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れおん@036のブログ一覧

2009年12月21日 イイね!

映画”TAXi”の500E

500が登場する映像作品ってそうはないと思う。
(当時のベストモータリングかなにかに出ているらしいが、いまさらVTRデッキを引っ張り出すのも……)

自分が知っている唯一の作品は、映画”TAXi”だ。もう10年以上前の作品なんでネタバレとか気にせず書いちゃうが、ドイツ人の銀行強盗団”メルセデス”(笑)が2台の500Eで銀行を荒らしまわり、主人公のタクシードライバー、ダニエルは改造プジョー406でそれを退治する、というおバカなカーアクション映画である。



この作品を見たのは単純にベッソンプロデュースだったからで、それこそ公開初日くらいの勢いで見に行ったとは思うものの、その内容について事前に詳しく紹介されていたわけではなかったはず(もちろん、カーアクションであることは知っていたが)。だから当日、スクリーンに2台の500Eが大写しになったときは、心底ビックリしたことをよく覚えている。10年以上前のことなのでさすがに忘却の彼方だが、きっと鑑賞後、連れに500Eのことを熱く語ったんだろうなぁ……

で、TAXiに登場する500Eのこと。この作品では強盗後に逃亡するため、ボディの色替えという単純にして大胆なトリックが使われている。トレーラー内にクルマを隠し、速乾性の塗料を吹いているのだ。犯行前はソリッドっぽいレッド(印象的にはシグナルレッド)で、犯行後の逃走時はシルバー(印象的にはブリシル)だ。

劇場で見たときの印象は「レッドよりシルバーのほうがカッコいいな……」程度だったのだが、後にDVDを入手してから何度か見直していると、どうも単純な色違いとは思えないようになってきた。そこで注意して観察したところ、ただ塗料を吹いているのではなく、意外と細かい芸を使っているのである。

それはタネを明かしてしまえば簡単なことなのだが、フロントのウィンカー。犯行時のレッドボディではクリアウィンカーを装着しているのに対し、シルバーでは500Eノーマルのオレンジウィンカーに変わっている。これでだいぶん印象が違うのだ(シルバーのほうがカッコいいと感じたのは、この当時から自分は前期好きだったためらしい)。なお劇中で特にウィンカーユニットを交換する描写があるわけではないものの、ペイントを吹くときにきっちりルーフモール周りをマスキングしてるあたりも、よくわかっていらっしゃる(笑)

劇中での500Eの活躍についてはyoutubeでも見てもらうとして、他にもサーキット走行シーンがあったり(ASRをカットしてあるのか、カーチェイスシーンも含めタイヤスモーク上げまくり)、ダニエルが500Eの写真を見てフロントフェンダーについて述べたり(あくまで字幕なので、元の台詞がどうなっているのかはわからないけど)。時代的には、これ1997年作品(日本ではたぶん1998年公開)なのでE50でもよかったと思うのだが、製作陣もただ悪役ドイツの象徴としてW124を使ったのではなく、それなりの意味があって500Eをわざわざ選んだのであろう。500Eムービーの傑作といっても差し支えないと、個人的には思う。

あと気になるのは、この撮影車、ホントに500Eなのか、それとも500Eルックなのか、ということ。映像から受ける印象はルックとは思えないのだが……一箇所、インテリアが映るカットがあって、そこでは海外版カタログで見かけるエアバッグレスのスポーツステアリングが装着されていることがわかるんだけど。

どうでもいいけどこのエアバッグレススポーツステアリング、広報写真でしか見たことないけど、はたして装着車はあるんだろうか。本国ではエアバッグはオプションだったのかなぁ?

世界は広いから、このTAXi仕様の500Eを2色作って並べてるマニアもいる……かな?個人的にはホイールがいまひとつ気に食わないけど、リアウィングはコスプレとしてありだと思う(笑)
Posted at 2009/12/21 00:45:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2009年12月13日 イイね!

