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れおん@036のブログ一覧

2010年08月14日 イイね!

新車の生産風景

それが”いつまで“だったのか、”最後まで“だったのかはさておき、500E(E500)はツッフェンハウゼンのポルシェファクトリーで組み上げられた、ということになっている。

これは新車当時の内外雑誌記事でも紹介されていたし、MBJ発行のプレスリリースにもはっきりと記載されている。つまり、事実(史実)といってよいだろう。たしか500Eは空いていた(ヒマだった)928の生産ラインで組んでいたという話(それがホントか噂かは知らない)で、それなら組み上げ途中の500Eと928が並んでいる写真なんてのがあれば面白いのだが。

しかし、そのポルシェファクトリーにおける生産風景というのは、当時の雑誌や書籍でもあまり見た記憶がない。そういう写真って洋書なら載ってそうな気がするのだが、意外と500Eについて突っ込んでいる洋書って見つからず、手元にあるものだと当時のメーカー広報写真か、または試乗風景くらいしか載っていないのだ。

……などと思っていたら、意外な本で見つけた。

これはAMGやブラバスを始めとして、日本では聞いたことないようなところも含め内外装のカスタマイズを施したメルセデス、つまりコンプリートカーやチューンドカーを取り上げた本なのだが、なぜか500Eのページも設けられている。そしてその中には、おそらくポルシェファクトリーでの生産風景だと思われる写真が何点か含まれている。

”思われる“というのは、自分ではそこがツッフェンハウゼンのポルシェファクトリーだと確信はできていないから。たとえば組んでいる人がポルシェのロゴ入り作業着を着ていたりとか、壁にポルシェのエンブレムが描かれていたりはしない(まあ、トヨタの工場で壁にトヨタエンブレムがあるとは思えないが)。また928と500Eが並んでいるカットも、残念ながらない(笑)

ただ、おそらくそうなんじゃないかな、と思わせるカットはある。



これじゃよくわからないので、興味深いところを拡大。



ポルシェ&メルセデスの名が入った生産仕様書らしきものだ。





他にもあるのだが、残念ながら見開きでページをまたいでいるためスキャン不可能。1995年の本だが入手先いわく「別に珍しい本じゃない」とのことなので、興味がある人は探すことをお薦めする。ただし文章的には、そんなにたいしたことは書いてない、と思う。斜め読みしかしてないけど……
Posted at 2010/08/14 03:43:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | 500E資料・文献 | クルマ
2010年08月06日 イイね!

新車

例の”新車にしか見えない500E”を日中に観察する機会があったので、その触りだけ紹介。
別に出し惜しみしているわけではなく、撮影前から危惧していた通りに、写真だとその凄さがうまく表現できない(まあ、撮り手がヘタなせいもある)のだ。

エンジンルーム。



これはもう感動モノ、新車の500はこうだったのかという眺め。

一応比較に撮っただけなので画角が一緒じゃないが、参考までにこれが中古車。縮小しちゃってるので、より違いが感じづらくなってるけど、実物を見比べるとまったく違う。



インテリアもエンジンルーム同様、これも写真より実車のほうがはるかにインパクトある。見てしまうと、中古車雑誌の”まるで未使用のように綺麗なシート”というコピーがギャグにしか感じられなくなる。



外装ももちろん凄い。




一応比較カット、左が新車、右が中古車。日光の下で撮影するとどんなクルマもそれなりに綺麗に写るので違いがわかりにくいけど、実車はもう雰囲気から違っていた。



この個体、距離3万km手前と確かに距離は少なく、また履歴もしっかりした車両ということだが、新車の姿を保っているのはそれだけが理由ではない。磨き・掃除だけで既に120時間を費やしたという、オーナーの情熱によるものだ。

停まっているだけでオーラを発しているその姿、機会があったらぜひとも観察をおススメしたい。

Posted at 2010/08/06 11:50:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | 500E | クルマ
2010年07月17日 イイね!

