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2015年12月19日 イイね!

AT故障まとめ

エクシーガの初期型の5ATは『運が悪いと壊れます』

ではなぜ壊れるのか、どういう症状がでてどのような時に症状が出るのかまとめて行きます。

まず初期型5ATで良くある故障第一位は『タービン回転センサー2』です。

こいつが壊れると2速~3速、P~D(R)レンジに放り込んだときに後ろから蹴飛ばされたようなショックと共に、運が悪いとATtemp警告灯が点灯します。

またロックアップもなかなかしないので燃費が悪い模様。

この症状は、完全冷間時と完全暖機時には発生せず、中途半端にATが暖まっている時に発生します。


つまり家からDに行くときに暖まってしまうとなかなか症状がDの担当が遭遇できず修理が長引きます。『入院でメカに毎日乗ってもらうのが一番です』

といっても私の場合1週間入庫させといても症状が出ず、結局私が運転して隣にメカニックとSSM繋げてモニタしながらようやく再現しました。

またこのタービン回転センサーが完全に壊れていてもなぜか完全暖機してしまうと症状が出なくなる仕様(が多い)ときてるからわかり辛い…

このお陰で完全に壊れているなら常に症状がでるはずだから、制御が上手くできてないからセンサーがエラー拾うんではないのか?とかATオイルのコンタミ(オイル内のちっさなゴミ)が悪さして制御出来てないんではないか?となりオイル変えたりフィルタ換えたりして結局修理が長引きました。

整備書にはこのタービン回転センサーが壊れているとどのような症状が出るのか詳しく書いてなくこれが原因だ!と言う決定打にイマイチ欠けるため、診断者もなかなか手を焼きます。

またこのセンサーは部品の単品設定がなく、バルブボディーAssy交換となるため修理代が部品代だけで13万円と高額なためオーナーもなかなか交換に手を出しづらいのが現状です。

このセンサー(バルブボディ)は現在は品番が替わり、対策品になっていることからも富士重もなにかしらの不具合は確認していると思われます。

このセンサーは2速と3速の変速時に重要な働きをしており、またP~Dレンジでは一度2速に入れてから1速に入れてシフトショックを減らす仕様のため、センサーが壊れているとまともに制御出来ないので蹴飛ばされたようなシフトショックが出ると言うわけです。

他にも細かな症状はありますが大まかにはこんな症状です。

ではなぜセンサーが壊れるのか?

それはセンサー内のシーリング材に気泡があったりシーリング不足でクラックからセンサー内にATオイルが侵入して壊れる事が多いです。
これはATの平均温度が高くセンサーが常にオイルで浸かってしまうと壊れる事が多いようです(繰り返しの熱膨張で)。

壊れてからでは意味ないですが、ローテンプサーモで水温を下げて最初からついてる純正のAT熱交換器で間接的にATの湯温を下げたり、オイルクーラーを着けて油温を下げてこれまた間接的にATの油温を上げないことが重要です。

またフルレベルを越えてATFをいれると、このセンサーが常に油に浸かってしまい壊れるリスクをあげます。

エクシーガの初期型に関してはATFのフルレベルを越えないよう神経を使う必要があります。

製品の個体差があるため、壊れない車両もあれば普通に使っていて10万キロ持たない車も存在します。

現に私は5万キロ前後で発症→修理後は完治
となりました。

この故障は診断者の判断が難しく私の知っているDでは、バルブボディーだとは思うけど断言は出来ないと煮え切らない答えでした。

メカが悪いんじゃありません、『不良をラインで流した事と整備書にトラブルシュートが詳しく書いてないからいけないんだ』(笑)



修理に関しては純正のバルブボディーでもいいですが、AVOさんの強化品とか色んな選択肢が今はあるので、焦らず対応すれば『確実に直ります』(^^)

ただシフトショックが凄いことになってる状態で2~3ヶ月ものるとギアとブレーキ(湿式多板クラッチ)が逝ってしまうので早めの決断がAT本体を壊さない秘訣です。


私は過去GCやBGでガラスのミッションを経験しましたが間違いなくエクシーガのATも『ガラスのAT』です(笑)

アルシオーネSVXの時もそうでしたがスバルの有段ATって弱いわー( ;∀;)

重い車はキャパきついのかもしれませんね、ポルシェティーガーのようにw

わからないことや現車がないとわからない事もありますが、答えれる範囲でお答えしますので困っているかたは聞いてくださいヾ(´・ω・`)ノ


わかりずらいまとめでスマソw

追記

もし症状が出た場合はAT本体は自分が今何回転で回ってるのかわかっておらず、クラッチの接続タイミングが全く把握できませんので一瞬ニュートラル状態(フリーズフレーム状態)となるのですが、runtime(処理待ち時間)が限られているのでruntimeリミットが来た瞬間にMAX油圧とデューティー0でクラッチを繋げるため強烈なシフトショックがでます。

つまり、

現在何回転かわからない→とりあえず待つ(駆動抜け)→待てどどうにもならんから100%の力でクラッチ繋ぐ→ドンッ!!

です。

これはシフトアップだろうがダウンだろうが、ATが同調変速させるときは症状がでます。

またこのときにシフトダウンのブリッピング機能は使わないで下さい。
やればわかりますが、盛大なシフトショックのお釣りをくれて警告ランプがつくので良くありません。

もし症状がでたなら完全に暖まるまで停車するか、マニュアルモードで0か100しかないon、offスイッチのクラッチ搭載の車のつもりでアクセルで回転を合わせるしか対処のしようがありません。

個人的には2~3速変速に特に気を付けて走るようにしてました。

逆に他のギアではそこまでこのセンサーに頼っていません。レンジ切り替えと2~3、3~2速で主につかいます。

ここの変速だけはATオイルの劣化具合とセンサーの良し悪しで差が出ます。

逆に壊れてると2~3速がスムーズに変速しませんのでひとつの目安になります。


このセンサーが壊れると変速自体に問題がでてくるわけで、Dレンジだろうがマニュアルモードだろうが停車中のレンジ切り替えだろうがシフトショックが出ます。
ただマニュアルモードならドライバーが操作で多少回転合わせてリカバリーが出きるだけですので自信があるかたはマニュアルである程度走れると思います。


なぜこのセンサーが壊れても一発で警告がでないのか?なぜ壊れても走れるのか?なぜこのセンサーが壊れた場合の症状がD(整備書)でわからないのか?については説明が頂けてないのでわかりません。

こんなに故障件数出るならリコールしてくれればいいのに…( ;∀;)
Posted at 2015/12/19 17:06:09 | コメント(11) | トラックバック(0)

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