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無伴奏チェロのブログ一覧

2011年11月22日 イイね!

ランチア って どうよ

ランチア って どうよ









信号待ちをしていて、エンジンがスコンと止まった。
大丈夫。ギアをニュートラルに戻し、再始動を試みる。
急がず、慌てないのがコツだ。


走行中、急にエンジンが吹けなくなり、ストンとタコメーターが0を指した。
ウィンカーを左に出したまま、惰性でクルマを路肩に寄せてゆく。
ブレーキをしっかり踏み込んで停め、ハザードランプに切り替える。


エンジン系は、たいていの場合、再始動で何とかなる。
が、電気系統のトラブルに応急措置は無理。
オルタネータやバッテリーは危険だからクルマ屋さんに任せている。



長年乗り続けている愛着と、四輪駆動の安心感。
角ばったツーボックススタイルのデザイン。
ラリーでときめいた頃の思い出が、いっぱい詰まったセカンドカー。


愛車ランチァ デルタをガレージに入れ、エンジンを切ると勝手に窓が開く。
キーをオンにするだけで開いてしまう時もある。
何度修理しても同じ症状を繰り返すが、いちいち気にしない。


対策として、雨の日に屋外に駐車しないこと。
腹を立てても問題は解決しないから、私に出来ることをする。
メカに詳しい訳ではないけれど、これも慣れってことだろう。



中学になる息子の勉強を見てやっている。
方程式のXYがわからないらしい。
何度説明しても、忘れた頃に同じ間違いを繰り返す。


対策として、その都度より簡単な計算問題に戻ってみる。
パターン化した簡単な問題だけをやらせる。
忘れた頃、もう一度同じ問題をやらせてみる。


長く乗り続けた趣味のクルマのおかげで、期待しないことに慣れた。
クルマも子供も、憎めないならいいよねって思っている。
どうやら私、手がかかることに縁があるようだ。











Posted at 2011/11/22 19:55:58 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2011年11月15日 イイね!

smart って どうよ

smart って どうよ










「あれ? きみのクルマ、左後ろに傷が付いてるよ」

夫に言われ、慌てて車庫のスマートを確認してショック!
いつもピカピカにして乗ってる私のスマートに、引っ掻いたような傷が。
上下に2本、馬毛のように白い線が横に細く延びている。


どこで悪戯されたのだろう。
買い物に寄ったスーパーの駐車場だろうか。
夕方クリーニングに出した時だろうか。


昨日まで気付かなかったから、ここ1日2日のことに違いない。
私のクルマに釘かキーで意図的に傷を付けた不埒者がいる。
どうしてこう無意味なことをするのか、締め上げて聞いてみたい。


「気にするなよ。すぐに保険で直すからさ」

夫にそう言われても、ショックで心がずきずきと痛む。
直す直さないじゃなく、人間不信に対する気落ちなのだ。
大人の仕業としたら良識の無さに呆れるし、子供なら親の顔が見たい。


1000ccになりマトモな小型車の仲間入りをしたスマート。
変速もオモチャのようだったそれまでと比べ、格段に良くなった。
デザインはスマートそのもので、とても気に入っているのに。




翌日の朝、今度は私が気付いた。

「あなたのクルマにも傷が付いてるわよ」
「えっ? どこに?」
「ドアの横。ほら、細い線が2本」


木や塀に擦ったものではない。
ドライバーか針金のようなものだろうか。
結構深く、下地の色が黒いボディに浮かんで見える。


まだ新しいベンツに何て事を。
You shall smart!
ただではおかんぞって、あーはいはい、彼なりにシャレのつもりよね。



「これ、もしかしたらこの車庫で傷つけられたってことじゃないか。
 だとしたら2回も自宅の敷地内に他人が入って来たことになる。
 ゲートを新たに設けて、防犯カメラを設置しないといけないかも」


夫に言われ、気味が悪くなった。
門がある訳じゃなく、誰でも入ってこようと思えば侵入できる。
でも、わざわざ車庫まで来て傷つけて帰るには、余程の故意が感じられる。


「あなた、私に何か隠してるんじゃない?
 最近、浮気したとか、女絡みなんじゃないの?
 白状しなさい!」


言って気付いた。
案外、私のほうだったりして。
実際、女々しいヤツは男に多い。













Posted at 2011/11/15 10:24:28 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2011年11月11日 イイね!

