ゴムマニアのブログ一覧

　修理は終わりました。

　この小春日和ですからさっさと受け取りに行って３週間ぶりのオープンを楽しむのがエリーゼを飼う者の勤めでありますが、なんとわたくし、代車の初代A3に完全にイカレてしまったのであります。
　返すのが惜しくてしょうがない。

　でも、返さないと人質を返してはもらえません。
　さて、この愛人との最後の一日をどう過ごすか。

　「そうだ、今のA3はどうなってるか見てみよう！」

　ということで、すべての事情をお話したうえで近所のアウディで現A3を試乗しに参りました。
　とにかく結論だけ申し上げますと、

　「さらにイカレました」

　そんな状態でありますから、営業さんはさっさと見積もりを作りに席を立ちます。
　代わりに現れたきれいなお姉さんがコーヒーを出してくれます。




　わるいことはできませんね。

　それにしても現A3。完熟とはこのことであります。
　明日はまたこのブログで反芻したいと思っております。

　アストンとジャガーが壁から突っ込んでくる妄想をしながらのワンドリンクでありました。
　「アイスバー東京」。滞在時間２０分ほどが限界でした。
　話のネタにはいい・・・かな？
　実際ブログしてますので、よしとしましょう。

　職場近くの住宅街にいつも古いステキなロールスが置いてある事務所（？）の前に、なにやら不思議な縦横比の車がおいてありました。
　いったいこれは何でしょう？
　カバーをめくりたい衝動にかられましたが、めくってません。
　なので正解も不明です。とにかく細長い。タイヤでかい・・・。

（犬吠埼君ヶ浜）

　１０年前の初代1.8。走行距離７万キロ弱。

　東京湾を横切る間、「世界の車窓から」のテーマが頭で鳴りだします。
　くつろぎの客室に座る風情。まったくよどみないエンジンとレーン。

　袖ヶ浦の森に入り、嫌悪のはじまりを予感しながら最初のアールへ。
　切り始めから微細に応えるのに、レーンを決めるのはA3。

　目でもついてるかのように、いや、道路規格まで見透かしたように車線内いっぱいに航跡をつくってしまう。まるでA3のためのレールがあるようです。でも敗北感はありません。曲がっている間中、沈黙しながらもこちらの出方をしっかりと見てくれている。そんな世界。

　キーを渡されたとき、思わず「うわっ、これダイッキライなんですよ」と言ってしまいました。前に何度かAUDIに乗る機会があり、その度に、
　「なにも評価すべき点がない」ことへの嫌悪がはしる。
　試乗の時間になにも感じられない。剛性を褒めるにも不可解にも美醜きわどい揺れを放つ。所有したいと思わせる「事件」がおこらないことへの嫌悪だったのでしょうか。

　この長い間お借りした時間は何物にも代えられない貴重な時間であります。
　いまだに言葉にはできませんが、
　わたしのカラダゼンブが
　「すべてを肯定」
　しております。

　今度のはめちゃめちゃ面白そうであります！