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れおん@036のブログ一覧

2010年03月29日 イイね!

500E/E500のミニカー

500E/E500のミニカー500E/E500のミニカーは、現時点で3種類(カラーバリエーションを含めると4種類)存在している(量産品に限る、ただしハンドメイドモデルでも見たことはないので、もし存在するとすればスクラッチ=ワンオフだろう)。

これを多いと見るか少ないと見るかは微妙なところだが、そもそもベースのW124のミニカーも決して多くはないので”まあまあ”といったレベルか。同時代のライバルBMW M5(E34)に比べると、まだマシかもしれない。

ということでモデルの発売順に、現時点での全モデル紹介およびレビュー。なおスケールはすべて、ミニカーの標準スケールといえる1/43。

(1)ミニチャンプス旧金型

この中で唯一、500が現行車種である当時に製造されたもの。1992年カタログにて予告が入り、1994年カタログでは試作品と断った画像が、1995年カタログでは市販品画像が掲載されている(もっとも1994年と1995年画像で違いがあるわけではない)。この時期はまだ購入品のリスト化を行っていなかったので、日本での正確な発売時期はもはやわからないが、おそらく1994~1995年のはず。

カラーバリエーションはブラック/グレー内装(品番:MIN 3240)とアンスラサイト/ブラック内装(MIN 3241)の2種類が用意された。なおこの当時のミニチャンプスは現在とは違い、色違いがある場合は同時に発売していたので、どちらが古いということはない。









旧金型版のミニチャンプス製124シリーズはW/S/C/A124とすべてのボディバリエーションが用意されたが、この500はノーマルのW124とは金型が異なり、きちんとフロントオーバーフェンダーやフロントバンパーは再現されている。つまりエンブレムだけ”500E”にした手抜きモデルではなく、パッと見た瞬間に「あ、500だ」とわかるレベルには仕上がっている。発売当時はわりと感動したものだ。

ただし15年前のミニカーであるという事実はいかんともしがたく、細部の再現性が現代レベルではないことはともかくとして、特にリア周りの印象がよろしくない。もっともリア周りの造形がよろしくないのはノーマルW124でも同様なのだが。

逆に古いモデルならではの特徴といえるのは、ボディだけでなくシャシ側も金属製であること。そのため見た目よりもずっしりと重いのは、人によっては嬉しいかもしれない(←自分)。

またブラックはソリ黒ではなく黒メタではあるものの、ブルーブラックではなく普通の黒メタといった印象。ノーマルW124ではもっとブルーブラックっぽいグレードもあるため、そちらにしてほしかったなあ、という感じ(なお箱の色表記は、黒メタだろうがブルーブラックだろうが、すべてBlack)。

(2)スパーク

ここからは近年発売されたもので、これは2008年12月に日本でも発売されたモデル。スパークは近年急激に成長したMinimax社が擁するブランドのひとつで、ミニカーでは一般的なダイキャスト(金属)製ではなく、レジン(樹脂)製であることが特徴。この500も当然レジン製となっている。

このモデルは発注書が出回ったときに”Mercedes-Benz 500E 1986”(品番:S1020)と謎の表記となっており、出てくるまで非常に不安だった。というのは500に興味がある人ならご存知だろうが、1986年にはまだ500は存在していないからだ。いったいどんな仕様で出てくるのかと思っていたら……出てきたのがこれ。





結局、発売されたモデルの表記は500Eのままだったが、現物はほとんどE500である。後期型フェイスの500は他に存在していないため、その意味では貴重なモデル化だ(ミニチャンプス旧金型ではフェイスリフト後のEクラスも各種出ているが、E500は存在しない)。表記がそのままということで不安だったリアのエンブレムも、書体違い含めきちんと”E500”になっている。



ただし現物をよく観察してみると、E500としてはちょっと微妙なところがある。まずは前後のバンパーレールがマットブラックになっている、これは後期型ならバンパーと同色ペイントが正しい。

次は細かいところだが、ドア側のウィンドウサッシ部分がセンターピラーを含め、ブラックに塗装されている。これもいうまでもなく、ボディと同色が正解。画像ではわかりづらいとは思うものの、デザインも実車と微妙に違う。あとこの画像見ていて気づいたが、ドアノブがボディ同色なのも間違いだな。



