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無伴奏チェロのブログ一覧

2011年12月25日 イイね!

アウディ TT って どうよ

アウディ TT って どうよ










「ポルシェは難しいから」

昔カレが乗っていたポルシェが、986と呼ばれるタイプと知ったのは最近のこと。
いつもそう言ってたけれど、実際に運転してみて難しいと思うことはなかった。


この前まで付き合ってたカレのポルシェは、996と呼ばれるタイプ。
これまた何度か運転させてもらったけれど、特段難しいと感じることはなかった。



「ポルシェはドライバーを選ぶ」って本当か?
都市伝説のようなものなんじゃないだろうか。
カリスマのように、一部の人にしか所有できないことで成り立っている伝説では?


「RRは加速中にステアリングを左右に動かしても直進して曲がらない」とか。
「前が軽く200キロを超えると前輪の接地感がなく浮き上がるように感じる」とか。
なるほど、とイメージが湧く点がもっともらしい。



「試してごらんよ」

前のカレは笑い飛ばすことはせず、サーキットを勧めてくれた。


広い駐車場で、強烈な加速中にステアリングを切ったら旋回した。
コース上で230キロを超えても、接地感はしっかりある。
あたしの聞いた「都市伝説」は、嘘だった。


カレラ乗りのカレは、楽しそうに笑っていた。
付き合っている彼女のあたしに、自分のポルシェを惜しげもなく運転させる。
そんなカレの凄さに気付いたのは、恥ずかしながら最近のことだ。


相手の立場になって物事を考えられるか。
それには気持ちの余裕と客観的な常識が必要だ。
あたしを見守ってくれていたカレが、大切な存在だと気付くのが遅かった。



今のカレは、最近アウディTTを買った。
どこかポルシェに似たアウディのスポーツカーだ。
クルマが好きで、特にドイツ車に強い思い入れがあるみたい。


「運転してみてもいい?」
あたしが聞くと、しばらく悩んだ末にカレが答えた。
「保険の限定を解除するから、結婚しないか」


買ったばかりのこのTTを、サーキットに持ち込んでもいいと言ってくれるカレ。
「喜んで」と答える余裕が、今のあたしにはある。













Posted at 2011/12/25 15:26:42 | コメント(10) | トラックバック(0) | 暮らし/家族
2011年12月18日 イイね!

レクサス CT200h って どうよ

レクサス CT200h って どうよ









京都、名古屋間は、のぞみで35分。
高速道を使いクルマで走ると、市街地まで2時間はかかる。
それでもドライブにはちょうど良い程度の距離と時間だ。


タカシのクルマは、買ったばかりのレクサスCT200h。
ハイブリッドのハッチバックで、視界も良く小振りなのがいい。
マウスに似せたポインタも、座ったままで操作し易くお気に入り。


シートのファブリックも安っぽさが無く、外観はシックだが逆にそこがいい。
さすがトヨタ、細かな収納や形状が考え抜かれている。
レクサスブランドである素性の良さに間違いがない。



その日の夜、京都に住む友人と待ち合わせ、祇園へ飲みに行く予定のタカシ。
翌朝の出勤を考え、駅上のホテルを予約。
ドライブがてらと彼女のひとり、倫子を誘った。


「少し遅いが、紅葉を観にいかないか」
お泊りが無理な倫子を助手席に乗せ、軽く市街を走り京都見物。
その後チェックインしたホテルで汗を流し、千枚漬けを持たせ改札で見送った。



待ち合わせた友人と入った店で、恭子と名乗る女子学生と出会った。

「このお店はヘルプでバイトなの」

恭子が通う大学は友人と同じ、つまり後輩という。
賢く偏差値が高いことよりも、その容姿の美しさにタカシは運命を感じた。


「バイトあけたら部屋にこないか」
 ストレートなタカシの誘いに、恭子がのってきた。

「ここ、12時までですから、あとで寄りますね」 
 席を替わる時、そっと耳打ちされた。


期待に胸膨らませ、ホテルへ戻り、部屋で待つタカシ。
倫子と過ごした形跡を入念に隠滅し、シャワーを浴びソファで待機する。
寿司か焼肉でも食べにと思っていたが、運転疲れと酔いで酷く眠い。




