
現在、宇都宮の「石田モータース」にて臓器移植の真っ最中です。
走行距離3万㎞という生きのいい同じ型の「心臓」が見つかったとのことで、「KJのエンジン?3万㎞?」と半信半疑ながら工場に伺ってきました。
早速工場の方に話を伺ってみると、何とエンジンは
FA8(AT車用)!
ざっくり言えば「同じ型」のEF12ですが、かなり違う(以下)。
KJ8についているエンジン 交換するエンジン
燃料供給 キャブレター仕様 インジェクション仕様
ミッション MT AT
駆動方式 パートタイム4WD フルタイム4WD
馬力 66馬力 73馬力
「新しい」エンジンに、KJは拒絶反応を起こさないんだろうか…
心配になって聞いてみると、必要な周辺機器はすべて交換するとのこと。
具体的には次の通り。
インジェクション →キャブレター(旧エンジンより)
ATのトルクコンバーター→MTのフライホイール(旧エンジンより)
ヘッドシリンダー→旧ヘッド面研(冷却水パイプ取り付け部の型が違うため)
エキマニ→旧エンジンのもの(センサー類がついていない)を取り付け
オイルエレメントの基部→新エンジンはオイル冷却用のパイプが出ているため塞ぐ
オイルゲージ→旧エンジンは短く、新エンジンは長いが、そのまま
他にもまだあったかもしれないし、記憶違いもあるかもしれませんが、こんなところでした。
「なかなか普通の工場ではやらないけど、これがウチの工場だから」
と心強いお言葉。
ちなみに旧エンジンは、各部からオイル漏れしていて、べとべとの状態でした。
ヘッドは、オーバーヒートの影響で0.3㎜ゆがみが出ていたため、面研して再使用とのことでした。
「3万㎞のエンジンだから、調子は相当良くなるでしょ」
FAのエンジンを積んだKJ、どんな調子で走るのか、今から楽しみになってきました。
*タイトル画像は、ほぼくみ上がったエンジン
Posted at 2013/10/27 01:33:56 | |
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