この2点はモデルがグリーンメタリックのためあまり目立たないのだが、シルバーなら相当違和感があっただろう。なお余談だが、カラー表記はカタログ上ではDark Met Blueとなっているが、現物は完璧なグリーンメタリック(おそらくマラカイトを再現したつもり、だと思われる)である。

……初出時はミスはそれだけかと思ってたんだけど、他の後期型W124モデルを眺めててもうひとつ気づいてしまったので追記。こいつ、トランクが前期型だ。並行(本国仕様)の94トランクってあまり見たことないというか、個人的にあまり後期型に興味がないので気づいてなかったが……ということは、500Eをベースとして94ボンネットと灯火類を交換し、エンブレムだけE500にした仕様(笑)?

さて考証ミスはさておき、手にした誰もが多分感じるのは、ヘッドライトの天地方向が足りないことだろう。妙に細目になっているため、なんだかW202っぽい印象を受けてしまい、これはこのモデルの欠点といえる。

ただしそこに目をつぶれば、全体としては悪くない。個人的に500が500っぽく見える最大のポイントはフロントオーバーフェンダーではなく、それに合わせて拡大されたフロントバンパーの広がり方だと思っているのだが、このモデルはその感じがよく再現されている。実車の前に立ってフロントマスクを見下ろしたときの、あの感じがよく出ているといえるだろう。多分にディフォルメが入った(これはスパーク製全体に見受けられる特徴のひとつ)モデルではあるが、実車の印象をスケールダウンしたという意味ではなかなかだ、と思っている。が、前期型トランクはちょっとねぇ。気づかなきゃよかったかな。

(3)ミニチャンプス新金型

近年、ミニチャンプスは一度モデル化した古いミニカーを、現代の技術で作り直している。その中に124シリーズも含まれ各種が新金型で登場したが、2009年4月には500も発売された。そのモデルがこちら。





店頭で最初目にしたときは、先行して出ていたノーマルW124にあまりよい印象を受けていなかったこともあってそれほどよくもなかったのだが、新旧並べて観察してみると、やはり進化していることはよくわかる。ヘッドライトレンズやインテリアといった細部がきちんと再現されていることはもちろん、旧金型では省略されていたヘッドライトワイパーも装備されている。どうでもよいが、屋根(サンルーフ)も追加された。

そしてボディフォルム自体も、店頭で手にしたときはちょっと物足りなさを感じたものの、オーバーフェンダーやフロントバンパーはきちんと500仕様。個人的にはもうちょいオーバーディフォルメでフェンダーを出してもよいと思うが、実車をスケールダウンするとこのくらいが適正なのだろう。ボンネットのプレスラインや、リア周りの造形は、これが一番実車らしいといえる。リメイクしただけの価値はある良作だ。またひっくり返して裏側を見ると、足回りも結構きちんと作り込んである。

ただし……こいつには致命的な欠点がある。なんとリアの”500E”エンブレムが未装備なのだ。



左が新金型、右が旧金型。旧でもきちんと再現していたのに、なぜ新で未装備なのか?最初はデカール貼り忘れのエラーなのかと思ったが、複数確認してもエンブレムありの個体は存在しないし、そもそもトランクリッドのスリーポインテッドスターはデカールではなく印刷処理のため、どうやら仕様のようだ。なお他の新金型124シリーズはすべてエンブレムはあり、なぜよりによって500だけがレスエンブレムなのか、非常に残念である。

既に述べたように、デキ自体はなかなかのレベルにあるこのモデル。あまりに惜しいので、知り合いに頼んで”500E”エンブレムを自作デカールとして制作してもらった。自作デカールを手がけたことがある人にはお馴染みのアルプスMDプリンタを使用し、画像データ自体は手持ちのエンブレムをスキャンして用意している。



自作デカールを貼った姿がこれ。



文字が読めるようにアップで撮影すると、いわゆるデカールのニス部分が目立ってしまうのだが、現物はそこまでではない。ついでなのでヤナセやMBJマーク、ナンバープレート、車庫証明(笑)なども再現した。

