「あれ? きみのクルマ、左後ろに傷が付いてるよ」
夫に言われ、慌てて車庫のスマートを確認してショック!
いつもピカピカにして乗ってる私のスマートに、引っ掻いたような傷が。
上下に2本、馬毛のように白い線が横に細く延びている。
どこで悪戯されたのだろう。
買い物に寄ったスーパーの駐車場だろうか。
夕方クリーニングに出した時だろうか。
昨日まで気付かなかったから、ここ1日2日のことに違いない。
私のクルマに釘かキーで意図的に傷を付けた不埒者がいる。
どうしてこう無意味なことをするのか、締め上げて聞いてみたい。
「気にするなよ。すぐに保険で直すからさ」
夫にそう言われても、ショックで心がずきずきと痛む。
直す直さないじゃなく、人間不信に対する気落ちなのだ。
大人の仕業としたら良識の無さに呆れるし、子供なら親の顔が見たい。
1000ccになりマトモな小型車の仲間入りをしたスマート。
変速もオモチャのようだったそれまでと比べ、格段に良くなった。
デザインはスマートそのもので、とても気に入っているのに。
翌日の朝、今度は私が気付いた。
「あなたのクルマにも傷が付いてるわよ」
「えっ? どこに?」
「ドアの横。ほら、細い線が2本」
木や塀に擦ったものではない。
ドライバーか針金のようなものだろうか。
結構深く、下地の色が黒いボディに浮かんで見える。
まだ新しいベンツに何て事を。
You shall smart!
ただではおかんぞって、あーはいはい、彼なりにシャレのつもりよね。
「これ、もしかしたらこの車庫で傷つけられたってことじゃないか。
だとしたら2回も自宅の敷地内に他人が入って来たことになる。
ゲートを新たに設けて、防犯カメラを設置しないといけないかも」
夫に言われ、気味が悪くなった。
門がある訳じゃなく、誰でも入ってこようと思えば侵入できる。
でも、わざわざ車庫まで来て傷つけて帰るには、余程の故意が感じられる。
「あなた、私に何か隠してるんじゃない?
最近、浮気したとか、女絡みなんじゃないの?
白状しなさい!」
言って気付いた。
案外、私のほうだったりして。
実際、女々しいヤツは男に多い。
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Posted at
2011/11/15 10:24:28