500Eの魅力とは

案の定、ネタに詰まってしまった……
しょうがないので、もう少し後回しにしようと思っていたネタを取り上げることにする。

さまざまな人やメディアによって、さんざん「名車だ」と取り上げられた500E。しかし車齢的には最終型のE500LTDでも14年落ち(もうすぐ15年落ち)なわけで、やはり旧車だといって差し支えない。当時絶賛された動力性能にしても、少なくともペーパースペック上ではこの15年の差はなんとも埋めがたく、もはや500Eは普通レベルに読み取れる。なにせ今じゃ普通のマークXだって300PSオーバーだし、ちょっとスポーティーなクルマなら0-100km/h加速は5秒台なのだ(その上のレベルとなる、いまどきのスポーツセダンはもはや4秒台)。

しかしそれであっても熱心なオーナーとファンが多い500E。その魅力はどこにあるのか。1年ちょい所有し、感じたことをまとめてみよう。
(あくまでも個人的な感想)

(1)今日では超一級とは言いづらいが、一級レベルではある動力性能

先に軽く触れたように、今日の高性能車はもはや非現実的な性能域に到達してしまったので、その領域ではもはや500Eはライバルではない。だが0-100km/h6秒台のスタートダッシュと、250km/h動作のリミッター作動域まで到達する(らしい、自分じゃそこまで試してない)という動力性能は、今日の路上においてもやはり俊足な部類ではある。普通に走っていて、動力性能に不満を感じるシーンはあまりないはず。

(2)フィールがよい

いきなり感覚の話で抽象的になってしまうが、たぶん500Eの一番の魅力はこれ。スロットルをちょいと開けたとき、ステアリングをちょいと切ったとき、そういうちょっとしたときのフィールがとてもよい。ベースは間違いなくW124なのだが、この”ちょっと”の領域が少しだけ、そして明らかに違う。その意味ではいきなり500Eに乗るのではなく、普通のW124を経験してから乗ったほうがよりわかりやすいのではないか、と思う。

また加速していても、メーターの速度上昇とは比例しないような加速Gの感じさせ方、というのも特徴(あまり加速していないように感じる)。何台か現代の高性能車にも試乗する機会はあったが、それらがどれも操作感覚、音ともいかにも”高性能車だ!といった”雰囲気を演出していたのに対し、500Eはあくまでも普通、というのも特筆すべき点だろう。

(3)実用性が高い

現代の路上でも500Eをしばしば見かける理由は、おそらくこれ。旧車かつ、今日でも一級レベルの動力性能を備えていながら、大人4人が普通に乗れ、荷物が普通に積めるセダン。しかもミッションはAT、夏でもACで、ホント普通に街乗りに使える。何も我慢することがないのだ。サイズ的にもW124にフロントオーバーフェンダーをプラスしただけなので1.8m以下、オーバーフェンダーを除けば1.7mクラスなので、日本の交通インフラで困ることがほとんどない。

ただしエンジンが発する熱と、それに付随する維持の点は話がまあ別だが……ただ個人的には夏でも困ったことはない(真夏の真昼に本気の渋滞に嵌るような使い方はしてない)。

(4)見た目が普通、でも確実に違う

これは人によって評価が分かれるところかもしれないが……基本的に見た目は普通のW124と変わらず、目立たないというのは、いかにもスポーツセダンっぽくてマニアが好むポイントだろう。それでいながらよく見るとオーバーフェンダーやフロントバンパー、ヘッドライトなど、細部が異なる。自分のクルマはちょっと違うんだぜ、と悦に入りたいマニアの嗜好によくあっていると思う(笑)
でもひと目でわかるクルマが好きな人向けではないかな……

(5)薀蓄が語れる

別に聞かれてもいないのに語ったりはしないが(笑)薀蓄を語ろうと思えばいくらでも語れるのが500Eで、またこの時代のメルセデスだろう。実用車としてはどうでもよいことだが、趣味車としてはこれがないと寂しい。また弱点があったとしても「当時のメルセデスはそうだったんだ」で許せてしまう、と個人的には思う。

たとえば左右非対称のドアミラーとか、1本ワイパー。これどちらも有効だとはあまり思えないんだけど(笑)、他にはないデザインということで許せてしまう。実質3速の機械式4速ATも同じで、現代車に乗ってみると500EのミッションがツインクラッチMTだったらそれだけでもう十分だなと思う。しかし仮にそういう製品が発売されたとしても、この時代の機械式ATを捨てて換装はできないなぁ。

……とまあ、こんな感じだろうか。もちろん弱点もあるので、この旧車を維持する価値があるかどうかは、弱点を許容できるかどうかにかかっているだろう。弱点については、また気が向いたら。
Posted at 2009/12/13 01:09:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2009年12月09日 イイね!

