管の継手コック位置はジャンパー栓が2ケある方に付いているので
偶数向きの車体では①位側にあり、奇数向きの車体では②位側にあります。
すでに「ますこっとれいん ぱーと1」でクモハ51015を組立てた方は気が付いていると思いますが、
このクモハ51015はそもそもクセモノで奇数号車にも関わらず上図にあるクモハ54002と同じ辰野向きで運用されていました。
本来は山側の①-③側に電気機器が配置されているのですが・・
車体をそっくり方向転換したので海側の②-④側になってしまいました。
さらに後位側にあるパンタグラフからの母線と空気作用菅も奇数向きのままなので偶数向きとは逆になっています。
さて、下の写真は今回作った大糸線のクモハ51014になります。
このクモハ51014が製造当初から偶数号車であるにも関わらず後位の妻板面にある
パンタグラフからの母線と空気作用菅が通常の偶数号車と逆になっているんですね。
さらに実車の写真をググってみると奇数号車と同様に床下の電気機器が海側の②-④側に配置されていました。
本来は製造された時からの偶数号車ですからクモハ54002と同じように山側の①-③側に電気機器と空気配管が配置されている
はずなんですけどやっぱりおかしいですよね?
そこでとりあえずクモハ51014とクモハ51015の経歴から比較してヒントを探しました。
クモハ51014
・1937年 日本車輛製造(モハ51014)新製配置は三鷹電車区(東ミツ)
・1943年 セミクロスシートからロングシート改造工事(大井工機部)→モハ41069に改番
・1952年 ロングシートからセミクロスシート改造工事(吹田工場) →クモハ51014へ復番
クモハ51015
・1937年 日本車輛製造(モハ51015)新製配置は三鷹電車区(東ミツ)
・1944年 セミクロスシートからロングシート改造工事(大井工機部)→モハ41070に改番
・1952年 ロングシートからセミクロスシート改造工事(吹田工場) →クモハ51015へ復番
いずれも製造当初から当時の東京鉄道局三鷹電車区(東ミツ)に所属されたモハ51形なんですよね。
しかもなんと中央線に投入された車両は番号が奇数・偶数に関わらず全車が高尾向きの先頭車として使用されるために
奇数向き(上り)になっていたそうです。
もしそうだとするとすでに製造された時点で奇数向きの機器配置(山側の②-④側)だった可能性がありますよね。
このモハ51形(モハ51001~51026)26両については戦時中の輸送力増強対応でロングシートへ改造されています。
しかもこの東京鉄道局配置のモハ51形は歯車比がモハ41形(1:2.52)と同じ事からモハ41形(モハ41056~41081)へ編入されているんですね。
(※この時はなぜか全車が奇数番号→偶数番号、偶数番号→奇数番号へ改番されています)
また同時期に大阪鉄道局所属だったモハ51形は歯車比(1:2.26)がモハ41形(1:2.52)と違うことから
ロングシート改造工事後も改番されずモハ51形のままだったのも面白いですね。
その後、東京鉄道局所属で戦争から生き残った23両は歯車比(1:2.26)に変更して元のモハ51形に復番しています。
まぁ、この2両だけではわからなくなってしまったのでモハ51001~51026の写真を探して確認しました。
すると写真で確認できたモハ51形(東京鉄道局配置分)の車両(10両)はすべてが偶数向きになっていました。
しかも海側の②-④側に電気機器が配置されていたんです。
 ・クモハ51001・03・05・10・11・13・14・19・23・25
結果として東京鉄道局に配置されたモハ51形は京偶数・奇数の車番に関係なく製造後に中央線へ投入されて全車が奇数向きで
運用されるので山側の②-④に電気機器を配置。
その後、写真で確認できた10両については偶数向きの方向転換車として電気機器が海側の②-④になってしまったということ
なのではないでしょうか?
