
忘れた頃にやってくる天災のような りのら です。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
天災と りのら にはくれぐれもお気を付けください。
そういう自分もここのIDとパスワードを忘れて
長いことログインできない状態でした(^_^;
もうホンダ車を降りて2年が経とうとしているのに
律儀にもHONDAマガジンが毎回送られてきます。
今回の内容は当然新型FITでしたね。
さらにディーラー前を通ったらもう試乗車が置いてあったので
担当だった営業さんに連絡して早速乗り込んでみました。
べっ・・別に新しいFITなんかに興味なんてないんだからっ!
ただ、担当さんに会いたかっただけよ!!・・バカ(〃'▽'〃)
・・なフリして新型FITをまずはファッションチェ~ック!
プロトタイプの画像がネットに上がってから
「まさかこのカオはないよな・・市販車になる頃には元の路線に帰るよね?」
と思ってましたが、予感は悪いほうに的中。
なんですか?このカオは・・・( ゜Д゜)
もうムリです。フィットとは思えません。
カオはラクティスやノート風味のユーロシビック。体はフィットのキメラ状態。
この時点で自分の体じゅうにヒビが入り、ゲートが開いて
ファントムが生まれるところでした。
ただ、1つだけ生まれた”希望”は、実車がナマで見ると、意外にまとまってたこと。
あ・・
次の仮面ライダーは武者風の鎧兜とフルーツの取り合わせらしいですね。
もう、どこまで行くんだか・・・このFITのデザインと同じですね(^_^;
さて、早速乗り込んで試乗してみましょう。
ドライビングポジションは、着座位置が車体に対してややアップライトのフィットらしい高さ。
フロントウインドウの下端が遙か前方にあるのが、やはりフィットであると実感できるところ。
内装はずいぶんとシンプルになりました。
着座すると、目の前にオーケストラがひな壇に乗って
扇状にスタンバッてるような印象のGEとはずいぶん違います。
そんなカンタービレのようなGEに比べるとFIT3は
漆黒のピアノが1台置いてあるだけのビル・エヴァンス独奏状態。
ソレ、めっちゃムーディーやん!(〃'▽'〃)
ただ、ムーディーの代償は大きかったようで、アッパーグローブボックスや
エアコン吹き出し口にあった助手席側のカップホルダーはなくなってます。
燃費がよくなったとかは思いっきりアピールするけど、
こういうマイナス点はアピールしないのが企業なのです。
リアシートにも座ってみましたが、相変わらずの広さで良いものの
なんかドアのインナーパネルとかも妙にプラスチッキーで安っぽい。
あれ・・?GEの記憶を美化しすぎ?
そういやGEにはソファラウンジやワインセラーにシャンデリアまで標準装備だったような・・。
確か防弾ガラスはオプションだったよね?
では走り出してみましょう。
今回最も驚いたのはホンダ車のハイブリッドでありながらエンジンが止まること。
エンジンがかかってないのにアクセルを踏み込んで走りだそうというのは
旧石器時代の人間には違和感満載なのです。
ところが、走り出してしまえば巡航状態までは全然ナチュラル。
ブレーキは結構固めのフィーリングですね。
回生システムのせいかな?
でもちゃんと止まってくれます。
初動であまりブレーキが効かないGDやGEとは違った味付け。
コーナリングも助手席にいるのが馴染みの営業さんというのを良いことに
交差点をノーブレーキで曲がってみましたが、
小っちゃな頃から悪ガキでカミソリのようなキレはないものの意外にクイック。
ステアリング切ってワンテンポ遅れて車体がロールして、
さらにワンテンポ遅れて回頭するなんてことはありません。
ハイブリッドなおかげで、重いバッテリーがリアにあるせいで
前後の重量バランスが良いのかもしれませんね。
直線でも落ち着いたしっとりムーディーな乗り心地。
ありがとう。ビル・エヴァンス。
あと、ディーラーに帰ってきて感心したのが、純正ナビ&リアカメラが
ちゃんとバック時にステアリング連動型のガイドラインが表示されること。
これは他社だと数年前から採り入れられていたので、ホンダもようやく来たか ってカンジです。
総括すると、確かに燃費性能とかは上がってるんだと思います。
違和感あると聞いてたハイブリッドもなかなかの好印象。
ただ・・・問題はやはりあのカオです。
フィットは最初からよくできたGDを超えるかなりの苦労をGEで使い果たしてしまったんでしょうね。
FIT3では別の路線からフィットを作るようなアプローチをしたのか?という印象を受けます。
それはデザインだけでなく、超便利だったネット付き可変ラゲッジボードなど
前述したユーティリティがオミットされていたりすることで
フィットらしさが薄れてしまっているように感じるのです。
一応、RSとハイブリッド・Sパッケージで見積もりを書いてもらいました。
その差額はたったの8万円ほど。
走行距離の多い我が家ならすぐに差額はペイできます。
でも買う気が起きないのです。
もしも買うなら手放したのと同じ前期型RSの中古を狙うでしょうね。
ま、それも買いませんが・・。
どのみち今から発注しても、納車は来年の1月らしいです。
その頃にはFIT3ベースのSUV型とかデビューしちゃってるかもしれないですね。
帰宅してFIT3の写真を子供に見せたらフィットとはわからなかったようで
聞き終わる前に『今の車のほうがイイ』って返されました(~o~)
なので、りのら のホンダ車&みんカラ復帰はだいぶん先のことになりそうですが、
みなさん、それまでお元気で(^_^)/~
フォトギャラリー
FIT3