内装とオプションのこと

外装色ほど見てくれの印象が変わるわけではないが、中に乗ってる人にとってはこれまた影響度が高いのが内装、インテリア。500Eでは(E500は知らない)5色 X 2種類の素材=つまり10種類の内装バリエーションが用意されていた。

しかしこれを自由に選べたのも、新車で買ったファーストオーナーのみ。中古車で500Eを探すと、外装色以上に好みの仕様は見つからないはず。これまた多い・少ないを個人的な印象で勝手に述べる。

まず標準仕様は「ファブリック」。ただし普通のW124のように全面ファブリックではなく、サイドサポート部分は本革、センター部分のみがファブリックの、いわゆるハーフレザー仕様だ。この場合は内張りの一部もファブリックとなる。このファブリック部分はたぶんW201の16V系、W201/124のスポーツラインと共通だと思うが、300SL(ガルウィング)のシート生地にも似た印象のチェック柄で、個人的にはとてもお洒落に見える。

用意されていたカラーは以下の5色。

・ブラック
・グレー
・ブルー
・クリームベージュ(いわゆる”タン”)
・ブラジル(濃茶)

このカラーは本革部分だけでなく、ファブリック部分も5色すべて異なっているのが芸が細かい。こんなに力の入ったファブリック内装なのだが、日本版カタログでは1992年、1993年とも写真が1枚もなく(海外版にはある)、またおそらく1台しか存在しなかった当時の広報車両もファブリック仕様ではなかったあたりがなんとも。まあディーラーにいけば資料は用意されてたんだろうけど。

次がオプションの「本革」、1993年モデルでは31万(消費税抜き)のオプションである。カラーバリエーション自体はファブリックとまったく共通の5色だ。

このように全10種類のバリエーションが用意されていた500Eの内装だが、中古車在庫を検索したり、街中で見かけたクルマの内装を覗き込んでみると、実際にはほとんど同じである。黒の本革、まずこれしか見かけない。割合的には500Eの8割がこれだろう。

たまーに見かけるのが、他のカラーの本革。グレー、ブルー、クリームベージュは過去に複数台見たことがある。グレーはわりとさまざまな外装色と組み合わされ、ブルーはほとんどブルー系の外装色、クリームベージュはグリーン系やアルマンダインと組み合わされているような印象が強いが、実際には黒革以外はほとんどオーダーのような気もする。ブラジルに関しては、それらしきクルマを見たことがある、という書き込みを見たことがあるだけ(笑)
ブラジルはともかくとして、他3色が占める割合は10~15%といった印象か。

それ以上に見かけないのが、本来は標準仕様だったはずのファブリック仕様。印象的には500Eが20台あったら、そのうち1台がファブリックかもしれない、といった感じ。たまーに見かけるファブリック仕様も、まず間違いなくブラックのファブリック。そのほかのカラーに関しては、ブルーファブリック(外装パールブルー)を1台見ただけだ(スクラップ広告をくまなくチェックすれば他もあるかもしれないが……)。

ということで、印象的な割合は

ブラック本革:80%
グレー/ブルー/クリームベージュ本革:15%
ブラックファブリック:4%
ブルーファブリック:0.5%
そのほかのファブリック/ブラジル本革:0.5%?

