それは突然のことだった…
「んぁ? 暑い(;´A`)」
4月のとある日、あまりの暑さにプリゴンのエアコンをAUTOで付けた私は、もちろん涼しい風が私の熱を冷ましてくれるものだと思っていた。しかしその日は様子が違っていた。ベンチレータから出てくる風は熱いままで、なんなら外をふく風のほうが涼しいくらいだ。
プリゴンを停めてフードを開けるワイヤーを引っ張る。「ガコンっ」と鈍い音がしてフードのロックが解除された。私は迷わずクーラーの配管に手を触れてみる。
「ふぅ、熱いな…」
どうやら冷媒系統のトラブルのようだ。私は窓を全開にして気分を無理やり上げながら走りだした。
数時間後、自宅
私「どうやら車のクーラー壊れたらしい。」
嫁「えっ?! お金ないよ!」
私「エンジンも調子悪いしいろいろ直したいんだけど」
嫁「いくらかかるの? ほんとお金ないからっ!」
嫁「つかさ、あの車にお金かけてあと何年乗れるわけ?」
嫁「あのさ、私あの車ほんと嫌なんだけど↓」
私「あと10年は乗れるようになるかと…」
嫁「いや、だからあんな乗る時よっこいしょって低い感じで乗んなきゃいけない車とかうるさい車とかほんともう乗りたくないからさ!」
私「いやお金ないっていうからさ、あれ直すのが一番お金かかんないし…」
嫁「つかその直すお金で新しい車買えばいいじゃん、とにかくあの車はもう嫌だから!」
私
(`Δ´)
嫁「つかあの車には1円も出さないですから(敬語)。直したいならどうぞご自由に~フンフン」
私
( ノД`)…
私「そんな無理なこと言うなよ、おめえは!(`Δ´)」
嫁「なんであんな古い車がいいか意味わかんないし」
私
(`Δ´)
私「じゃあもういいよ、どうでもいい車買うわ…(-_-;)チーン」
私「いくらで買えばいいんだよ?」
嫁「100万で」
私
( ゚Д゚)…(プリゴンには1円も出さないのに…)
私「あーじゃあ適当に買うわ(`Δ´)」
翌日、某ディーラー中古車店舗
私「なんか100ぐらいで背高い車ある?」
店長「あるよ」
私「見に行くわ」
数時間後
店長「これなんだけどさ」
私「買うわ」
店長「え?」
私「いいから」
店長「なんかやけくそじゃね? いーの?」
私
「もうこれでいいから…」
夜、自宅
私「車買ってきた」
嫁「え?!」
私「いやだから車買ってきた」
嫁「はっ?」
私「おめえの言った通りに100万ぐらいで背ぇ高い車買ってきたからよ、いいからおめえは100万出せばいいんだよ!」
嫁
「つか早くない? なんなら150万ぐらい頭に入れてローンで新車買ってもよかったのにぃ」
私…(はっ?! こいつなんなん(`Δ´))
私「別に新車いんねぇし。つかもう好きな車乗らないし
どうでもいいから(`Δ´)」
なんなんだよ、いったい…
てな感じで私のプリゴンはいなくなってしまうことになりました。
なんか萎えた、っていうのが本音でしょうか… 家族の誰にも好かれていない私のプリゴン。つか何年もみんなをいろんなところに運んでくれたじゃん?とか、ワゴンだからおみやげたくさん積めたじゃん?とか。やつらに感謝はないらしく、しょうがなく乗っていたんだとかいう始末(T-T)
以前にも書きましたが、ここのところいろいろなところにガタがきていて、そろそろ集中してメンテかけて長く乗り続けようと思っていたところだったんですよね。具体的にはエンジンのリビルトへの交換、各種ブッシュ類の交換、ニスモショックの交換といったところで。今回クーラーが不調になってしまったことで修理代がよりかかる見通しとなりそれが不幸にもプリゴンの最後を決定づけることとなってしまいました。
思えばプリゴンを通じていろんな出会いがありました。もちろんみんカラを通じて本当にいろんな皆様と仲良くなれましたし、特にハワードさんやじょいさんのような旧友(遠くにいても気になる存在)のようなお友達もできました。またコンビニの駐車場とかで「この車なんという車ですか?」と興味を持って聞いてきてくださった方々がいたりして、なんかうれしく思ったりしました。
GW中にほぼ全ての部品を外して、大体うちに来たころの姿になりました。なんか久しぶりに見たノーマル顔、これはこれで素敵と思ってしまった私、まだ未練があるのですね…
私がプリゴンと過ごせるのはあと2日。今さら何も言いませんし言えませんが、
この車に出会えてよかった!!ということだけは間違いないと思っています。
じょいさんプリ形見のVグリル装着!
ライダーテール(不評によりすぐ止める)
スモークテールとエコドラなう
最終形態
終わり
Posted at 2018/05/15 00:31:34 | |
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プリメーラワゴン | 日記