LAMBORGHINI って どうよ

LAMBORGHINI って どうよ








「イノシシが獲れたから、喰いに来いよ」

絵描きの友人に誘われ、向かった先は山梨県。
集まったのは、むかし互いに切磋琢磨した同期生7人。
同じ釜の飯を喰ったとは、東京の大学のスキー部にいた仲間のこと。


名古屋からは中央高速を使い2時間ほどの八ヶ岳の麓。
たぶん東京方面からのほうが、距離的には近いはず。
交通費と手間暇考えれば松坂牛が食えるのにと思いつつ、
懐かしい顔を思い浮かべながらクルマを走らせる。


仕事は公務員、自営業、会社員、プーと様々。
もちろん、プーとは絵描きのグズローのこと。
学生の頃から徴候のあった公務員ワカメの頭は、すっかり禿げあがっていた。


「あれ、同じビーチ○ウンドじゃん、そのパーカー」
ワカメの言葉に、コースケと俺の服がかぶってることに気付いた。
「そのパンツ、タケオキ○チかビー○スだろ」


派手でいかにも若者が着ている服を、中年の俺たちも着ている。
きっと今夜寝巻代わりのトレーナーは無印○品だろう。
たぶん下着はユ○クロだ。


自分ではカッコイイつもりでいたが、同年の、それも知人が着てるとフクザツだ。
たまに買い物に行って、いかにもJKが着ていそうな服を着たオバサンを見た時に
「それ、無理だろ」って言ってしまいたくなる痛々しさに近い。


不景気とはいえ、なぜこうもカブるのか。
確かに食料品や日用品の買い物ついでに、専門店街を歩いて買う服ばかり。
皆、家族で出かける近所のイオ○かア○タにしか行ってないってことか。



別荘は、太い丸太を組み合わせた本格的なログハウス。
ウッドデッキは半分外され、手直しの最中のようだ。
壁一面にグズローが描いたであろう絵が飾られている。


中央にあるグランドピアノは、前の所有者が置いていったものだとか。
音楽家が建てた別荘を、自称画家の彼が安く買いとり住まいに。
天井からぶら下がった、黒く鈍く光る南部鉄器の瓶。
囲炉裏の炭は、彼が窯で焼いたものらしい。


3人目が生まれてすぐ離婚し、一人ここに住み着いたと聞いたことがある。
絵が売れてるとは思えないし、養育費もあるだろうに何して食べてるかは不明。
話し下手だったグズローだが、誰からも好かれていたから集まれるのかも。



例年、白馬岩岳で行われていた春の大学対抗選手権。
前夜祭は、深夜のゲレンデに素っ裸で騎馬戦と決まっていた。
俺達が2年の時、写真週刊誌に載ってしまい、翌年から中止に。
薄い頭にバンダナを巻き、股間にモザイクのかかったワカメが写ってたっけ。


「どうよ、生きてるって感じがするだろ」
いまどきデニムのオーバーオール着てるのは、デブの芸人かピエロくらいだろ。
そういえば子供の頃、中村雅俊がドラマ「俺たちの旅」で着ていたのを思い出した。


いつの時代も学生は悩むものなんだろうか。
いつまでも学生でいられないとわかっていても、悩んでばかりだった。
熱かった部活も討論も、振り返れば女口説く口実だった気もする。



網を敷き、炭火で直に焼いた肉を頬張りながらビールを飲む。
「猪は、普通鍋だろ」と言いつつも、目的は食うことじゃないから気にしない。
薄く切ってはあるが、しっかり焼かないとダメらしい。


「ここ、ケータイの電波は入るけど、テレビ映らないからね」
人里離れ自分のことだけを考えて暮らすグズローを、うらやましいと思うかどうか。
答えは、これまでの人生を生きてきた自分自身の中にある気がする。