といったところだろうか……実際にはもう少しファブリックが多いと思うけど。

ついでにオプションのこと。500Eはほとんどフル装備といえるクルマで、メーカーオプションは上記の「本革」のほかは2つしか用意されていない。残り2つのうち、大物といえるのが「ポップアップ式スライディングルーフ」、つまりサンルーフで20万となっている。

しかしこれまた事実上の標準装備といえ……大半の500Eがサンルーフ付きだ。印象的には有り80%:無し20%といったところ。無しのほうが軽く、重心が低く、また有りはボディにクラックが入りやすかったり、リアウィンドウに気泡が入りやすい、なんて話もあるので、無しのほうが好ましいような気もするが、探さないと出てこないレベルといえる。

ということで……好みの外装色、内装仕様、サンルーフ有無の3点を組み合わせると、ブルーブラック/黒革/屋根あり以外を求める人にとっては、好みの1台を探し当てるのはかなり難しい。自分は明るめの有彩色/ファブリック/屋根なしというのが欲しいとずっと思っていたのだが、いざ探すと(その時点では)そんな売り物は1台もなかった。仮に見つかったとしても、程度とか値段のことまで考えると、まさに絶望的である。あぁ、屋根はともかく、内装はファブリックが欲しかったなぁ。何度か座らせてもらったことはあるが、ホールド性はやはりファブリックのほうが良好だし(ただしレザーで滑って困るほど飛ばすわけではないのだが)、見た目はぜんぜんお洒落だ。ファブリックは2種類の素材で強度が異なるため境目から裂けやすいとか、既にパーツが出ないとか、生地もまず手に入らないとか聞くけど、それでも魅力的だ。

まあ実際のところ、黒革/屋根ありが事実上の標準仕様で、定番カラーでは黒ファブリック/屋根ありとか黒革/屋根なしってのも少しは在庫してあり、そのほかはほとんど本国オーダー対応だったのかなぁ、と思う。当時500Eを新車で買う人がファブリック内装を好んだり、50万のオプション費用を削るために長い納期を我慢したとは考えにくい。実際には希少な組み合わせの500Eも存在するだろうが、そんなクルマは今でもファーストオーナーのガレージに低走行で収まっている気がする。

ちなみに最後に残ったオプションは「CDサウンドシステム(10スピーカー)」で15万。どうもスピーカーの数が増えているようだが(標準は4スピーカー)、装着車両を見たことないのでどこに増設されているのかよくわからん。いまだに謎のオプションである。
Posted at 2009/12/09 02:45:06 | コメント(4) | トラックバック(0) | 500E | 日記
2009年12月08日 イイね!

外装色のこと

クルマの印象を大きく左右するのが外装色、ボディカラーであることに異論を唱える向きは少ないはず。どんな色を選択するかによって、オーナーのセンスも問われるというもの。

……もっともその選択の楽しみを味わえるのは、新車で購入したファーストオーナーの特権ともいえる。500Eは普通のW124とほぼ同様に、かなり豊富なカラーバリエーションが当時展開されていたとはいえ、その台数分布はかなり偏っているというのが個人的な印象。自分としてはちょっと変わった色、一昔前なら”不人気色”と呼ばれていたような色が欲しいとずっと思っていたが、いざ探してみると選択肢はほとんどなかった。

ということで、過去の雑誌記事や広告、知人のクルマ、街中で見かけたクルマ、またblogやWebで見かけた画像などから、500Eではどんな色が多数派で、どんな色が珍しいのか、自分が捉えている印象を勝手に書いてみる(実際には同じ車両を何度も見かけてるかもしれないので、あくまでも印象)。

【カタログ設定色】
まず500Eの標準色として用意されていたのは何色があるのか。これは(おそらく)1993年モデルの海外版カタログにカラーチップ一覧表示がある(手元に独/仏/たぶん米?の3冊あるが、カラーは共通)。日本版カタログでは1992/1993年とも表記はないが、おそらく同じだと思われる(別冊でカラー一覧があると思うのだが……多分W124共通で)。なお1994年以降のE500については、カタログが手元にないのと、個人的には前期派なのであまり販売車両をチェックしていないため割愛、多少違うようだが……

以下カタログより(仕向け地によって多少名称が異なるので、一般的な名称に直した)。
・ブリリアントシルバー
・パールブルー
・パールグレー
・スモークシルバー
・インパラブラウン
・ボーナイト
・クリスタルグリーン
・ベリル
・マラカイト
・アルマンダインレッド
・パジェットレッド
・アンスラサイトグレー
・ノーティカルブルー
・ブルーブラック