えぇ~い!もうこうなったら写真が確認できるクモハ51形を全部チェックしてみました。
・奇数向き:山側の②-④に電気機器、海側の①-③に空気機器の車両
 ・クモハ51027
 ・クモハ51029 
 ・クモハ51031
 ・クモハ51035
 ・クモハ51039
 ・クモハ51041
 ・クモハ51043
 ・クモハ51045
 ・クモハ51053
 ・クモハ51055
 ・クモハ51057
 ・クモハ51062(元:モハ41002)モハ41をセミクロスシート化して編入
 ・クモハ51066(元:モハ41006)モハ41をセミクロスシート化して編入
 ・クモハ51068(元:モハ41008)モハ41をセミクロスシート化して編入
・奇数向き:山側の②-④に空気機器、海側の①ー③に電気機器の車両
 ・クモハ51036
 ・クモハ51040
・偶数向き:山側の②-④に電気機器、海側の①-③に空気機器の車両
 ・クモハ51028
 ・クモハ51032
 ・クモハ51044
 ・クモハ51046
 ・クモハ51049
 ・クモハ51056
 ・クモハ51200(抵抗器と制御器の位置が逆)
 ・クモハ51208(抵抗器と制御器の位置が逆)
・偶数向き:山側の②-④に空気機器、海側の①-③に電気機器の車両
 ・クモハ51075(元:モハ40007)モハ40を片運転台・セミクロスシート化して編入
 ・クモハ51080(元:モハ40012)モハ40を片運転台・セミクロスシート化して編入
 ・クモハ51083(元:モハ40015)モハ40を片運転台・セミクロスシート化して編入
 ・クモハ51087(元:モハ40019)モハ40を片運転台・セミクロスシート化して編入
いやぁ~一定の基準で配置されりしていたのかも知れませんが・・
もう益々サッパリわからなくなっちゃいました!(爆)
ところでちょっとヒントになるかもしれないと思ったのが身延線・飯田線を管轄する静岡鉄道管理局さんです。
身延線を走る車両はトンネル断面が小さくパンタグラフを低屋根化する必要がありました。
そこで転属入線する旧型国電を浜松工場で改造工事を行い、この時に制御電動車はすべて偶数番号の甲府向きに直しています。
しかも初期の改造車両は屋根全体を低屋根化しましたが途中からパンタグラフ部分のみの低屋根化で対応しています。
全車両が偶数向き(甲府向き)で偶数番号に直されています。
身延線の沼津機関区(静ヌマ)に所属していたクモハ51800番台の実車写真をみました。
・山側の①ー③に電気機器、海側の②ー④も空気機器の車両
 ・クモハ51800(元:クモハ51042)
 ・クモハ51802(元:クモハ51054)
 ・クモハ51826(元:クモハ51050)
 ・クモハ51828(元:クモハ51052)
 ・クモハ51850(元:クモハ51202)
 ・クモハ51852(元:クモハ51204)
・山側の①ー③に空気機器、海側の②-④に電気機器の車両
 ・クモハ51804(元:クモハ51004)
 ・クモハ51806(元:クモハ51006)
 ・クモハ51808(元:クモハ51007)
 ・クモハ51810(元:クモハ51008)
 ・クモハ51812(元:クモハ51009)
 ・クモハ51814(元:クモハ51012)
 ・クモハ51816(元:クモハ51017)
 ・クモハ51818(元:クモハ51018)
 ・クモハ51820(元:クモハ51020)
 ・クモハ51822(元:クモハ51022)
 ・クモハ51824(元:クモハ51024)
 ・クモハ51830(元:クモハ51073)
どうやらこの身延線については床下機器の海側配置を避けるような対策は行われていないようです。
(そもそも海沿いは走りませんからね~)
ここでさらに面白い車両をみつけてしまいました(笑)
飯田線では長距離に車両が運用されるので1961年からクハ68形にトイレの設置工事が行われました。
最初にクハ68064に設置工事が行われ1966年~1967年にかけて転入してきた9両にも施工されました。
その後、1968年に改造済みだった10両が400番台に改番され最終的には16両に設置されました。
・1968年改番(10両)
 偶数向き(辰野向き)
 ・クハ68400(元:クハ68040)
 ・クハ68402(元:クハ68032)
 ・クハ68404(元:クハ68030)
 ・クハ68406(元:クハ68034)
 ・クハ68408(元:クハ68054)
 ・クハ68410(元:クハ68046)
 ・クハ68409(元:クハ68064)
 奇数向き(豊橋向き)
 ・クハ68401(元:クハ68007)
 ・クハ68403(元:クハ68003)
 ・クハ68405(元:クハ68009)
・1972年改造(3両)
 偶数向き(辰野向き)
 ・クハ68412(元:クハ68106)
 ・クハ68414(元:クハ68100)
 奇数向き(豊橋向き)
