工具キャビネットについて
投稿日 : 2016年03月19日
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散らかった工具を整理したいと思い立ち、年末に購入した赤い工具キャビネットが思いのほか便利で、工作機械用の工具整理用としてもう一台欲しくなってしまいました。
この手のキャビネットは数十万〜一万円程度と本当にピンキリです。
今回は人柱精神でKIKAIYA(キカイヤ)というブランドで激安の部類のキャビネットを購入したので、前回購入したSeednewというブランドの赤いキャビネットと比べてみました。
キャビネットのレビューはあまり見かけないので、購入を検討される方の参考になればと思います。
自動車工具用キャビネットと言えば、赤。
工作機械用キャビネットと言えば、黄緑。
二つ並べるとポンキッキーズ...。
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比較する箱は赤7段のSeednewと緑5段のKIKAIYAのものです。
値段と重量は以下の通り。Seednewは条件を合わせるため5段のデータを乗せています。作りは段数でかわらないと思います。
Seednew 4.3万円 51Kg
KIKAIYA 2.3万円 40Kg
KTC(参考 5.2万円 60Kg
まずは、外観をみると、KIKAIYAの仕上がりはソレナリです。正面の下の方は塗装の艶ムラがあったり、キーの縁や内部のレールにに塗装ミストが乗っていたり。引き出し前面の溶接部も歪みが目立ちます。
また、鍵もたまに引っかかりうまく動作しない場合があります。
引き出し自体の鈑金の板厚は同じくらいですが、KIKAIYAは取っ手部の強度が低く、引き出す際に前面が少しベコベコします。またスライドレールのガタも大きく、Seednewと比較するとやはりガタピシ感は否めません。
だからといって、よほどの重いものを入れない限りは強度が不安になるほどでもありません。
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つづいて足回り。KIKAIYAの方が一回り小径でボールベアリングは入っていないタイプのようです。特筆すべきは、KIKAIYAのキャスターはぺらぺらの1枚の鈑金にタッピングビスで留っているということ。床板はプレスでリブが入れてありますが本当にt0.8程度の鈑金1枚です。
まあ、壊れたら直しましょう。
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続いて背中。Seednewはリブが入っていて好感が持てます。
KIKAIYAはリブなしで少しペコペコしますが、問題になるレベルではありません。
天板はやはりKIKAIYAの方が薄く感じますが、私が乗っても問題ありませんでしたので、大丈夫でしょう。
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【結論】
KIKAIYAのキャビネット、作りは少し雑ですが問題なく使えます。
でも、長持ちするかどうかはわかりません。
個人的には、今回はただの物入れが欲しかっただけですので、満足です。
外観品質や引き出しの質感を気にする方や、長く使いたい場合にはもう少しだけ高いものを検討されると幸せかもしれません。
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