つまり全14色ということになるが、実際にはオーダーカラーがあったものと思われる(後述)。

【ムチャクチャ多い】

・ブルーブラック:いわずと知れた当時の人気色。わざわざ探さなくとも、出てくる500Eは普通この色。おそらく見込み発注車の6~7割方がこの色で、かつ新並の9割がこの色だったのではないだろうか。自分のクルマもこれ(しかも260Eもこれだった)。別に悪くないけど、あまりに多すぎて面白みには欠けるのと、フェンダーラインが目立たないような印象を受ける。

【珍しくはない】ブルブラには遠く及ばないものの、たまに見かける、探せば出てくるレベル

・ブリリアントシルバー:いわゆる明るいシルバー、W124の”銀”といえば普通はこれ。ドイツ車=銀のイメージからすれば多そうな気もするんだけど、500Eに関してはそれほど多くはないな、という印象(後期のE500になると急に多くなる)。

・パールグレー:ちょっと暗めのシルバーというか、グレーメタ。販売店だとレアカラー的な紹介されていることもあるけど、過去に見かけた車両はそれなりにあった。詳しくないところだと銀=ブリシルとして出しちゃったところもありそう。

【普通】過去に複数台街中で見かけたもの、しばらく探せば出てくるかもしれないレベル

・パールブルー:明るいブルーメタ、フェンダーラインが目立つし、汚れが目だたなそうだし(笑)で個人的にはとても好き。

・ボーナイト:ちょっと茶色っぽい明るめのパープルメタ、よく不人気色の代表のようにいわれるが、意外と存在するような気がする。

・クリスタルグリーン:明るいグリーンメタ、ウイローグリーンとは違うはず。これもかなりいい色、探してるときに1台売り物があったが……

・マラカイト:濃いグリーンメタ、珍しいようでいて、複数見たことがある。500Eはこういう有彩色のほうが似合うと思う。

・アルマンダインレッド:これもレアカラーのようでいて、意外と実数が多い印象。1992年のMBJ広報車がこの色だったからかも(たぶん広報車はこれ1台のみ、当時の新車レビューでほかの個体を見かけず)。

・ノーティカルブルー:濃いブルーメタ、実車はあまり見たことないけど、過去広告ではわりとあった。

【珍しい】実車or広告or画像で1台だけ見たことがあるもの、またはそれすらないもの。探しても出てこないかも。

・スモークシルバー:シルバーといいつつシャンパンゴールドっぽい色。実車は1台見ただけ、過去広告で何度か見たのでここのランクとしては数は多そう。というか、いまスモークシルバー/ブラックハーフレザー内装の売り物が出てる、ほすぃ……

http://www.buy-car.jp/front.do?method=carView&id=270950

・インパラブラウン:ちょっと明るめのブラウンメタ?画像で一度見ただけ、見込み発注で入れるとも思えない色なので、たぶん国内数台レベルだろう。

・パジェットレッド:アルマンダインより濃い目のレッドメタ、腰上が濃く、腰下が明るい。画像で一台だけ見たが、ソリ赤(バロロレッド?)にも見える。一応カタログ上はバロロレッドは存在しないが、そもそもW124のバロロレッドを見たことがないので画像では判別できん……

・ベリル:ちょっと明るめのブルーグリーンメタといった印象の色。普通のW124ではごくたまに見かけるが、500Eはいまだに画像でも見たことがない。果たして存在するのか?まあ国内に1台くらいはあるでしょう……

・アンスラサイトグレー:パールグレーよりさらに濃い目のグレー?これまた画像でも見たことがない。ミニカーではミニチャンプス旧金型版のシルバーがこれなんだけど、実物見るとパールグレーとしか感じない。

・ブラック:ブルブラではなく、ソリッドブラック。とある中古車店のWebで、過去の販売実績の中に発見。新並だったので本国オーダーカラーだったのでしょう……そもそもこの時代のメルセデスでソリ黒ってほとんど見たことがない。

・ホワイト:たぶんアークティクホワイト。500Eでは白系はまったく設定がないが(E500ではあるっぽい?)、本国オーダーカラーと思われる一台。自分が購入した店が、過去に販売したことがある(1993年新並車両)。残念ながら現在はオリジナルを留めていないらしい。

……とまあ、こんな印象。【普通】レベル以下は探してもそう見つかるものではないなぁ、という感じ。要は黒か銀か、の二択なんだな~。有彩色の500が欲しかった!