現時点ではカラーはこのブラックメタリック/内装ブラック(品番:400 037060)のみ。これもブルブラではなく、完全な黒メタなのは残念。新色は通常品としては予告されていないと思うが、1年ほど前からメルセデス特注品としてシルバー系が出る、ということにはなっている。しかしいまだに音沙汰がない。

なおこのモデルの欠点として、どうも製造時の処理がまずいのか、発売後わずか1年しか経っていないにもかかわらず、既に塗装が浮き気味になっているものが多い(というか、手元の数台はそう)。実はこれ、旧金型版でも同様(500に限らず124すべて)だったのだが、近年のミニカーとしてはちょっとお粗末で、真面目に作れよ……といいたくなるところだ、
Posted at 2010/03/29 04:03:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2010年03月07日 イイね!

大黒PAのマックが閉店

目が覚めると、雨音からして外は本降り。第一日曜の朝に大黒PAへ行くようになってから約一年半、この日に本格的な雨が降っているのは初めてのような気がする。忘れてるだけかもしれないけど、晴天率が高い日なんだろうか。

しかしこれじゃ、今日は誰も居ないのではないかと思いつつiPhoneいじってたところ、NV-U75Vの新ファームがリリースされていることに気づく。当然アップデートし、そうすると試してみたくなるので、とりあえず大黒PAまで行ってみることにする。道中、普段はめったに使わないウォッシャーを「ノズルが詰まるとヤだな」(以前詰まりかけた経験があるので)と噴射してみたり。

特に何事もなく到着、さすがの雨模様で趣味的なクルマは少ないが、500は何台か集まっている。マックに上がっていくと……店頭に「3月31日で閉店します」の告知。来月から朝飯どうすんだ?まあなにか他の飲食店が入るんだろうが……

外に出てから、一応写真なんぞ撮ってみる。



……なんかおかしい?



ヘッドライトワイパーが中途半端な位置だ。スモール点灯したまま走り、途中でウォッシャーを作動させたときのボタン操作のせいだろうか。しかしこのヘッドライトワイパー、自分では作動している姿を見たことがなかったので、中途半端な位置になった=動作はしている、ということはわかったのでよし(笑)
大黒を出るときにもう一度作動させたらきちんと正常位置に戻った。

帰宅途中、先日取り上げたヴィーグルデータカードのコピーのことをふと思い出し、途中にあるヤナセに寄ってみる。頼むと「新車に付属していたカード現物のコピーは渡せない」(そもそも現物?を保管しているのかも不明)と前置きはあったが、A4にプリントしたものがすぐに出てきた。ただし帰宅してから確認してみると、ヴィーグルデータカードに記載された情報すべてが出力されるわけではないようで、たとえばライン装着タイヤの記載はなし。その意味では例のロシアサイトなどでわかる情報とたいして違いはない。それとオプションコード内容が日本語で記載されてるんだけど、明らかに間違ってるところがあった(なぜか275/55R17タイヤ/ホイール装着になっている、当該コードはロシアサイトから出る内容だとガソリンタンク関係だと思われる)。

さらに思いつきでトイザラスとブックオフに寄り道してから帰宅。洗車していたところ、高速走行中にバンパーになにかポツポツと当たっている感触があったが、また飛び石?の跡が増えていた……前走車もまったくいない状態だったんだけど、雨中走行だとこういうことがよくあるのだが、なぜ?
Posted at 2010/03/07 17:39:26 | コメント(6) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2010年03月05日 イイね!

1993年500E D車の内外装色カタログ

500Eの日本版カタログは1992/1993年とも、さらにE500も含む1994年Eクラス総合カタログまで、内外装色に関する記載がまったくない。

これは別に500に限ったことではなく、同時代のメルセデス日本版カタログは基本的にそうなっていて、内外装色カタログは別立てになっている(ひょっとしていまもそうだっけ?)。海外版はきちんと内外装色のカラーチップが収録されており、そちらのほうが見ていて楽しいのだが。
(余談だが手元にあるUS版のW124カタログは、ファブリック/MB-TEX/レザーと各素材各色とも布、または革見本が実際に貼り込んであり、とても見ごたえがある)

