自動車メーカーとディーラー中心に、就活をしている。
「高級車は必要か。今後求められる高級とは」
という設問が、エントリー後に届いた。
わたしの父は、クルマ好き。
何が良いのか理解できないが、わが家のガレージには外車が並ぶ。
唯一の国産車が、わたしのプリウス。
ベンツ、ポルシェ、ランボルギーニ。
自宅は3台分のガレージに、4台の所有車。
一番目立つ1台は、父の勤め先のガレージに駐めてもらってる。
高級車と聞かれ、思い浮かべてみるわが家のクルマ事情。
母の乗るベンツは、高級車だと思う。
でも、父の2台は理解不能でこれまで済ませて来た。
おかしいんじゃない?
なんでポルシェなの。
なんでランボルギーニなの。
カエルさんといい、牛さんマークといい、どこがどうして高級車なの?
そもそも、あのプラモデルのような物体は何なのよ。
そう、ランボよランボ、ランボルギーニ。
うちに駐車してあると、小学生たちが指さして笑うからイヤ。
知ってる男の子だと、スゲェとか言ってるけれど。
まず、この特殊な色からして、どうにかならないのかしら。
ボディの中央、ガラスケースに収まったエンジン。
パドルシフトだからオートマ限定でも乗れるっていうけれど、よくわかんない。
ニュートラとドライブしか表示されないし。
試しに一度運転してみたけれど、絶対変だもの。
Rボタンを押してバックするとか、後ろが見えないとか。
内装のレザーまで同色のグリーンだし、荷物も置けない。
こんな幅広のクルマで、2人乗り。
5リッターで500馬力を超えるエンジンって、何なのよ。
普段使いに、小回りの利く3.6リッターのカエルさんってのもどうよ。
父の2台のスポーツカーって、本当にこれが高級車だろうかと思う。
プリウスに乗ると、ホッとする。
これが母のベンツだと、高級って思うのよね。
企業が考える高級車のターゲットは、高額所得者でしょ。
まず、彼らが望む高級感をマーケティングする必要がある。
年功序列で所得が増えるのであれば、60歳前後が好むクルマになる。
でも、本当にその年代がお金を自由に使えるのだろうか。
案外、プリウスあたりでおとなしく老後を過ごしたいと考えるのでは?
高額所得者が乗りたいクルマは、どんなクルマなのか。
うちの父は、40代のアラフィー。
父の好みは、高級感ではなく緊張感な気がする。
安全に移動するツールでありながら、命懸けで走るためのツールのような。
たぶんだけれど、贅沢な食事やワイン、ソファを父は求めていない。
非日常の刺激で癒されたい、解放されたい衝動で乗っている気がする。
母はベンツに、まったく何も考えず乗っているに違いない。
商品として、高機能は求められることだと思う。
機能に関係のない高級感は、質感やデザインにとってかわる。
高機能化とハイセンスが、今後の課題と結論付けてみた。
でも、何かしっくりこないのよね。
わたしの知らない世界があるような気がする。
しばらく父のランボに、わたしが乗ってみようかしら。
Posted at 2011/05/03 15:48:53 | |
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