そういえば、参考にW201のカラーコード一覧が載ってるWebをリンクしようと思って忘れてた。W124/W126あたりは参考になるかも。

外装色コード
http://www.bekkoame.ne.jp/~mtor/mbecolor.html

腰上/腰下の組み合わせ
http://www.bekkoame.ne.jp/~mtor/mbexcombi.html
Posted at 2009/12/08 01:48:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2009年12月07日 イイね!

500Eに至るプロセス

500Eに至るプロセス現在の愛車はMercedes-Benz 500E、1993年製(生産そのものは1992年12月のようだが)のディーラー車(ヤナセもん)。

仕様的には外装ブルーブラック/内装もブラックで、一応オプション扱いだったレザー内装とサンルーフを装備。つまり500Eでは一番普通というか、少なく見積もっても半数近くがこの仕様だったんじゃないの、という仕様だ。

1990年のパリサロンで発表され、国内には1992年モデルから導入されたこのクルマ。1974年生まれの自分が新車で購入できるわけでもなく、2008年夏に中古車として買った。その時点で走行距離10万kmちょっと、15年落ち。個人的には1990年代のクルマは全然古い感じはしていないが、自分が小学生のころに15年落ちといえば1960年代末から1970年代初頭のクルマになってしまう。たまに見かけた箱スカGT-Rやナロー911は子供心に「旧車だ」と思っていたわけで、もはや500Eも旧車だと胸を張れる、かもしれない。

21世紀に入ってもはや10年近くが経とうとしていた時期に、ド中古車といって差し支えない500Eをなぜ買ったのか。これに対する回答はシンプルで、当時から欲しくて欲しくてしょうがなかった、としかいいようがない。

もともとはずっと911が好きで、中学生のころから「大人になったら絶対に911を買う」と決めていた。その気持ち自体は(空冷限定で)今でも変わっていないのだけど、500Eが発表された当時の雑誌記事で、どの媒体もがキャッチフレーズのように使った”開発及び生産の一部はポルシェが担当”という一文。あれで人生が変わってしまったと思う。

高校生のクルマ好き少年にとっては、メルセデスは特に好きでもなんでもない存在、ただ乗用車としては世界最高レベルのクルマなんだろうなぁ、というイメージだった。W124に対してもそれは同様、ただSL(R129)はカッコいい、新開発されたというV8エンジンも凄いな……でもSLには2人しか乗れないし、1500万も出すなら(出せるなら)、911買ってもう一台ほかに何か買ったほうが絶対いいじゃん、と思っていた(実際に買うわけじゃないんだから値段とか実用性とか気にする必要はないのだが……でもこれは性分のようで、今でも変わらず、911はともかくとして2シーターミッドシップの類は妄想の対象にすらならない)。

そこに登場したのが500Eと、例のフレーズだ。フツーのセダンだったミディアムクラスにSLのV8エンジンを積んだ?しかもフロント周りは全部作り直し?で、開発・生産にポルシェが協力?これって究極の実用車じゃないの?

でも、所詮はあの普通のセダン、ミディアムクラスのカタチしてるんだよねぇ、と感じた自分の心を打ち砕いた500E特有のディティールが、これである。



フロントのオーバーフェンダーだ。

その時感じた衝撃は、何ともいい表わしがたい。「な、な、なんだこれ!!!」というのがたぶん適切(笑)
オーバーフェンダー自体は珍しくないけれども、普通のクルマ(というかハイパフォーマンスカー)なら、オーバーフェンダーが目立つのはリア側だ。それなのに500Eはフロントだけが異様に張り出している、これがまず一点。次にその形状だ、太いタイヤを収めるため、大幅にオーバーフェンダー化する場合、この時代ならほとんどはブリスターフェンダーだった。あのAMGハンマーもその方向だ。しかし500Eは昔ながらの形状で、これがまた何ともいえない迫力に繋がっていた。だいたい量産セダンで、こんな派手なオーバーフェンダーを備えたクルマもそうはないだろう。それでいながら全体の印象は普通のミディアムクラスと同じにまとめられている、190Evo IIやAMG各車とは違って、この普通さがたまらない。

