
本日、報道またはメディア全般含め、アメリカでの豊田章男 本人の公聴会の模様が取りあげられました。
多々、意見はあるかと思います。
それに、連日米国内で一部の過激な有線チャンネルだと思いたいのですが、LEXUS車でお亡くなりになられた3人の家族と嫁の弟さんの火災炎上事故直前までの電話でレスキューとのやりとりを自分も見ましたが、正直、悲惨だと思いました。
「190km/hで車が止まらない、もうすぐ高速出口だ! 神に祈ろう、神様、神様・・・」と。
この事実隠しと影響力を真摯にTOYOTAとして受けとめてほしいです。 このことだけに関していえばリコールとかの問題を逸脱しています。
本国でのPRIUSのブレーキリセッティングの問題なんかかわいいもんだと思いました。 ただ、恐怖感を覚えた方はいるでしょう。 止まらない車ほど怖いものはないでしょうから・・・。
今回の豊田章男社長はアメリカ議会への根回しもあったとは思いますが、よく頑張ったと思うし、胸のうちを正直に明かしたと思ってます。
それに、責任の所在を明確化した点はわかりやすかったです。 北米TOYOTAの社長も「リコールの全権は日本にある」と断言してました。
涙はご本人の感情論の問題ですのでこの際はあまり評価できるほどのものではないと思います。
ただ、従来型の社長とはやはり異質なんじゃないのかな??とも思います。 おそらく豊田家出身のボンボンでしょうし、金銭感覚も貧乏人とは乖離してるはずです。
ただ、なんというのか才の一部である人柄・性格といったものがセレブというよりか腰が低いとでもいうのべきか?? 苦労人ではないのだろうけど、親身になって考えることのできる一般人的発想の持ち主だと思います。 と思いたい自分がいます。
いかんせん、彼の野望はクルマ好きにはたまらない構想なだけに、なんとか踏ん張りをみせてほしいのです。
LFAを気持ちよく世界に解き放ってほしいのです。 GRMN、G’sといったスポーツ部門の確立を成し遂げてほしいわけです。
ある雑誌でTOYOTAの派閥について論じていた記事を見ましたが、自分も以前からモリゾウさんが考える内部のスポーツ部門の実現について、TOM’Sの立場はどうなるのかずっと疑問でしたが、どうやら火の粉がくすぶり続けているようで、内部にもTOM’S擁護派が存在するみたいですね。 というか組織である以上、体質としてあって当然だと思います。 レースでの功績もありますしね。
ただ、そのようなことがめんどくさいことではあるので、そのような内部的な争いも、このリコール問題をいいことに噴出してきているのも確かですし、ましてスポーツ部門に対しては軋轢やら非難やらで大変だと思うのです。
モリゾウさんに揉み消すほどの力もないだろうし、世襲というだけで渡っていける世の中じゃなくなってます。
スポーツカーの定義って難しいと五味さんが言ってましたが自分も共感しておりまして、日常的に人が乗れて、荷物が運べて、壊れなければ自動車として存在意義が確立されます。 これを自動車の定義とするならばスポーツカーはその挙げた項目にプラスαな存在なわけです。
ということは日常性から飛躍しだすわけで。 必要ないと思う人には、イコール=贅沢なクルマになるわけです。
そこをどうにかして顧客に訴えよう!売っていこうというのは企業努力ですが、いかんせん、国内の景気が冷え切ってるもんで、スポーツ開発をする余裕があったら他を手堅くしていこう!という意見は正論だとも思いますし、そのような保守層からの圧力も内部にはあるはずです。
これは試練です! 豊田章男という巨星となる日・・・、自分はその資質はあると見込んでおり、期待したい漢であります。
ご本人はハッキリ言うタイプ、行動派だと思うのでもう少し時間をかけて解決していってもらいたいと思います。 ピンチはチャンスです。 そんな単純な発想が時には機転を良くしますので♪
これから北京に向かう予定とのこと。 経営者として当然なことかもしれません。
一日も早い信頼回復と、サービス向上を心より願って・・・。
そして走ってるモリゾウさんが見たい!
Posted at 2010/02/25 21:33:50 | |
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