ホテルの部屋のチャイムが鳴ったのは、午前3時近くだった。
学生らしい私服に着替えた恭子を、バスローブ姿で部屋に迎え入れる。
そっと抱きしめてみるが、抵抗はない。


まわした腕のタグホイヤーを見て、タカシは考えた。
美しい恭子と過ごすこれからの時間で、選択肢は2つ。
このまま一気に押し倒し、行為に耽るか。
次の機会にと、キスまでで抑えておくか。


渋滞を考慮し、出勤時間に間に合うよう逆算すると、5時にはチェックアウトしないと。
仮眠は諦めるとしても、あと2時間もない。
仕事を上がったばかりの恭子には悪いが、食べ歩いている余裕は無い。



タカシなりのポリシーで言えば、美人とのキスはそれ以外とのエッチに勝る。
美人とはすぐにエッチせず、ときめく気分を長続きさせたい。
子供の頃から給食でも好きなものは後に残すタイプだった。


何より、この出会いは大切にしたいと考えていた。
遠距離で地の利が無いことと、恭子が学生という点は気になるが、問題としない。
しばらくは京都に通うことになりそうだ。



「夜のお店に入るのは、やめて欲しいんだ。
 君は学校があるだろうから、できる限り僕がこっちへ通うよ。
 他の男とは縁を切ると、約束してくれるかい?」


うなずき微笑む恭子の薄い唇に、そっと口を合わす。
やはり運命的な出会いだと思った。
タカシの身体は脳内物質の分泌により跳び上がるほどだった。



「ところで、お小遣いは幾らくれますか?」

無邪気を装う笑顔の恭子に、美しい真心を期待したタカシ。
出逢った場所が飲み屋であること、学生であってもお水はお水。
素性は隠せるものではないらしい。


冷静になってみれば、いいようにたかられる男のひとりにすぎない。
この出会い、やはり最初から間違っていたようだと恭子にタクシー代を渡し
仮眠することにしたタカシだった。















Posted at 2011/12/18 11:54:11 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2011年12月13日 イイね!

レガシィ B4 って どうよ

レガシィ B4 って どうよ









あーあ。やっちまったよ。
生徒といっても、160センチ無いあたしより大きな中3男子。
卑劣な態度に注意も聞かず、平手で頬をひっぱたいてやった。


愛のムチだと気づいてくれるかも。
なーんて、あたしの読みは甘かった。
みる間に顔が紅潮し、全身からオスの匂いを放つ。


と、気づいたら顔面殴られて、引っくり返ってしまっていた。
生暖かい鼻血の感触が、顔一体に広がるのがわかる。
馬乗りになり、なおも顔を殴られ続け意識を失った。



短気は損気だよな。
生徒は退学。あたしは退職。
転校で済む未成年と、教師に戻れない社会人。


教師を志し教育大学を出て、やっと担任を持ったらこれだ。
後悔はしているが、悪いことをしたとは思っていない。
この就職難に一般企業への就職もままならず、バイトする羽目になった。



ボーナスを頭金に買ったこのレガシィB4。
285馬力を6速ミッションで、バイト先の会場へと走らせる。
飾らず、威張ったところが全く無いのがいいと思う。


わりと地味なデザインに、少ない車種。
経済的とは言えない水平対向エンジンとAWDの組み合わせ。
和風ポルシェとも呼べる、頑なに我が道を行く男っぽさに憧れた。


スポーツモードもインテリジェントも、安心感は頼れる大人って感覚だ。
ただ、トヨタの86と同じボディでBRZを売らなきゃならんスバルってどうよ。
でも、ポリシーなんて売れなきゃ無意味と、上から言われちまうんだろう。