んで、その別立ての内外装色カタログを以前から気にかけていたのだが、まあそんなカタログは売れないのか、あまりに瑣末な存在なのでカタログコレクターも捨ててしまっているのか、なかなか出てこない。最近になって、ようやく2冊入手できた。



そのうちの一冊がこれ、1992年10月版、つまりモデルイヤー1993年用だと思われるもの。これ190/ミディアム/Sクラス収録ということだったので、特に500に関する記述を期待していたわけではないのだが、開いてみたら意外なことに、500についてもきちんと触れてあった。



内外装色の組み合わせ一覧を見ると、500に設定されているのは、

(1)ブリリアントシルバー
(2)パールグレー
(3)スモークシルバー
(4)マラカイト
(5)アルマンダインレッド
(6)ボーナイト
(7)パールブルー
(8)ノーティカルブルー
(9)ブルーブラック

となっている。



また他のページには、このカタログ上で500に用意されているファブリック/レザーのブルー/ブラックと、4パターンの内装写真もある。これは貴重……

組み合わせ一覧によると、過去に見かけた個体数の印象になんとなく一致していて、ブルー内装は基本的にブルー系統の外装に組み合わせているようで、逆にブルー外装にブラック内装という組み合わせは”組み合わせ不可”となっている。

しかし実際のところはどうなんだろうか?
以前外装内装ネタで取り上げたように、少なくとも海外では外装14色、内装は2種5色ずつで計10種類がカタログ上設定となっている。そして1993D車に限っても、上記の9色に含まれていないカラーの500は存在しているし、クリームベージュレザー内装の500も確実にある。過去に見かけた感覚的には(すべての順列組み合わせはもちろん無理にしても)、外装色は多分全色D車で存在している気がする。ということは、このカタログの組み合わせ表はあくまでも標準設定で、他は完全オーダー車両だったのかなぁ。

ちなみに14-9=上記カタログに含まれていない5色はインパラブラウン/クリスタルグリーン/ベリル/パジェットレッド/アンスラサイトグレー。確かにあまり見かけない色ばかりではあるのだが。

なお同時に入手したもう一冊は1995年2月版だったため、E500に関する記述はなし。
Posted at 2010/03/05 23:04:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2010年02月28日 イイね!

キー(鍵)のこと

中古車を買うとき、新車時の付属品が完備しているに越したことはない。ということで今回は500Eに付属していたキー(鍵)を取り上げる。
(って次回のネタはあるんだろうか?)

さて、ひとくちに500E/E500のキーといっても、実は年式や仕向地によって付属キーは多少異なる、と思われる。というのも、少なくとも日本のD車に限っては、年式によってある装備が付いているか否かが違い、それにより付属キーが変わってくる。それはリモコンドアロック(オプションコード880)である。

このリモコンドアロック、国内D車では1992年は未装備でオプション設定もなく、1993年からは標準装備となった。もちろん1994年のE500にも装備されているのだが、1993年と1994年では多少付属キーが異なる。また並行車であっても1993年以降であれば装備されている車両が多いのではないかとは想像するものの、個別のオプションコードが割り当てられているということは本国ではオプションだったはず。おそらく新並なら装備していただろうが、中には1993年以降でも未装備車両があるかもしれない。ということでここでは現物が確認できる1993年D車を前提に、話を進めていく。

まず500を新車で買うと、車両とともにオーナーに渡された?のがこのプラスチック製キーケース。
両面に半透明スモーク状のフタが付き、中身が透けて見える。



スリーポインテッドスターが入る表側のフタを開けると、オーナーが日常的に使うことになるであろう赤外線リモートコントロール・システム付メインキー(以下リモコンキー)が2本セットされている。



500用の純正リモコンキーにはどうやら2種類が存在しているようだが、1993年モデルの新車当時に付属していたのはこちらのタイプ。スリーポインテッドスターが入る中央のボタンがロック/アンロックで、横の小さなボタンはキー部分を開閉するためのもの。つまり、いわゆるジャックナイフタイプになっているのだが、サイズがかなり大きい。しかしそれよりも日常使用において不便なのは、キーホルダーなどに通すためのキーリング部分が用意されていないことだろう。



