
カヤックキャンプツーリング その
伍です。
未知との遭遇の後、ゆったりと川下りを続けます。
途中、休憩を兼ねてお茶タイムを取ったのですが、チビちゃんは
「河童の川流れ大会」(命名チビ)をエンドレスで始めました。
↓上流から、ライフジャケットの浮力で
どんぶらこっこと流れてきます
しばらくしたら飽きたのか、急に
「熊野川に来た証を造りたい」といって、石と流木で即席モニュメントを造りました。
チビちゃんなりに、旅の終わりを予感しているのかも。
↓何か想うところがあったのでしょう
お茶タイム終了後、漕ぎ出すと河岸に民家がちらほら見えてきました。
↓ここまで来ると、生活音が聞こえてきます
しばらくすると、大きな橋の下をくぐりました。
普段、水面から橋を見上げることなんてないので、二人して
ポカーンと口を開けてました。
橋の裏側ってこんな構造なんですね、
気になります。
↓なかなか面白いアングル
橋をくぐって、しばらく進んだら・・・。
あちゃー、また何かいるよ。
↓下手からジェット船とは異なる爆音が聞こえてきました
近づくと、ブルトーザーが水浴びしてました。
↓川底の石を岸に寄せてました
熊野川は、ダムの放水で水量が調節されているため、水深がかなり浅い場所がいくつかあります。
いくらスクリューのないジェット船でも、水深数十センチは無理。
ジェット船が通れるルートを確保するために、ブルトーザーで川底を掘っているとのことでした。
↓それにしても、キャタピラのなせる業ですね
ブルトーザーのパイロット(運ちゃんではなく)に手を振ったあと、さらに下流に進むと滝に出会いました。
小さい滝だけど、舟でないと近づけないところ。
ついつい、珍しくって近寄ってしまいました。
↓夏の暑い日に滝の音はオアシス、気分的に涼しくなりました
再び漕ぎ出したところで、チビちゃんが無言で「グッジョブ」サイン。
旅の終わりは、目と鼻の先です。
↓ときどき意味不明行動が・・・
チビちゃんにとっては、久しぶりの冒険。
色、匂い、音、感覚をフル稼働して、自然を感じてくれただろうか。
↓チビちゃんにとっては、まさにadventureでした。
長かった旅も、終着点のジェット船乗船場でおしまいです。
乗船場に上陸して、しばらくは放心状態・・・。
なんとも、名残惜しかったですね。
しばらくしてから、カヤックを乾かして解体、バックパックに放り込みました。
撤収作業中も、次々とジェット船が発着していきます。
埠頭には「スロー」の文字が・・・、川の流れの中で、微速操作するのって難しいのでしょうね。
↓「スロー」の文字が、ウケル
カヤックは、たたんでしまうと結構コンパクトになります。
↓一泊二日でこれくらいの荷物
よい水、よい風、よい景色に恵まれた旅でした。
未知との遭遇もあったし、ブルトーザーにも会えました。
カヤッカーとも、お話ができました。
たまには、自然のなかに飛び込むのもいいですね。
この旅で、出会えたもの全てに感謝を。
Posted at 2012/10/08 00:22:05 | |
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