 ・クハ68407(元:クハ68077)
・1974年改造(3両)
 偶数向き(辰野向き)
 ・クハ68416(元:クハ68026)
 ・クハ68418(元:クハ68066)
 ・クハ68420(元:クハ68094)
この中でなぜか?クハ68409だけが奇数番号の車両なのに偶数向き(辰野向き)なんですよね。
もちろんジャンパー栓も偶数向きなんで①位側になっています。
こんなイレギュラーな車両もあるのがまた楽しいんですけけどね。
さらにこんな面白い話も見つけました。
高度成長期に旧型国電は全国の地方路線(中央東線・大糸線・日光線・長野原線)へ盛んに転出しています。
身延線にもサハ57形からクハ55形に改造されたクハ55321が1966年静岡鉄道管理局富士電車区(静フシ)へ転入してきました。
1968年にトイレ設置工事が行われクハ55440に改称、翌1969年には静岡鉄道管理局沼津機関区(静ヌマ)配属となります。
・クハ55321→クハ55440(静ヌマ)
同時期の1967年から地方路線向けにトイレ設置工事が行われ大糸線向けのクハ55形に大井工場で設置工事しました。
大井工場では車両の偶数向き・奇数向きに関係なくどんどん番号を振り分けしました。
するとなんと!クハ55440の番号が2両存在する事態(二車現存)が発生してしまいました。
しかもこの件は鉄道ファンからの連絡で発覚し、当時の国鉄は直ちに番号修正を行なっています(笑)
さらになぜかこの時、すでに大糸線へ配属されていた5両の車両も再度の改番が行われているのも気になりますね。
・クハ55304→クハ55433→クハ55430(長キマ)
・クハ55315→クハ55436→クハ55435(長キマ)
・クハ55310→クハ55435→クハ55436(長キマ)
・クハ55330→クハ55439→クハ55438(長キマ)
・クハ55321→クハ55440→クハ55439(長キマ)
まぁ~こんな事も起きるくらいですからちょっとやそっとの事で驚いてはいけませんね(笑)
いろいろと調べて来ましたが単純に配置された電車区が路線での使用状況に合わせて対応したんだなぁ~程度と考えてもよさそうですね。
さらに電気機器や空気機器の配置もまったく同じではなく前後に入れ替えて配置している車両もあったりします。
結論として旧型国電は配属先に合わせて順応できるマルチな電車だってことでいいんじゃないですかね~?(爆)
Posted at 2023/11/25 13:42:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道模型 | 日記
2023年11月21日 イイね!

「ますこっとれいん」クモハ51027(大糸線)製作日記

今回はクモハ51027(大糸線)を製作しました。
こちらは早めに客室ドア窓がHゴム化されていましたので用意します。
Bトレインショーティー同様にパーツを並べて組立準備します。
(前面の尾灯は別に用意する必要があります)
屋根廻りと下廻りを組立てました。
(こちらはすべて別に用意する必要があります)
この前面の表情が飯田線時代とは違うところがいいんですよね〜
客室ドアの方向に注意しながら組み付けます。
妻板側は少し緩めに組み付けておきましょう。
(妻板が車体に挟み込まれるようになっています)
前面はしっかりと取付して客室との仕切り壁も取り付けます。
妻板を取り付けて車体で挟み込めば車体廻りは完成です。
あとは下廻りをはめ込んで終了になります。
なんと!大糸線で初期に塗り替えられた車両は型式・所属表記は黒文字なんですね。
こういった細かいパーツがまた楽しませてくれますよね。
クモハ51027
1937年 日本車輛製造(モハ51027)
    大阪鉄道管理局宮原電車区に配属(大ミハ)
    淀川電車区へ転属(大ヨト)
1939年 明石電車区へ転属(大アカ)
1941年 淀川電車区へ転属(大ヨト)
1943年 明石電車区へ転属(大アカ)
1953年 吹田工場(車体更新修繕Ⅰ)
1954年 宮原電車区に転属(大ミハ)
1956年 高槻電車区へ転属(大タツ)
1965年 長野鉄道管理局松本運転所北松本支所に転属(長キマ)
1968年 静岡鉄道管理局豊橋電車区へ転属(静トヨ)
1972年 浜松工場(改修工事)
    伊那松島機関区へ転属(静ママ) 
1978年 運用離脱
1979年 廃車
早速、前回制作した同じ大糸線のクモハ51014と一緒に並べてみました。
次は飯田線時代(1968〜1978)と大糸線時代(1965〜1968)の同一車両を並べます。
往年の姿をしっかり思い浮かべながら楽しめるのもいいですね。
所属区の使用環境に合わせて足掛けステップとか細かい個所に違いが見られますね。
関西地区から信州松本へそして最後は飯田線へ転属して活躍した車両です。
車体の色もそうですが足掛けステップ等の位置関係で表情がまったく変わりますね。
やっぱりいいなぁ〜旧型国電!
