今でも、その時の事は ハッキリ 覚えています…。
今は昔…
A君
「おぃ! お前、サッカー部入ったん?」
私
「おぅ、一瞬入ったけど、すぐ辞めた(笑)」
A君
「アホちゃうんかぇ? お前が高校は別々になったけど、お互いそのままサッカー部に入ろう!
てゆーから、俺も入ったのによ~!!(怒)」
私
「おぅ! すまん! すまん!!」
「せやかて 波乗り の方 が オモロいもん(笑)」
A君
「アホやし……! あっせやせや!!」
「おぃ! うちの兄やん、ごっついもん買うたどー!」
私
「なんな? 何 買うたんな?」
A君
「車や!」
私
「また、買うたん?」
「たしか、お前とこの兄やん、430 のグロ 乗ってたんちゃうん?」
「あれ、めちゃくちゃカッコええのによ~!」
A君
「おぅ! あれはあれでカッコよかったけどの~~~!」
「今度のは エグいわ~~~!!」
私
「なんな? あれよりて… センチュリー でも 買うたんか?(笑)」
A君
「ちゃうわぇ!」
「今度は 外車じゃ!!」
私
「ふ~ん! 何? ベンツ か 何かか?」
A君
「おー! 近いのぉ? ベンベーや!!」
私
「ベンベー? ふ~ん!」
「それやったら、グロリアの方がカッコええんちゃうん?」
※ 私はこの時、ベンベーには色々な種類があることを知らなかった。
ベンベー イコール 320 の方程式だった。
A君
「アホか? お前、ベンベーて ○○さん が乗ってるやつと思てるやろ?(笑)」
私
「おぅ! ちゃうんか?」
※ 当事、我々が住んでいた近くの町にあずき色の320iに乗った親がカネ持ちの先輩がいて、
その人はその車の屋根に サーフボード を積みよく海に来ていたのを二人とも知っていたのである。
(この方、カッコのわりには 波乗り はヘタやった…w)
A君
「ちゃうわぇ! まあ、今度見せちゃら♪」
私
「おぅ! 見せてくれ!!」
A君
「おぅ! 兄やん、うるさいからの~~!!」
「おれへん時に こそっと見せちゃら!」
それから 何日か過ぎ
何の用事で行ったのか?忘れてしまったが、ある夏の夕方、私は A君宅 にいた。
A君
「おぃ! 車見るけ? 今、兄やん仕事でおれへんから見れるど♪」
私
「おぅ! 見せてくれ!!」
「忘れてたわ! ガレージ行こ行こ♪」
私達は2階のA君の部屋から1階のガレージまで降りて行った。
A君
「まあ見とけよ! ビビるど~♪」
と ガレージ の シャッター を ガラガラ~ と上げた!!
ホ、ホヘ~~!!
そこには 今迄見たことが無い BMW が
ドーン と 鎮座 していた。
なんじゃこれ~~♪
今では BMW も珍しくは無くなったが、この時代は ディーラー さえ近くには無く
とても珍しかった。。
しかも 430グロリア が目新しかった時代である。
世間では、スカイラインジャパン とか、ローレルSGX、240Z、など・・・
普通に走っていた。
そんな時に まだ出たところで 前後のスポイラー とかも付いて無かったが
素の E24 6シリーズ を 初めて見たのである。
驚かないわけがなかった!
うまく表現できないが、スーパーカー小僧だった私はカウンタックやBBが大好きだったが
雲の上の存在過ぎて、手の届かない車だったのに対し…
もしかしたら手が届くかも知れない普通の乗用車として感動したのである。
「こんなカッコええ車があったんか?」 と その時、素直に思った!!
私
「こ、これ なんちゅー ベンベーな?(汗)」
A君
「へへ! ビビったやろ?」
私
「めちゃくちゃ カッコええやんけ~~♪」
「な、なんちゅーん なて?」
A君
「これはな? 630CS て言うんや!!」
※ まだ インジェクション も付いていない キャブモデル であったが…
腰が抜けるかと思うぐらいの衝撃でめちゃくちゃカッコいいと思った!!!
私
「うわ~! ホンマやの~? これはエグいの~~!!」
「速いんかなぁ~? 今度いっぺん乗せててゆーといてくれ!!」
A君
「3000 あるしの~! まあまあ速いど! おぅ、ゆーといちゃら!!^^」
後日… この車に乗せてもらったが
真ん中のコンソール が 運転席 を向き
赤く光る メーターパネル が とても新鮮だった。
独特な 車内の臭い…
家が揺れるような エキゾーストの音…
私は完全に逝ってしもた。。。 (爆)
時は過ぎ…
そののち 免許を取って5年後
私は 635 に乗っていた…。
今思えば
そんなに程度が良くない中古車であったが
納車された時
涙が出るほど 嬉しかった…。
Posted at 2016/05/04 07:44:27 | |
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