ただし中古購入の自車に付属するキーは、このような内容になっていた。右から新車当時リモコンキー、後に購入したらしきリモコンキー、補助キーである。



この後に購入したらしきリモコンキーは1994年のE500に付属するのと同じタイプ(のはず)で、機能は1993年タイプとまったく変わらないものの、一回りコンパクトになっている。加えてキーリング部分が用意されたため、使いやすくなった。自分はキーホルダーに身の回りすべての鍵を付けないと気持ちが悪い性格なので、こちらを日常使用している。



なお1993年タイプは現在では供給されず、ディーラーでリモコンキーを頼むとこちらの小型タイプが出てくるはずだ。値段は結構高い、らしい(一度聞いたが、1万オーバーだったのは確か)。

新車にはこのリモコンキー2本に加え、キーケースの裏側を開くと、リモコンなしのキーも3種3本が付属していた。



まずは右の取っ手が四角いタイプ、これがすべてのキーホールで使えるメインキー、デザインは1992年以前と同じというか、リモコンキー登場以前のメルセデスのキーとしておなじみのもの(1992年はリモコンキーがないため、このメインキーが2本付属する)。実はこれ、自車には付属していなかったので「リモコンドアロック装備車にはメインキー付いてないんだ、そりゃ使わないだろうしなぁ」と素直に思っていたのだが、いまマニュアル読んでみたら1993年でも1本付属していたようだ。それを裏付けるように、先に挙げたキーケースの裏面にはリモコンなしキーを3本固定するスペースが存在していた。

左の取っ手が丸いタイプは、ドア及びイグニッションスイッチのみが回せて、トランク及びセンターコンソールの小物入れは回せない補助キー(サブキー)。いわゆるバレーパーキングで渡すためのものだが、前車260E時代から一度も使ったことがない(笑)

そして残りの1本は、機能的にはメインキーと同じですべてのキーホールが回せるけど、取っ手は付いていないフラットキー(右下)。マニュアルには「非常時用なので財布の中などに保管しろ」とある。なおこのフラットキーも自車に付属していなかったため、画像は前車260Eのもの。



ということで、

(1)1992年D車:メインキー X 2本、補助キー、フラットキーの3種4本(たぶんキーケースなし)
(2)1993年D車:リモコンキー(大) X 2本、メインキー、補助キー、フラットキーの4種5本(キーケースあり)
(3)1994年D車:リモコンキー(小) X 2本、メインキー、補助キー、フラットキーの4種5本(キーケースあり)

が500E/E500の新車付属キーだと思われる。

実際のところ中古車でキーが揃っていなくとも、現在でもディーラーに行けば買えるのであまり気にすることはないだろう。ただし旧タイプのリモコンキー(大)とキーケースは出てこない。キーケースはヤフオクなどで入手できそうだが、旧タイプリモコンキーはどうしようもない(他車のキーを入手してもしょうがないだろう)ため、新車付属品に超こだわる人はご参考まで。

……ちなみに購入時に付属していなかったメインキーがここにあるのは、連れに持たせておいて、自分の手が塞がってるときに開けてもらうために後日わざわざ買ったから。約6000円くらいと地味に高い。でもそんなシーンって今までに一度もない(笑)
それよりもマニュアルを確認したら新車にはメインキーが付属していた→ってことはあと抜けてるのはフラットキーだけということに気づいてしまい、フラットキーがちょっと欲しくなってしまったのがバカらしい。

これだけではなんなので、おまけのネタをひとつ。

「1992年と1993年は外観的には差がない」という雑誌記事があるのだが、これは正確ではない。確かにほとんど変わらないものの、D車であれば見分けることは可能だ。それはリモコンドアロックの有無によるもので、装着車の運転席側ドアノブはこのようになっている。



このように、キーホールがないのだ。本来キーホールが設けられていた場所にはリモコンドアロックの受光部兼動作インジケータが装着されている。500にはハザード点灯によるアンサーバックなんて気の利いた機能はないものの、ロック時は赤、アンロック時は緑にこのインジケータが光る。意外と明るいため、日中でもきちんと認識可能だ。

トランク側はキーホールは残されているが、左側にリモコン受光部はある。



ただし意味不明なのが、助手席側ドアノブにはリモコン受光部なし、キーホールありなのだ。つまり助手席側から近づくと、リモコンドアロックが使えない。これは1993年式に限らず、1995年のE500LTDまで同様である(社外キーレス装着車は除く)。



ということで、運転席及びトランクにリモコン受光部がなければ1992年式、あれば1993年式と、見分けは付くのである。
Posted at 2010/02/28 02:16:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2010年01月24日 イイね!

