2010年10月07日
軽自動車税が4倍に!?
総務省が2011年度に税制改正し12年度の創設を目指している「環境自動車税」。同税は、自動車税(地方税)と自動車重量税(国税)を一本化しようとするものだが、軽自動車が課税対象になった場合、軽自動車は現在と比べ4倍強の増税となる。
15日公表された「自動車関係税制に関する研究会」の報告書によると、研究会では軽自動車の規格は小型自動車に近く、安全面や環境面で比較しても特段差異はないものと考えている。特に環境面においては、軽自動車と1000ccの小型自動車のCO2排出量の平均値は軽自動車の方が排出量が多い状況という。
現在、自動車税では1000ccの小型自動車(乗用・自家用)にかかる標準税率は2万9500円であるのに対して、軽自動車税が適用される四輪の軽自動車(乗用・自家用)にかかる標準税率は一律7200円となっている。
税負担に4倍強の開きがあることに関して研究会は「この税負担の格差について、環境自動車税の環境損傷負担金的性格や財産税的性格からは、もはやその格差を合理的に説明することは困難であり、軽自動車と小型自動車を区分して議論すべきものではない」とした。
また、自動車重量税(国税)についても「少なくとも自動車重量税の上乗せ分も含めた規模で一本化すべきである」とした。
研究会の中には、軽自動車に係る税負担水準の引上げについて、市町村の税源を確保することで、地域交通施策の充実につながり、地球環境への貢献に資することにもなるとの意見がある一方、軽自動車の保有は都市部よりも地方部に多いことから、地域の生活の足に対する税負担を急激に重くすべきではないとする意見もあった。
研究会としては、自動車税と軽自動車税を分ける理屈は乏しいものとの考えを前提に議論を整理しつつ、環境自動車税の課税客体に軽自動車等を取り込む課題に対して、現実にどのような形で対応するかについては、今後更に検討を深めるべきとしている。
うわ~…。これまたすごい税制案が出ておりますなぁ…。ビール→発泡酒→第三のように、いくら逃げても追いかけてくる恐ろしい日本の課税システム…今度は所有者数が多い庶民の足である軽自動車をロックオンですか…。税金が安いという理由で軽自動車をチョイスされてる方は実際かなり多い。じゃあ搾り取らなきゃね!ってヤ●ザですな、まさしく。
確かに、1000ccクラスのコンパクトカーと比較すると、無駄に大きくて内外装が充実した現代の「デブ軽」は、その税金格差を考えると不公平感が生まれるというのも一理ある…。エンジンは660ccでも以前の軽より車重は上がっているし、かといってパワーがあるわけではないので、結局トロトロドライバー以外は、CO2排出量も増えてしまうのでしょう。
うん、一理ある。でも一理はあるが二理はないよね。軽自動車といえば、高知のような地方で所得が低い人たちでも、生活に車が必需品である方々が慎ましく乗っている車、それが軽自動車です。このような税制が本当に実装されたとしたら…そら若者なら「いいよじゃあコンパクトに変えるから」で済むでしょうが、実際はそうではない方々も沢山いるのだから…。地方に住む高齢者や、シングルマザーの方々は本当に涙目になってしまう気がします。
「軽自動車と一般車の税金格差」を焦点とするなら、なぜ現代の高すぎる一般車の方の税金を下げる方向に案件が出ないのでしょう。日本が他国と比べても車にかかる税金が高額で、無駄にその種類が多いのは事実なのに…。
車にかかる税金が軽減されたとしたら、もう少し車に乗る人も「車を楽しむ」余裕が出てくると思います。最近は自家用車をいろいろと弄るなんてのも減ってきているように感じます。でもそれは決して「したくないから」が多数を占めているわけではなく、税金をはじめとする「維持費の高さ」に原因があるのではないでしょうか。本当に景気の回復を望むなら、車の税金は少し緩めるくらいが丁度いいように感じるのですが…。維持費が安いなら、車自体を楽しもうと思う人が増える。車自体も売れやすくなるでしょうし、弄ることでその他車に関連した産業も潤うんじゃないかと考えたりします。国の景気にとって自動車産業が大切とわかっているなら、もう少しいろいろと考えて政策を出して欲しいものです。
エコカー減税が終了して…この政策が実装されたら…「詐欺じゃねーか」という声が沢山出てきそうだなぁ…。
ブログ一覧 |
車と社会 | クルマ
Posted at
2010/10/07 05:46:40
今、あなたにおすすめ