宴会コンパニオンで入ったこの日、客はどうやら教師のようだ。
このご時世、不景気に関係ないのは公務員くらいのもの。
すだれ頭の司会者が言う。


「弁護士の先生がたも、お互いに先生と呼ばない時代です。
 今日はお互いに『さん』か『君』で呼んで下さい。
 では、最初に社長の挨拶から」


社長とは校長のことだった。
見た顔は無いが、古巣だからか教師と言われなくても雰囲気でわかる。
今思えば、親からも先生と呼ばれるなんて、おこがましい限りだな。



あたしに関心があると言い寄ってきた英語教師から、食事に誘われた。
ただのフリーターだったあたしは、気軽に応じた。
就活の合間を縫って、その後も何度か会う関係になった。


この機会に結婚して子育てして、普通の主婦するのも良いかも。

この日、ホテルのベッドで彼にあたしが元教師だったことを話した。
以前、職場不倫していた時、避妊に失敗したことがあることも。
受け入れてくれるものと信じて。


少し酔っていた彼が、小さな声でつぶやいた。

「体罰、不倫、中絶・・・。ベタな女だな」


確かに。言われて冷静に考えれば、彼の言うとおり。
でもね、人間ってそういうものじゃないと思う。
真面目にやってきたつもりでも、人生いろいろだったりするのさ。


順風満帆とはいかないけれどね。
それがあたしだから否定しないで欲しかったな。
言ってはいけない一言がわからないって、大馬鹿野郎だな、コイツ。


信頼なんて、あたしの理想論だったのかも。
本質を語り、血の通った言葉で導いてこそ教師だろうがって。
人同士の信頼関係なんて、そう容易につくれるもんじゃないけどさ。


と、気付いたら馬乗りの体勢で彼の顔面を連打していた。
あーあ。この恋も終わったな・・・












Posted at 2011/12/13 10:49:56 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2011年12月06日 イイね!

日産リーフ って どうよ

日産リーフ って どうよ









「いやです」

市会議員に立候補したいと妻に切り出したところ、即答だった。
あもすもなく、とりつく島もないといった口調。
何を言っても、返事は「イヤ」と「ありえない」の繰り返し。


「街並みを整備して、安全で住みやすい街づくりがしたいんだ」

大学院を出て、市役所に勤め4年。
公務員として働きながら、いつも考えていたことだった。


産業課の窓口で、対応に追われる毎日だった。
何をしても、しなくても、住民からのクレームは無くならない。
でも、アイディア次第で変えられることはあるはず。



政権が替わり、それまでの力関係が無意味になった。
組織力や地元との結びつきが無くても、立候補できるようになった。
給与を下げられた腹いせではなく、いま出来ることをしたいと思った。


「落ちたらタダの人だけど・・・」

職を辞して臨む選挙。
当選しても、任期は長くて4年。
勝っても負けても安定した生活は保障されない。



妻の祖父は、昔、議員をしていたことがあると聞いたことがあった。
田舎のことなので、しきたりや風習もあっただろう。
でも、経験者なら全くの無知無縁なことでもないだろうに。


「だから言うんです。私や子供をあなたの犠牲にしないで下さい」

犠牲ってのは大袈裟だろ。
家族一丸となって地域の為に働くことが、いけないことと思っているのか。
僕の夢を、夫婦の、家族の夢にしちゃいけないって言うのか。


「いけないなんて言ってない。ご自分だけでどうぞ、ってことです」

かたくなに拒否する妻。
終いには離婚話に。
生まれたばかりの息子を連れて、実家に帰ると言い出した。



「あなたは何もわかっちゃいない。自分に酔っているだけ」

政治家ったって、所詮は小さな地方都市の市会議員。
たった4年で変えられるとは思わないが、3期12年あれば希望も持てる。
やり甲斐を求め働くことが、間違いとでも言うのか。


日産リーフを買った時も、なぜか妻は冷ややかだった。
僕は環境を考え、実際に乗ってみて、その凄さに感動した。
電気自動車が普通に使える、買えるようになった時代の変化を肌で感じた。