”極上中古車を作る方法”

中古車を語るうえで多用されるキーワードが”極上”だ。具体的には”程度極上”などと使い、まあとにかく中古車としては信じられないほど状態がよく”まるで新車みたいだ”という意味であろう。

さらに”奇跡(のような)”という言葉が重なることもある。たとえば”まるで奇跡のように、程度極上の中古車”となるわけだ。存在することが稀なほど程度がよいのだから、それはもう最高で、もはや新車と変わらないのかもしれない。

しかし……この”極上”という言葉、中古車広告なりwebなりを見ていれば、しょっちゅうぶち当たるキーワードでもある。”奇跡”と組み合わせるには、数が多すぎないだろうか。だいたい”程度はあまりよろしくない”だの”ハッキリいって走るのが奇跡といえるほどボロい”なんてコピーは見たことがない(笑)

でも、そもそも”極上の中古車”ってなんだろう?

……こういうときは、とりあえずGoogle先生に聞いてみよう。”極上の中古車”でトップに表示されるのは……

http://www.amazon.co.jp/%E6%A5%B5%E4%B8%8A%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E8%BB%8A%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95-%E5%88%A5%E5%86%8ACG-%E7%A6%8F%E9%87%8E-%E7%A4%BC%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/454491017X

なんとまあ、自分の思惑通りの結果が返ってきた(笑)
福野礼一郎著”極上中古車を作る方法”(二玄社刊)である。

読んだ人も多そうだけど、未読の人向けに軽く中身を紹介すると、これは「著者からすれば程度が悪くなさそう(一般的には”極上”で通用するレベルだが)な中古車(ロールス・ロイス・シルバースピリット)を買ってきて、DIYでレストア(というかほとんどが掃除)する」という本だ。誌面で見るだけでもその徹底ぶりはかなりのもので、一読して「これを完全に真似するのは無理だ」と感じた。しかし氏にとっては中古車を買ったら当たり前のようにする儀式でもあるらしく、記事化されているものだけでも2.5台分はある(RR&リビエラ&BB)。また古雑誌をひっくり返すと、確かにそれ以外のクルマも掃除している形跡が見受けられる。

上記書籍では帯に”550時間におよぶガレージDIYレストア”という記載がある。550時間といえば気が遠くなるような作業時間だが、その結果は誌面でも表れており、使用前・使用後(掃除前・掃除後)を見比べると、なるほど確かに違う。

……確かに違うのだが、写真は写真、心の中のどこかでは実車を見たら”ものすごく綺麗な中古車”なんじゃないかな、とも思っていた。それなら多くはないものの、世の中を見渡せばないわけではない。あれらが”極上の中古車”なんだろうか。

実は、福野氏が考える”極上の中古車”については、具体的な個体が何度か登場している。(おそらく1978年ごろに)環八の有名中古車店の片スミに並んでいたという、水色のポルシェ914がそれだ。4万kmくらい走っていたというそれは「どこにも乗った形跡がないのだ。」「どこにも使った痕跡がないのだ。」「メーターの示す4万なにがし、クルマのディテールの中で唯一、そいつが中古車としての道を歩んできたあかしとしてポツリとあった。」と称されている(出典”くるまにあ”1999/10)。ただ磨き上げたというのではなく、新車にしか見えないというその雰囲気こそが、氏がDIYレストアを行う目的ではないか、と思っている。

新車にしか見えない、か。しかしそれって、ものすごく綺麗な中古車となにが違うんだろう?

……並んでいる500の中に、やたらと綺麗な500。周りのクルマもどれも綺麗だが、これだけは何かが違う。一目見た印象は「新車みたいだな」ということ。

開いているボンネットの中をちょいと覗き込み……おかしいな、これ走ってるのか?インテリアを見て……座った形跡がない?メーターは……確かに少ないが、きちんと回っている、デッドストックを昨日今日に下ろしたわけではないようだ。しかしこの距離とはいえ、乗ればそれなりの使用感があるはずなのだが……やはりどこから見てもそれがない。これは”綺麗な中古車”ではない……そう、まるで”新車“みたいだ。

そうか、時間をかけて隅々まで掃除するっていうのはこういうことなのか。”極上中古車を作る方法”の意味が、ようやくわかった気がする。

とりあえず手の届くところから掃除してみるか……ウエスで適当に拭くだけじゃダメなんだな、本の通りに割り箸使うか?

