
ども。
たまにはマジメにカシンです。
今回はフロントブレーキ流用のお話。
ちょっと長くなりますが、興味のある方はお付き合いください。
トップ画像はDA64Vのノーマルキャリパー&ローターです。
軽貨物だと12インチの貨物用タイヤが定番なので、ブレーキはどうしてもこのサイズになってしまいます。
これがまた効かないw
なのでエブリイに乗り始めてから早々にブレーキには着手してました。
ちょっと調べたら、エブリイランディ&エブリイプラス(DA32W)のブレーキが13インチホイール用のベンチディスク(略して13V)で、キャリパー&ローターがポン付けできるとか。
でもいざY!オク等で探してみると、タマ数が少ない上にけっこう高いw
定番流用なので、みんな強気な価格設定です。
DA32Wで使われているキャリパーはトキコ製です。
スズキ車ではよく使われてます。
キャリパーにデカデカとSと刻まれてます。
これはスズキの頭文字ではなく、ソリッドディスク用のキャリパーなのでSなんです。
ブラケットにはご丁寧に12Sの刻印が。
12インチのソリッドディスク用って事になります。
スズキの軽のNA車はほとんどこのキャリパーですね。
DA64Vはアイシン製のキャリパーですが、このキャリパーと同サイズです。
今度はVと刻まれてます。
厚みのあるベンチディスク用のキャリパーです。
キャリパーの幅が違うため、ブラケットもソリッド用とは違います。
13インチベンチディスク用って事になります。
スズキの軽のターボ車によく使われてます。
DA32Wで使われているキャリパーって、この13Vキャリパーなんですよね。
わざわざDA32Wで検索しなくても安いのがゴロゴロ出てきます。
俺はワゴンRターボ用のキャリパー左右セット美品を2000円で落札してますからw
もう少し突っ込んで調べてみると、こんなのも出てきます。
14インチベンチディスク用って事になります。
初代スイフトや姉妹車のシボレークルーズ、それとkeiのターボ車に使われていたモノです。
要するに、DA32Wよりもでっかいブレーキって事です。
ローター径に合わせてブラケットが長いだけなので、14Vキャリパー自体はこのようにエブリイにもポン付けできます。
ただローターは流用できません。
FRベースのエブリイとFFベースの他のスズキ車とは、ローターのオフセットが違うんです。
DA64Vとkeiターボの比較です。
厚さ12mmと17mm。
ベンチになった5mm分がそのまま内側に入ってしまいます。
片押しキャリパーなので、全体の高さを合わせなければいけません。
なので、他車種から13Vキャリパーは流用できても、そのローターは流用できないという事になります。
ローターだけはDA32W用を用意してください。
エブリイにポン付けできるローターがなく流用できないとわかった14Vキャリパーを、どうしても使いたいヒネクレ者の俺w
14インチローター探しの旅に出ます。
ポイントは3つ。
・オフセット
・ローターの厚さ
・ハブ径
最近のローターは厚さがみんな22mmとかあります。
17mmのベンチディスクなんてありませんw
あとハブ径が小さい分には削ってもらって対処できますが、デカくてガバガバだともう俺の手には終えなくなります。
そんな条件の中、流用できそーな14インチローターを発掘してきました!
トヨタ車のローターです。
俺は初代ラウム用を加工流用しました。
EP82&91ターボやセラ、サイノスあたりにも使われてます。
オフセットはドンピシャ!
ローター径が253mmなので、スズキ用よりほんの数mm小さいのですが問題なく使えます。
厚さも18mmとチト厚いので、新品パッドだとどーかな?(未確認)
安い中古ローターを研磨して使うのが賢いカモ。
1番の問題はハブ径。
54Φなので、このローターが回せる旋盤で60Φに拡大しなければなりません。
そこさえクリアできれば、安価で鬼のように効くブレーキになります。
ローターがデカイと見栄えもイイしね♪
でもバネ下は重くなりますw
あーあとパッド。
キャリパーは同じモノなので、他車種のパッドも使えます。
ただ、軽と普通車ではサイズが違います。
普通車用(DA32W&初代スイフト系)は内側に向けて5mmほど長いです。
これはkeiのパッドですが、普通車用は矢印の先のパッドが当たってない部分がほとんど無くなります。
HT81Sはパッドの種類も豊富なので使わない手はないです。
なんて言いながら俺は中古のHT51S用ノーマルパッドにしましたがw
それでも鬼効きです。
今後はリアブレーキも強化したいですね。
ぢゃないと前後バランスが…w
Posted at 2014/02/04 12:28:41 | |
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