その後、日本に入ってきて路上を走り始めた500Eを実際に見かけると、さらに強く惹かれることになる。というのもこのクルマ、写真で見るよりも実車のほうがかなり迫力がある。まず姿勢が普通のW124とは明らかに違うし、先に挙げたオーバーフェンダーが、写真で見るよりもかなり張り出しているように感じるのだ。

また写真だけで見ていると分かりにくいが、フロントバンパーもフォグライトを埋め込んだだけではなく、オーバーフェンダーに合わせるため、かなり車体後方に向かって広がった形状になっている。これがまた、実によくまとめられているのは、メーカー自身が送り出したクルマならではだろう。



しかしこの雰囲気を写真で表現するのが難しい……というか自分じゃ無理。きっと当時のカメラマンも、頭を悩ませたんだろうなぁ。


ということで1992年、高校生だった自分は「いつか500E(と911)に乗るぞ」と固く心に決めた。だが、自分でクルマを買うってことが結構大変なことだとは理解していなかった(笑)
21世紀に入って、ようやくなにかクルマが買えそうだという状況になった。それでも500Eを買おうとは思えなかった。その頃はもはや名車として500Eが雑誌で取り上げられた後で、年式のわりには値落ちが少なく、仮にものすごく無理して買ったとしても整備まで手が回らないことが容易に想像できてしまったからだ。そこで普通のW201かW124にしようと思ったのは、予算内で車両+初期整備費が賄えることはもちろんだが、将来的に500Eを買うことがあれば、その経験が役に立ちそうと思ったのも一因である。

ところが、ここで予想外の事態になってしまった。買った普通のW124、260Eが特に不満もなく、ごく普通にいいクルマだったのだ。程度も、主治医からの評価もよく、実際に(事前整備はしてたとはいえ)壊れて困ったこともなかった。それに対して500Eは登場から時間も経ち、市場に並んでいる売り物も荒れていることが予想される。中には程度極上低走行履歴はっきりの500Eもあるけど、それは買えそうもない値段。中古車購入がギャンブルである以上、程度良の260Eを手放して程度の悪い500Eを掴むくらいなら、このまま260EでW124生活を送ったほうが現実的だし、幸せなんじゃないのかなぁ……

なんて具合にもはや半分あきらめ始め、「もし260Eが手に負えない壊れ方したら、買える範囲の新車にしようかなぁ」と試乗などしたのだが、どうもピンとこない。そんなころ、目の前にポンと出てきたのが現在の500E。笑っちゃうけど、ホントに路上で、自分の260Eの前にポンと出てきて、走っていたのだ(笑)

実はいくつか気に入らないというか、理想ではないなという部分もあったんだけど、最初に見た瞬間のインスピレーションを信じて買い替えたこの500E。乗ってみると、発表当時に雑誌記事を読んで妄想していた、自分の中のイメージ通り。月並みな言葉ではあるが「いいクルマだ」という言葉がこんなにあてはまるクルマもそうはないだろうと思う。維持についても、もちろんちょこちょこ手をかけてはいるものの、まだ路上で止まったとか、大散財レベルの修理はなし。思い切って乗り換えた判断は間違いではなかった、と今のところは感じている。

ということで現在の愛車にはとても満足しているものの、怖いのはいつか維持しきれなくなり、手放さなければならない状況になったときのこと。果たしてそんなことになったら耐えられるのか、と心配である。

とまあ、blogで文章を短くまとめるのが面倒なので超長文になってしまったけど、こんなヤツです。いまんところMixiメインなんであまり書かないかもしれないけど。
Posted at 2009/12/07 04:20:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | 500E | クルマ

プロフィール

「てすてす」
何シテル?   05/18 00:51
いろいろ好きなクルマはあっても、実際に買ったクルマ/バイクは地味なのばかりかも。というか、ほとんど同じクルマ/バイクを各2台乗り継ぎ(どちらも普通の人は気付かな...
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