#って自分のクルマがああなるとは思わないけど
Posted at 2010/07/17 04:54:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとりごと | クルマ
2010年07月02日 イイね!

オーナー表彰制度開始(再開?)

以前のメルセデス、そしてMBJは、10万km突破を手始めとして、ある程度の距離を走った車両のオーナーが申請すると記念品のグリルバッヂ、そして表彰状をプレゼントしてくれた、らしい。

らしいというのは、そもそもそもソースとなる資料を持っているわけではないから(なんか昔のヤナセライフなんかに載ってたような気もするんだけど)。ただ雑誌の旧車オーナー取材で旧いメルセデスが出てくると、時としてそのバッヂが装着されており、また本文中でも触れられていたため、そういった制度自体があったのは子供のころから知ってはいた。中には複数のバッヂを付けたクルマも見受けられ、そういった姿が子供心に「メルセデスってのは丈夫なクルマなんだな」というイメージを植え付ける一因となったのは間違いではない。その意味では決して無駄な制度ではなかったのかもしれない。

とはいえこの制度、いつの間にかMBJ(というかヤナセ)があまり声高にアピールしなくなったなぁと思っていたら、自分が実際に260Eオーナーになったころには既に廃止されていたようだ(2002年夏で終了らしい)。もっとも260Eは10万kmまでまだかなりの距離を残していたこともあり、それほど残念だとも思っていなかったのだが、500Eは乗り換え時点でちょうど10万kmをクリアしたところだったので、ちょっと悔しかった……実はヤフオクあたりで調達して付けようかなとも思ったんだけど、もともとタダのものにそれなりの金額を払うのはシャクだし、自分で申請して貰ったのでなければあまり意味がない気がするし、そもそも出品自体があまり見つからない(気付かないだけかもしれないが)しで、たまに思い出しては「10万kmバッヂ欲しいなぁ」と、心の中で呟いていたのである。

そうしたら、一体どういう風の吹きまわしなんだかよくわからないけど、この7/1からMBJがオーナー表彰制度を開始したという。

ニュースリリース一覧
http://www.mercedes-benz.co.jp/news/c_release/index.html
オーナー表彰制度リリース(リンク先PDF注意)
http://www.mercedes-benz.co.jp/news/c_release/2010/20100630.pdf

要約すると、

(1)長距離走行車種オーナー(10万/20万/30万/50万/100万km以上)
(2)長期間保有オーナー(10/15/20/25/30年以上)

のどちらか(もしくは両方)に該当するオーナーがディーラーで申し込むと、感謝状、そして記念品の特製エンブレムをプレゼントしてくれる、というもの。

上記PDFにはそのエンブレムのイメージ図が掲載されている。現物の写真じゃないのでよくわからないが、以前のグリルバッヂに似たもの、のような気がする(というかそう願いたい)。つまり、まったく新しい制度が始まったというよりは、以前の制度を再開したような感じだ。自分が知らないだけで、以前も長期間保有の表彰があったのだろうか。

まあどんな記念品が来るにせよ、せっかくの機会だから早速申し込んでみることにした。

近所の(最寄りではない)ヤナセ支店サービス受付で申請。
(1)現車(オドメータ)確認
(2)車検証確認
(3)申請用紙記入(判子が必要)

