ビーチェ号には、申し訳程度のワイパーが引っ付いてました。
クルマと同じくなんともかわいいサイズですが、雨の日は一躍主役になるアイテムです。
先日一日中雨の中を走っていたのですが、間欠機能がないため、毎回手動で動作させるという、なんとも間の抜けたことに・・・。
これは、早く例のブツをつけなければ!
と、いう訳で「ミツバ ワイパーコントロールシステム」を取り付けることにしました。
まずは、車両側の配線を確認。
ヘインズのマニュアルや、先達が苦労して作った配線図を熟読・・・。
うーん、よくわからん。
なので、先に「ワイパーコントロールシステム」を確認することに・・・。
↓箱の中には、本体、コード類、説明書が入ってました。
昔から、機械モノはばらさないと気が済まないので、
ばらしました。
ををっ、パナソニックのリレーだ!
これを動かすために、コンデンサとダイオートでON-OFF間隔と流す電流を制御してるようです。
リレーの型番は「ACTB21」
早速パナソニックさんにお邪魔すると、カタログがおいてました。
↓これこれ、内部結線図が大切なんだよね。
リレー作動時に「COM」と「NO」が結線される、お手本のようなリレーでした。
配線がわかれば電気の流れを追うことができます。
本体の基盤を裏返してみると・・・。
↓ 配線図を参考に確認
「青色線」がCOM
「黄色線」がNC
「白色線」がNO
「赤色線」はリレー作動用プラス電源
「黒色線」はアース
ということがわかりました。
つまり、普段は「青色線」と「黄色線」がつながっていて
リレーが作動した時だけ「青色線」と「白色線」がつながることがわかりました。
ここまでわかれば、あとは車両側でワイパー作動用の12V電源線を探すだけです。
ビーチェ号の車両配線は、何度か引き直されているのか、マニュアルと色が違いました。
そこで、ワイパーモーターから延びる4本の線を確認していくことにしました。
ワイパーコントロールシステムの説明書は、オートストップのラインを探せ!と指示していましたが、ビーチェ号には当てはまらないので「ポイ」しました。
ワイパーモーターから出てきている線は、
「青線」
「黒線」
「青黒線」
「白線」
の4本。
これは、ヘインズのマニュアルの通り。
車両側は配線色が変わっても大元はマニュアル通りでヨカッタ。
テスターで確認すると。
「青線」は、ワイパースイッチをONにすると電流がながれる。
「黒線」は、アース
「青黒線」は、常時電流が流れる。
「白線」は、ワイパーが動く瞬間だけ電流が流れる。
上の3本はよくわかるけど、「白線」の存在理由がよくわからない。
よくよくヘインズのマニュアルを読んでみると・・・。
もともとNUOVA500の時は、ワイパースイッチが「OFF」「ON」「PARKING」の3つポジションがあったみたいで、「PARKING」にすると「遅いけど力強い」動きをするようなことが書いてある?
つまり、ワイパーに泥やら雪やらがついているときやら、停止時でジェネレータの起電力が少ない時に使うポジションのようでした。(←かなりアヤシイ英語力なので、ヘインズ日本語マニュアル持っている方、補足お願い)
その「PARKING」のところで使われている配線が「白線」というわけでした。
でも、500F以降はコスト削減のため?かワイパースイッチは「ON」と「OFF」のみ。
「白線」の役目も変わっているようで、ワイパー停止位置状態の時は常に電流が流れていて、動き出したら通電しない仕様になってました。(クランクギアの裏側にある電極で制御してるもかもですね)
「白線」は、どうやらワイパーが動き出すとき(この時が一番電力を消費)のための補助電源?となっているようでした・・・。(ホントか?)
要は「青線」に定期的に電流を流してあげると、間欠化できることがわかりました。
切ったり貼ったり、グロメットに配線を通したりと一通り作業が終了しました。
しかし、ワイパースイッチを「OFF」の状態で間欠ワイパーコントロールを起動すると、「青色線」のヒューズが切れてしまいます。
これは、ワイパースイッチ「OFF」状態でも「白線」に電流が流れているためのようなので、車両側のカプラーから「白線」を外すことで対応。
既存のスイッチで通常動作、ワイパーコントロールシステムで間欠動作するように組み上げることができました。
配線はこんなかんじ
↓
実際に作動させてみると・・・。
↓
これで、小雨のドライブが楽しみになりました!
(イヤ錆びるからダメだってっ)
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ベアトリーチェ号(FIAT500) パーツ・整備 | 日記
Posted at
2013/01/05 21:38:40