ファイズを見るはずが　その２

ちょっと浮気して「ウルトラマンコスモス　THE FIRST CONTACT 」を見ました。

TVシリーズでコスモスと一体化する春野ムサシが少年の頃の物語。

ムサシ少年とコスモスの出会いの物語で、TVシリーズのプロローグ的な存在です。


見終わった後、素直に良いなと思いました。

ムサシ少年はイソップの童話の「狼と少年」の主人公である少年と同じ様な扱いを受けます。

ムサシ少年はコスモスと出会った事を嘘偽りなく話すのですが誰もそれを信じてくれません。

何故なら人々はウルトラマンの事を架空のヒーローであると思っているから…。


「狼と少年」と違うのはムサシ少年は決して嘘つきなんかではなく、ただ真実をまわりの者達に訴え続けてそれをまわりの者達が嘘だと決めつけていた事。

ムサシ少年の言う事を理解しようとしなかった事。

まぁ…想像した通りにストーリーは進むのです。



誰かが体験した事を嘘と決めつけ、それが真実であるとわかったとき素直に自分の非を認める事が出来るかどうか…。

誰かが言う事を理解しようとする事が出来るかどうか…。


それが出来れば諍いなどは起こる事もないでしょう。

こういった作品はある意味童話ですね。



私の周りにいるお子様達に「ウルトラマンって本当にいるの？」と聞かれたら、ウルトラマンは架空のヒーローなんだけどそれは黙っておいて「信じる者の心の中に彼はいるんだよ」と答えようと思います。