以前紹介した
1993年モデル向け内外装色カタログに続き、今回は1993年10月版の同カタログを入手した。前年版に比べるとミディアムクラス→Eクラス、そして500E→E500と表記が変更されていることからわかるように、1994年モデル向けである。
掲載されている組み合わせ表が以下。
これ500に限らず他クラスと共通の表なので、左端のカラー一覧を見ると1993年に比べ設定色が増えたように見える(1993年:12色/1994年:14色)のだが、実際にE500に設定されていたのは6色。1993年の9色から減っているのだ。
なおE500の設定色は、
(1)ブルーブラック
(2)ブリリアントシルバー
(3)ノーティカルブルー
(4)アンスラサイトグレー
(5)アルマンダインレッド
(6)ボーナイト
そして1993年500Eに比べ削減されてしまったのは、
(a)パールグレー
(b)スモークシルバー
(c)マラカイト
(d)パールブルー
単純に9-6=3色削減とはならず、地味に追加された新色or復活色(1992年では標準設定されていたかもしれないので)がアンスラサイトグレーとなる。
ということは(a)~(d)4色のE500D車は本国カラーオーダー車、と考えるのが自然だろう。
ちなみに1994年も内装パターンは前年と変わらず、ブラックおよびブルーのファブリック(ハーフレザー)とフルレザーで合計4種類で、グレー/クリームベージュ/ブラジルは本国オーダーと予想される。
もっともそうやってチェックすると、1994年に限らず本国オーダーぽい仕様のD車ってけっこう多い。当時こんな高価格車両を買うファーストオーナーは納期や値引きなど気にしない人が多かったのか、それとも組み合わせ表にないパターンでも予注車があったのか、どちらなんだろうか。
さてこうなると、残る1992年モデル向けの内外装色カタログが欲しいなぁ……
Posted at 2010/04/20 02:50:53 | |
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