もう昔の排気ガスを出すクルマには戻れない。
騒音でうるさいなんて言わなくてすむ未来がある。
次の時代を担う子供たちの為に、いま出来ることを率先してやりたいと思った。



街を変える為には、人の意識を変えなくてはいけない。
基本は、まず家族から変えてゆく必要がある。
妻の協力無しに、意識改革はありえないのだが。


「人は、すぐには変わらないの。ううん、変えられないと言ったほうがいい。
 おじいちゃんが議員だった頃、毎晩のように出かけて行った。
 他人に尾けられたり、嫌がらせを受けるなんてしょっちゅう。
 畑売って、町のためにとお金を使っても、誰も褒めてなんてくれない」


なぜ妻は、こう冷めた目で見るのだろう。
見返りなんて求めなければいい。
人生を振り返って、やったという実感があればいいじゃないか。


「喰いつぶしてる他人の分まで稼げるようになってから言いなさいよ。
 私ひとり幸せに出来てないあなたが、他人を幸せに出来る訳無いでしょ。
 知らないみたいだから一度観てらっしゃいよ、選挙演説ってものを」




翌日、隣県で行われていた選挙の立会演説会場を探し、リーフで出かけた。
空っぽの会場に十数人の年寄りが、ポツポツと座っていた。
壇上に上がり、理念を語る若い候補者の意見に、僕は強く賛同出来た。


終わりがけになり奥さんが出てきて、候補者と並んで土下座した。

「お願いします、お願いします」

床に頭をつけ何度も連呼する2人に、拍手はまばらだった。












Posted at 2011/12/06 11:28:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | ビジネス/学習
2011年12月02日 イイね!

シトロエン って どうよ

シトロエン って どうよ








なんと、シトロエンを買ってしまった。
国産車しか一生縁の無いと思っていたオレ。
フランス車の高級感ではなく、違和感にときめいてしまったのだ。


アムールの国のクルマ、シトロエンC3。
初めて見えるものがある、のコピー通り、これまでにない新しい感覚。
壊れやすいだなんて噂だけかもしれないし、刺激が欲しかったのかも。




と、偶然だが、妻が電マを使ってると知った。
どこで買ったか言わないが、極めてフツーのことらしい。
通販カタログにバイブまで載ってるとは知らなかった。


お互いバツイチで、結婚3年目の共働き。
今もじゅうぶん美しい妻だけれど、正直飽きていた。
忙しさにかまけて放置プレイだったことは間違いない。



「オレが責めてもいいか?」

月に1回もしてなかったが、この手のプレイには興味があった。

「本気で言ってるの?」

バレたことが恥ずかしいのか、少し照れたように微笑む妻。
決して嫌がってる訳ではなさそうだ。

「ついでに縛ってもいいか?」

つい言ってしまった言葉に、笑って頷く妻。


気が変わらないうちにと、その場で服を脱ぐよう命令するオレ。
笑いながら全裸になり、ソファに座り足を組む妻。


手軽な運動にと買った縄跳びのロープで、曲げた妻の膝を縛ってみる。
手首はオレのベルトで、ハンカチで緩く猿轡をする。


ベッドではなくリビングだからか、犯しているような気分。
早速、延長コードを伸ばしスイッチオン。
カラダに電マを当てただけで、紅潮し、震える妻。


「こういうことが好きだとは知らなかったよ。
 もっと攻めて欲しいんだろ?」


その気になった口調で演技のつもりが、こんなに盛り上がるとは。
何度も悶える妻に、ソファは水浸しになってしまった。


この際と思いアレコレやってしまったが、次第に冷めてゆくオレ。
もういいよと、ロープをほどく。



憔悴し、疲れきった妻が、おもむろに顔をあげて言う。

「アナタ、じゅうぶん楽しんだでしょ?
 今度はアタシを楽しませてよね」

唇が笑ってる。


これって、俺が楽しんだってことなのか?
ていうか、元の生活に戻れるかすごく不安だ。











Posted at 2011/12/02 14:41:31 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記

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