自分の申請が受理されたことでわかるように、新車購入オーナーに限った制度ではない。申請用紙には、距離や所有年数などをチェックボックスで記入する箇所がある。複数の条件を満たしている場合は、距離/年数それぞれひとつのみ申し込めるようだ(例:20万km突破の場合は10万&20万kmではなく、20万kmのみ→2010/07/03修正)。また氏名をアルファベットで記入するところがあり、これは感謝状が独語表記のためらしい。ちなみに「以前は申し込んでないですか?」と確認されたので、旧制度で申し込んだ条件と重複して申し込むことはできないようだ(旧制度の時点で10万km申し込み済みで、新制度で改めて20万kmを申し込むのは、感じ的にはたぶんOK)。

#なお自分は聞かなかったが、D車に限らず並行車でも申請できる、らしい

あとはD→MBJへ申請し、MBJ→Dへ感謝状&記念品が届き、それを受け取りに行く、という流れ。いつ届くのかはよくわからないけど「たぶん時間かかると思います」とのこと。

なお注意点としては、想像していた通りにこの制度の開始(復活)はまだ周知されていないようで、口頭で伝えるだけでなく上記PDFを印刷して渡してしまったほうが話が早いと思う。自分はその支店でも最初の受付ということで、受付マニュアルらしきものを見ながら手続きしてくれた。

さてどんな記念品が届くのかな、以前と同様にグリルバッヂだとよいのだが。
Posted at 2010/07/02 23:00:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | W124 | クルマ
2010年06月22日 イイね!

広報車を探せ?

前記事で動いている500E広報車の姿を紹介したが、そもそもこのMBJ広報車、500そのものがよいクルマであることに加え、いわゆる超当たりの個体だったフシがあり……新車当時にこの広報車に乗り、後に中古車となった500にも重ねて乗ったモータージャーナリスト等は「あの500Eほどはよくない気がする」とコメントした記事も見受けられる。

さて、そうなるとどうしたって気になるのは”あのMBJ広報車は、その後はどこへ行ったのか?”ということだろう。

まず誌面や動画からわかる広報車の特徴は以下の通り。
・外装はアルマンダインレッド(カラーコード512)
・内装はブラックレザー(カラーコード271)
・レザーインテリア&サンルーフを装着したフルオプション仕様
・新車当時に装着されていたナンバーは「品川34 つ 71-37」
・モデルイヤー1992年のため運転席側ドアミラーは手動/キーレスなし
・エアバッグは四角に近いタイプ
・エアクリーナケースのスリーポインテッドスター/Mecedes-Benzロゴはシルバー
・残念ながら、手持ち資料を見た限りではシャシNo.不明

ファーストオーナーがMBJ自身であることはまあ間違いないとして……セカンドオーナーは普通に考えると、その周辺関係者だろう(距離も伸びているであろう広報車を普通の中古車として出すとは、ちょっと考えづらい)。

実はおそらくセカンドオーナーだったであろう時点までは確認しているマニアなお友達がいて……どうも21世紀初頭ごろまでは世田谷西部(ヤナセ世田谷支店近辺)に生息していたようだ。世田谷は品川陸運管轄のため、この時点では広報車時代と同じナンバーを付けており、まず間違いない事実といえる。またこの時代には、自分もどうもそれらしき個体を馬事公苑近辺で目撃したことがある(ただしナンバー未確認、どうも新車当時は世田谷界隈には赤系の500は複数存在したようなので、断言はできない)。

ただし確認できているのはここまで。サードオーナー(?)以降は今のところ情報なし。今ならともかく、21世紀初頭なら500はよほどのことがない限りは潰されることはなかっただろうから、どこかで元気に走ってるんじゃないかなぁと思うのだが……アルマンダインレッドは知り合いに3台、つい先日偶然見かけたのが1台あるが”92+ブラックレザー”にはどれも合致していない。

ということで”東京方面で走っていた92アルマン/黒革を21世紀に入ってから買ったぞ!”という人は、整備記録のナンバープレート情報、それがなければ登録事項等証明書(持ち主なら問題なく取れる?はず、自分で請求したことないからよくしらないが)で所有者履歴をチェックしてみましょう……それこそ伝説の1台かもしれませんよ?
Posted at 2010/06/22 02:47:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 500E | クルマ

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何シテル?   05/18 00:51
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