
今回はDBWのルール、すなわちアクセルペダルの踏み込み量に対してどのようにエクシーガ君はスロットルバルブを制御しているかを概要でご説明致します。
まず大きく分けてスロットル演算には三つのマップがあり大方その三つのマップを使いスロットルバルブの開弁率を計算しています。
以下が三つのマップ
①リクエストトルク(つまりどんだけ踏んだか)
②リクエストトルクベース(RPMあたりの係数)
③ターゲットスロットルプレートポジション(出た係数を元に開弁率を決定)
わかってしまえば電スロをワイヤー式のようにリニアに動かしたりブン回しても最後まで閉じなくする事は簡単に出来ます。
計算式は
①÷②=X
とまずは係数Xを求めます。
求めた係数Xを元に③のマップに当て嵌めてどれだけスロットルを開けばいいのか決定します。
つまりアクセルを踏む度踏む度にECUが頑張って割り算しています(笑)
800回転ではこの計算によって割り出される数字がある数字を満たさないため全開にはなりません。
また6400回転ではもうかなり嫌々閉じようとします。
なぜこのような制御にするのかと言えば、スロットルペダル、ターボ、アクセルペダルを個別に切り離しそれぞれを最適に制御し少しでも排ガスの浄化と燃費を良くしようと制御しています。
ちなみにターボも一次過給圧による制御では無く(多少はしてますが)この①のリクエストトルクによってかけるブーストを決めています。
…そう、スロットル半分開きでもMAXブーストを採用し燃費とマイルド感を演出するために…
(-∀-;)イヤー特殊ネ
ちなみにこのマップをスロットルワイヤーのように擬似ワイヤー化しても何の問題も無く従来のレスポンスの車になるだけなんですが、
…この変なブースト制御とスロットルマップがサーキットでは必ず邪魔をするので私のマップは元のマップの面影がありません(笑)

Posted at 2011/04/29 14:14:05 | |
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