変わらない彼を見ていると、「ただお前がいい」って曲が聴こえてきそうだ。
50超えて、人生の半分以上を過ぎてなお思い出すのは学生時代のこと。
時代なんて何も変わってなんかいない気がしたまま老いてゆきたいとも思う。



駐車場で見かけた蜘蛛、蛇、蜂、蜥蜴。
猪もいれば、鹿も猿もいるのだろう。
街灯一つ無い山の中で、カラオケも無いのに呑んで騒いで大声で歌う中年たち。
気分だけは学生時代に戻っている。


「やっぱ、牛のほうがいいや」

正直、この焼肉はいただけないと俺も思った。
でも、だからって俺のランボルギーニを観るのはやめてくれ。
この連中の、酔った勢いってのが不安だ。












Posted at 2011/11/11 13:05:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2011年11月03日 イイね!

Mercedes‐Benz SLK‐CLASS って どうよ

Mercedes‐Benz SLK‐CLASS って どうよ









場が凍ったと言うより、驚きで声が出せなかった。
意見することをためらった自分に嫌気がさしてしまい落ち込んでいる。
「躾(しつ)け」はその場でしないと意味がない。


「ここの生徒は、もっと出来ると思ってたが、全然ダメ。
 去年までいた高校なら、たぶん平均点60はあったでしょうね。
 たった25点ですよ、平均が。困ったものです」


学年懇談会の席で、不潔そうな物理教師の発言に、そこにいた親達が沈黙した。
子供を人質にとられているようなものだから、確かに反論は言いにくい。
でも、そこにいた親の誰もが思ったはず。
こんなデキの悪い教師に教わる、うちの子供が可哀想と。


小学校ならまだしも、高校で親が教師に意見することなんて無い。
合わない教師であれば、子供も相手にしないだけのこと。
無視して聞き流すには、でも気分が悪かった。


中学までであれば、母親同士集まってグチを言い合うところ。
高校ともなると、知り合いのお母さんもいないし、騒つくことも無い。
学年主任が慌ててフォローし、参加者した保護者は無視してその場は終わった。



息子の通う高校のすぐ近くに、行き付けのヤナセがある。
学校行事など短時間の用がある時は、オイル交換や点検を兼ねてクルマで来る。
この日も予約し、うちのGLKをヤナセに入れさせてもらっていた。


ショウルームに入り、担当の営業さんにお礼を言うと、笑顔で珈琲を出して下さった。

「どうかされましたか? 来られた時のような元気が無いようですが」
「いえ、子供の成績が悪いもので」
「そんな、ご謙遜を」

謙遜じゃないし、不機嫌な理由を言ったところで憂さが晴れる訳もない。



「奥様、少しお時間がございましたら、こちらを運転なさってみませんか?」
 笑顔の彼に促され駐車場へ出ると、オープンになったSLKが駐まっていた。
「新しいモデルなんです。今でしたら高速をご試乗頂けますよ」


うわー、オープン。それも初めて乗るSLK。
新型の特徴かフェイスマスクが威圧的で、サイズ以上に大きく見える。
最近のメルセデスはフロントグリルに大きな丸いベンツのマークが嵌め込まれている。


ドアを開けてもらい乗せて頂くと、まず開放感に驚く。
シートを合わせ、ルームミラーを合わせたあと、後ろを振り向いてみる。
上がない感覚より、後方への広がりが凄い。


「左ハンドルのオートマチックのみですが、乗りやすさは他のセダンとかわりません。
 ちなみにこれは3.5Lですが、1.8Lでも走行性能はじゅうぶんだと思います」


小型のSUVであるうちのGLKと比べると、このSLKは地を這うように移動する。
ポジションは全く違うけれど、スイッチ類は似ていて使いやすい。
シートのホールドもきつくないし、同じような価格で、子供がいなければアリかも。



「あのう、奥様。ちなみにリミッターは210キロですので・・・」

言われて気付いたが、かなりのスピードが出てしまっていた。
オバサンの私でも出てしまうスポーツカーって、無視するには惜しいかも。









Posted at 2011/11/03 17:00:22 | コメント(4) | トラックバック(0) | 暮らし/家族
2011年10月25日 イイね!

