
暖パン&極暖シャツバンザイ!
急に冷え込んできましたねぇ。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
着込んでモコモコのビアンコです。
お腹が出てるみたいに見えるけど、きっとアナタの気のせいです・・・ww
さて、先日の「ヘッドバンギングon the Highway」から、ビーチェ号復活してまいりました。
と、ここで初めて「ヘッドバンギングon the Highway」を耳にした方への解説・・・。
----解説ココから----
とある休日の朝、旧車イベントを観戦するため高速道路をひた走っていたビーチェ号でしたが、登り坂にさしかかってスロットルを開けたとたん「カラカラカラ」という異音とともに失速っ。
非常駐車帯に止まって、エンジンフードを開けてみたら・・・。
エンジンが縦に「ヘッドバンギング」してました( ゚Д゚)ヒョエー
スゴイ勢いでヘドバンしてる。
昔、八瀬遊園で観た「X」みたいでした・・・。
こんなの初めてだったので、同乗のチビは半泣き、ついでにボクも半ベソ(笑)
とにかく、スロットルを開けるとなんとかエンジンは回るので、ソロソロ帰ってきました。
アイドリングは常にハーフスロットル(←スロットル開けてないと、すぐエンジンストール)、
スロットルを開けてもモッサリ加速(←なかなか回転上がらないけど、あがったらシッカリ走ってくれる)・・・。
何かが起こってる・・・。
でも、何かはわかんない。
以前ビーチェ号が咳き込んだときは、高回転側だけが息つきしてたので、今回とは正反対。
↓これね
キャブの分解・洗浄終了!# ビーチェ号の整備 その22 #
とりあえずキャブの清掃とプラグの交換、燃料フィルターを取り換えてエンジンをかけてみるも「ヘッドバンギング」は変わらず・・・。
----解説ココまで----
途方にくれながら、カメロンパン氏に連絡。
赫赫云々と状況を話すと、夜遅くなのに助けにきてくださいました!
フットワークいいですねぇ・・・。
↓早く帰っておいで~
早速、翌日からエンジンをばらして確認されたようで。
状況がメールで送られてきました、ホント丁寧な方です。
で、ビーチェ号のエンジン初公開!
コンプレッションゲージで測ってみたところ、奥側の2番シリンダーの圧縮がまったく出てないとのこと・・・。
ガスケットが飛んでるのかも・・・ということでエンジンをばらしてみたところ・・・。
ガスケットは綺麗なままとのことでした。
↓ピストンバッチイなぁ
外したヘッドを裏返してみたら・・・。
一番シリンダー
ばっちいですが、異常は見られず。
↓粉ふいてる・・・
二番シリンダー
あれっ!
なんじゃこりゃー!
↓穴ぽこ発見!
バルブが欠けとる!
カメロンパン氏曰く、カチカチに炭化したスラッジの破片をバルブが噛みこんで破壊されたのでは?とのこと・・・。
こんなことあるんですねぇ。
ぎゃふん!
↓ラプトルに引っ掻かれたみたいな感じ
これじゃあ、だめですよね・・・
バラしたシリンダーヘッドの状態からすると、エンジンが組まれてから大がかりな整備などは行ってない可能性が高く、かなりの距離を走りこんできたエンジンかも知れない、とのこと。
ちなみにエンジンは1995年製らしく、もしかしたら約20年間走り続けてたのかも・・・。
ここで、難問発生!
1.とりあえずEXバルブを交換して走れる状態にする。
2.この際、軽量ビッグバルブ&ハイカムを入れて快速仕様にする。
提案をいただいたのはいいけど、悩みますねぇ。
「1.」はすぐにでも対応可能
「2.」は工期3ヶ月+整備待ち1ヶ月少々・・・で、4ヶ月くらい乗れない。
一晩考える旨を伝えて、悶々としながら就寝。
結局、今回はとりあえずヘッドの掃除とEXバルブの交換だけをお願いして、来年夏の車検に向けて快速化を実施することに・・・。
そのことを話すと、カメロンパン氏も同じことを考えていたらしく、すでにエンジンを組み上げ始めていたとのこと、写真付きでしっかり整備レポートしてくださいまいした。
なんだか、ココロを読まれてますね(笑)
クルマの整備って、実際何をどのようにしたのかって、教えてくれないお店が多いですが、写真とコメントでわかりやすくレポートを送ってくれるのはありがたい。
機械マニアとしては、構造がわかるので嬉しいレポートです。
↓手で触っただけでスラッジが・・・orz
↓軽く掃除しただけでこんなに・・・( ゚Д゚)ヒョエー
↓生きてた1番シリンダーのEXバルブも・・・目玉焼き?
これは、高温状態が続いていた証拠だそうで、あまりよろしくない状態だそうです。
↓程度のよい中古EXバルブに取り換えて
↓欠けてた2番シリンダー側も取り換えて
↓とりあえず、しばらくは安心して走れるように
↓組み上げまであと少し、オイルも滲んで無いようです
↓ヘッドも綺麗になりました
ついでに、溶接がとれてブラブラしてたマフラーも、補修&強化してもらいました。
↓コレね
マフラー異音探究・・・# ビーチェ号の整備 その25 #
もともと、マフラーのエンドパイプは上からつりさげられている構造でしたが、振動に対して溶接箇所が小さく、負けてしまうようで・・・。
エンドパイプを下から支えるブラケットを追加して、ガッチリ溶接してもらいました。
↓上下からサンドイッチされたパイプ
↓シッカリとまってますね、こういうのがしたかったんですよ
おかげで、見事復活!
エンジンも軽く回るようになったような、気がします(笑)
とりあえずは、
あと半年この状態で走りきります!
↓いないと、寂しいですからねぇ
おまけ・・・
壊れたバルブww
↓綺麗に欠けてますねぇ、
*整備レポートの写真は、カメロンパン氏に許可を得て掲載しています。
Posted at 2014/12/11 17:30:07 | |
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ベアトリーチェ号(FIAT500) パーツ・整備 | 日記