Posted at 2023/11/21 16:58:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道模型 | 日記
2023年11月16日 イイね!

みどりの山手線E231系が入線しました。

最近珍しく続いているかも知れない新型電車への興味深々(笑)
先日入手した中央・総武緩行線のE231-0番台は残すところあと6本しか存在しない絶滅危惧種だったんですね。
乗車するとついつい見ちゃうE231ですがメインは500番台なんですよね~。
やはりどうもこちらの顔を見ると山手線で走っていたイメージが強くて・・しかも6扉車で究極の大量社畜輸送専用電車(爆)
それならいっその事こちらをゲットしてもいいかなぁ~?と・・
某オークションやメ〇カリをウロウロしていたらみどりの山手線が入手出来ました。
現在の鉄道車両は採算重視なのかよくわかりませんがとにかく車両の移り変わりが早くなっていますよね。
新型車両に追われてしまった感のあるE231系ですが、元を辿ると1999年に登場した209系950番台だったんですね。
ちょっと前までJR東日本の総生産両数が2,736両にも達した一大勢力だったんですけどね。
そもそもE231系はJR東日本と東急車輛製造の共同開発から製造されたんですね。
その後、川崎重工業・JR東日本新津車両製作所も加わってこれだけの車両数が製造されたんですね。
すでに6扉車とか廃車された車両も発生しているE231系ですが、
量産試作車だった900番台をはじめ0・500・800・3000番台と多岐に渡って製造されました。
900番台:武蔵野線(8両編成1本)
0番台:中央・総武緩行線(10両編成6本)、常磐快速線・成田線(10両編成18本、5両編成19本) 
      武蔵野線(8両編成33本)  
500番台:中央・総武緩行線(10両編成52本)
800番台:地下鉄東西線直通運転用(10両編成7本)
3000番台:川越線・八高線系統(4両編成6本)
相変わらず国鉄時代から中央・総武緩行線の車両は山手線からの転入してくるのが定番なんですね。
通勤需要も変わりそれまで山手線の11両編成に2両(7・10号車)組み込まれていた6扉車(サハ230-500番台)を
4扉車の車両(7号車はサハE231-600番台・10号車はサハE231-4600番台)に置き換えられました。
2種類のサハが必要になったのは山手線(11両)と京浜東北線(10両)のホームドア位置を共通化する必要性からです。
この10号車用に製造されたサハE231-4600番台はその後E235編成に組み込まれサハE235-4600になっています。
ちなみに現在の山手線(11両)編成ですべての車両が新造された編成はたった2本しかないんですね。(乗車確立は4%程度)
またE231系の電車は近郊型タイプの車両(10両編成91本、5両編成69本)も存在します。
・小山車両センター(10両編成49本、5両編成35本)
・国府津車両センター(10両編成42本、5両編成34本)
こちらは湘南新宿ライン・上野東京ラインを中心に運用されています。
同じE231系なんですが主要部分は衝撃吸収構造を採用していて運転室のスペースが広くとられています。
通勤型タイプに比べて近郊型タイプの車両はどちらかと言うとE233系に近い設計なんですね。
車内も一部の車両にはセミクロスシート・トイレ設置が施されで2階建てグリーン車も連結されています。
また全車が寒冷地仕様でドア開閉ボタンも装備しているんですね。
さらに頻繁に行う併結運転にも迅速に対応できるように電気連結器も装備されています。(クハE230-8000番台を除く)
さて今回入手した組立済製品なんですが今までで一番と言っていい程とても丁寧に製作されていました。
まぁ~それでもせっかく分解確認しちゃったので台車のレリーフだけ分解してバリトリとペイント補修をしました。
さらに驚いたのはなんと!このBトレインショーティーはデカールに所属・号車・ATC表記まで付いていたんですね。
2014年5月に販売されたようで実車の方は2013年8月2日~16日までの限定運用だったみたいです。
やっぱり山手線というとこの「みどり色」ですよね~。
入線完了記念で中央快速線のE233と中央・総武緩行線のE231と並べてみました。
最新型の車両はもはや電化製品なので置き換えも早く寿命も半分ですから次に登場する車両が楽しみです。
Posted at 2023/11/16 15:27:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道模型 | 日記

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