BMW MINI って どうよ

BMW MINI って どうよ










「・・・ですので、最初から全て含まれたモデルが特にお勧めかと」
「なるほどね。うん、うん」

「それにワンですと屋根の色がボディと同色で選べませんが、クーパーでしたら・・・」
「ワンは屋根の色がボディと同色になるのですね」

「はい。ですからお勧めはやはりクーパーか、クラブマンかと」
「うーん・・・」

「いや、ワンでも十分な運動性能ですから、乗って頂くには問題ないかとは思いますが」
「で?」
「え、はい。ですからどれでもお好みで選んで頂けますので・・・」



ペーシング、相槌、オウム返し、接続詞、沈黙。
この5つを混ぜながら話を聴くのが、コーチングでは基礎の基礎。
聴きやすいよう、話しやすいよう、相手の目を見て頷きながら笑顔を混ぜる。


聴く、聞く、訊くの3種類のうち、大切なのは耳を傾けて聴く、つまり「Listen」
話し手が何を言いたいのか、真意を聴くには話し手の為の質問にする。
こちらの情報収集の為の質問は避ける。



情報関連会社に就職した12年前、米国から入って来たコーチングスキルに出会った。
これは将来性があると思い、プロのコーチになると決意。
独立し、企業の研修として取り入れてもらえるよう営業活動をしている。


コーチと言うと指導者のようだが、実際は聴き手のこと。
話し手である相手の真意を引き出す為に、受け手となって自発的な気付きを促す。
対話を通じ、話し手の心を映し出す「鏡」の役に徹する。



以前から欲しかった今のミニを買うことは決めている。
クーペやクロスオーバー、クラブマンと多種多様だが、やはり基本にしようと思う。
問題は、どのタイプをどの店で買うか。


値引きや店までの距離も大きな要素の一つだが、人間関係も大切。
好きになれない人が売ってる店で、品物を買うことはない。
安物だろうと高価だろうと、売り手の信用は大切だ。


少なくとも5年は付き合ってゆける営業さんやメカさんがいることは必須。
店には空気があり、その店全体の雰囲気は人が替わっても一緒だったりする。
ネット通販じゃないから、長い目で見て付き合ってゆける店で買いたい。



グリルやマフラーの形状以外にも、選べる色や細かな仕様が異なる。
予算からすれば安いに越したことはないが、それだけでは決められない魅力がある。
あとからオプションで足してゆくと、結局は最初から上のランクを選ぶ方が得だったり。


しかし、これだけ円高でも値引き無しってどうよ。
数年前と価格が変わらないなんて、ぼろ儲けとしか思えないのだが。
それでも平日なのに次々に来る客に、対応が間に合わないようだ。



冷静になろうと一旦家に戻り、妻に相談してみる。

「60万近く違うと大きいもんな。ここはワンで我慢するか」
「モノを買うのに、我慢してまで買う理由ってあるの?」

「欲しかったミニに乗れるだけでも幸せだしな」
「だったら我慢なんて言葉、使わなきゃいいじゃない」

「でも、できれば屋根の色を白にして、タイヤも扁平にしたいが我慢かな」
「好きに買えばいいじゃん。アンタが稼いでくるお金なんだし」

「俺が稼げるのは、お前や子供がいてくれるから働けるのであって・・・」
「買う喜びも無いクルマなんて、お金を出す意味も無いでしょ。
 欲しければ、さっさと買ってらっしゃいよ」

「そんな気楽に言うなよ。何百万って買いものだぜ」
「値段に関係ないの。ためらうならやめれば?」



妻相手だと全く役に立たないコーチング。
人を見て法を説けと言うが、説くほうは上から目線ってことに気付く。
つまり、妻のほうが俺より上ってことか。











Posted at 2011/10/25 11:20:27 | コメント(10) | トラックバック(0) | 暮らし/家族

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