ようやく入手、ベッカーのマニュアル

自分の500は、個人的にはわりと程度がよいほうだとは思っているものの、少なくとも自分で5オーナー目というせいもあるのか、新車時の付属品が完備というわけではない。目立つところだけでも、

・フラットキー
・懐中電灯
・オーディオ用リモコン
・ビーグルデータカード

が抜けていた。ビーグルデータカードはもう入手の望みはないのでどうしようもない。懐中電灯とフラットキーは注文さえすれば新品が買えるはずだが、両方とも使い道がないのでとりあえずパス。あの巨大なオーディオ用リモコンは、時々ヤフオクに出てくるのできれいそうなもの(元箱付き)を手に入れておいた。もちろんこんなものはなくとも困らないので、通電確認だけしてどこかに仕舞いこんでしまったのだが。

で、ずっと気になっていたのが、マニュアル類だ。車両本体のマニュアルは、きちんと93モデル用が付いていた。そして93モデルに装着される、テクニクス製CDチェンジャーのマニュアルもある。なのに、ひとつだけ欠品していたのが、ベッカー製ヘッドユニットのマニュアルだ。おかげで最初は操作の一部がわからず(使い道の不明なボタンがある)、困ったものだ。

まあ操作方法については知人にマニュアルを見せてもらったためとりあえずは解決したのだが、本来あるべきものがないというのが気に入らず(CDチェンジャーもこれに当たる)、ずっと探し続けていた。とはいっても車両本体の説明書ならともかく、オーディオ単体の説明書なんてヤフオクにも出品されないのだ(欲しがる人もいないだろうし)。ごくたまにベッカーを含む500Eマニュアル一式というのが出品されるものの、そういうのはけっこう強気の値付けで、さすがにそこまでの価値は見出せない。

んで探し始めてから1年半、ようやく入手。実はこれ、ベッカーのマニュアルとしてではなく、車検証入れとして出品されていたもの。そのオマケにベッカーマニュアルが付いていたので、そちらのみを目的として落札。自分にとっては車検証入れがオマケだ(笑)



中を確認すると、ヘッドユニットだけではなく、92モデル用の吊り下げ型CDチェンジャーの説明も入っている……以前見せてもらった93用ではこの記述なかったような気がするな、そもそも別添付でテクニクス製CDチェンジャーのマニュアルはあるし……ということは、ベッカーマニュアルでも92用と93用は別物なんだろうか?
だとすれば、まだマニュアル探しの旅は終わってないことになってしまうのだが……
93付属のベッカーマニュアル持ってる人は、吊り下げ型CDチェンジャーの記述があるかどうか、教えて下され。

ついでなので車検証入れというか、マニュアル含めた書類一式を納めるケースについて。



93ヤナセ車の自車に付属していたのは、右の赤革のもの。今回入手したのが左のナイロン製。これ500に限らず、同時代のメルセデス中古車の付属品を見ていると2パターンに分かれているけど、なにが違うんだろう?ヤナセorシュテルンで違ったんだろうか?

ちなみに前車の92ヤナセ車260Eでも赤革だったのだが……これは付属品完備のワンオーナー車だったし、メインキーに付いていたキーホルダーも同じ赤革だったので、ヤナセ=赤革なのかなあ、とは思うんだけど。

追伸。
文献リストに追加させていただきましたよ>S氏
Posted at 2010/01/24 02:14:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 500E | クルマ

プロフィール

「てすてす」
何シテル?   05/18 00:51
いろいろ好きなクルマはあっても、実際に買ったクルマ/バイクは地味なのばかりかも。というか、ほとんど同じクルマ/バイクを各2台乗り継ぎ(どちらも普通の人は気付かな...
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