JZA80スープラ 2JZGTバルブステムシール交換その③～20年目のメンテナンスその17～

・・・その②から続き

で、バルブスプリングを外したら、バルブステムシールが見えるので、ちょっと長めのノーズプライヤーでつまんで


『エイッ』と引っ張って外します。
角度が合えば長めのホースプライヤーでも出来るかな(^^♪

こんな感じで( *´艸｀)

この一連の作業をする時は、ウエス等で作業する場所以外を覆っておかないと、シリンダヘッドにコッターピンが外れて落ちたり、ステムシールを外す時に潰れちゃって、スプリングがオイル穴に落ちたり・・・なんて事になったら大惨事になるので・・・

過ぎたるは猶及ばざるが如しw

EX側のステムシール。

内径が全然違いますな・・・ゴムもスプリングも効いてないね(ﾟДﾟ;)

この隙間からエンジン停止後オイルが燃焼室落ちて、始動時に燃えて白煙が出るって感じです(オイル下がり)

オイルシールを圧入します。
圧入って程でもないですが(^^♪

工具メーカーによりますが、10mmか11mmのディープソケットでいい感じになります。

無理やり装着するとシールが傷ついたり、スプリングが外れたりするかもね～

EXバルブにステムシールを装着します。
この時、燃焼室をエアーで張ってバルブを保持してるだけなので、バルブに変な力を加えたりすると、バルブが下がってエアーで張れなくなるのでちょっと注意な感じで^^

10mmのディープで押して挿入します。奥まで押し込むとハマった感触があるので、手で圧入はそこまで。
シールのハマるヘッド側は、必ずオイルを清掃してから圧入します。

前、何だったかな？軽だっけ？？
オイルまみれのまま付けたら、しばらくして外れちゃって、白煙吹きながら再入庫したって事もありました。
作業者は私じゃないっすけどね～( *´艸｀)

で、ソケットで入れたら、プラハンでソケットを軽～く叩いて完全に圧入させて座りも良くします。
交換は終わったので、今度は復帰作業。

画像はコッターピンです。バルブの切り欠きに突起部分がハマる構造になってます。テーパーになっているので、画像上がカム側になります。

バルブスプリングコンプレッサーで、バルブスプリングを縮めて、コッターピンをハメます。
結構コツがいるので、グリスを塗布して位置を決めたりするのもアリかな。意外にイライラする作業だったりします。

大体1か所のステムシールの交換は、7～10分位かかるかな^^;
コレを24か所やります。ﾒﾝﾄﾞｸｻ(ﾟДﾟ;)

・・・その④に続く