2011年05月28日
今日は真面目に切り込んでみましょう。
最近流行りのエコタイヤ
エコ○○やエコ○○○○やエナ○○○など…
各社呼び名は違いますがみんな共通点があります。
それは…
『トレッドが狭い』
『ゴム質が特殊』
『パターンが細かい』
という特徴があります。
『トレッド』に関してはタイヤの幅を例えば規格は215でも実際に計るとトレッドは215よりも狭くして接地面積を減らし転がり抵抗の軽減を図っています。
『ゴム質』については各社違うセッティングになってますがカーボンを多く配合したり、ゴムを硬くしたり、逆に削れやすく柔らかくしたり空気の通過を抑えたり色々ですが共通して言えるのは『グリップ力(摩擦)を減らす』という事です。
『パターン』については細かいヘアラインや細かい溝や太いセンターラインなどを多く採用して前述のゴム質やトレッドの兼ね合いの為『排水性向上』と『パターンノイズ低減』を図っています。
どうですか?見えて来ましたか?
そうです、『エコタイヤ』は名前はいいですが、簡単に言えば『低グリップタイヤ』なのです。
雨の日は『ノーマルタイヤ』よりグリップ力は無くかなりスリッピーな感じがします。
トレッド幅減少でタイヤの面圧は上がりますが、サイドウォール剛性が無いためよれてしまい結局レイングリップは低下します。
ちなみにトレッドが狭いのでスピード出して曲がると面圧が高いので減りが早い傾向です。
『エコタイヤ』…確かに燃費は変わるかもしれません。
でも…タイヤには安全を乗せるべきで、安全の上の付加価値で燃費もプラスする事が相応しいと私は思います。
タイヤにまず求められる大事な性能は『走る』『曲がる』『止まる』の『総合性能』だと個人的には思います。
そして付加価値でエアを抜けづらくしたりリサイクルゴムチップを使ったり、廃タイヤ処理を無料にして発電の為のゴム燃料にするなどループをさせて『エコ』に取り組んで頂きたい。
商品を売るために都合のいい『エコ』は一歩間違えれば誰かの都合がいい『エゴ』なのです、そうではなく全体の流れや物を大事に考える『エコ』が真のエコだと思います。
なんでもエコって言えばこぞって売れる時代…
ちょっと前はロハスでした…
エコカーだからアクセル全開で走る車…
エコタイヤだからってパカパカ変えてもエコなのか?
それは『エコっぽい』だけです。
エコならたくさん使っていいのか?一つエコなら他はどうでもいいのか?
一つのものを大事に使い次にリサイクル、リユースする、これが真のエコだったはず…
エコがブームになってきて商売が先行し大事なものが見えなくなりつつあります。
今一度原点に立ち返るべきです
持論として究極の実用無視のエコタイヤとは四輪テンパータイヤ(応急用スペアタイヤ)が一番エコだと思います。
車の一生に数回しか使わず車と共に廃車される『テンパータイヤ』
新品のテンパーが解体場では山のようにあります
三本集めて四輪テンパータイヤにすれば見た目とノイズ意外はエコです。
実用性を考えれば遠出をしないならテンパータイヤを車から下ろして代わりにタイヤ救急修理キットを載せておく。
家族旅行などは利便性を考え元に戻す。
こうすれば約10キロ軽量化できホントのエコです。
原発もそうですが、これからは流れではなく真の物の価値を見いだして行きたいものですね
ヾ(=^^=)ノ

Posted at 2011/05/28 23:39:08 | |
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