かなり久々の悪魔のMR2ネタです。
センターパネル&シフトパネルを塗り替えました。
メーターパネル周りはロールケージを外さないと取り外せないので今回は対象外です(^^;
6月中旬から始め、時間があるときにのんびりやってたので3ヶ月かかりました(^^;
行程ごとに写真を撮っていたのですが、前半行程部分を誤って消してしました(> <)
作業前はこんな感じでした。

2008年秋に各パネルをWRマイカブルーで塗った当時の写真なので艶々です。
最近は艶が落ちてきたなぁ…と感じたのが塗りなおす動機でした。
エアコンの吹き出し口の間って強度アップのためか窪みがあって
当時はFRPパテで埋めて(スムージングってやつですね)塗装しました。
が、激しい温度変化による膨張収縮で数年後に剥がれました。
ここも作業し直しです。
センターパネルの塗装落としの途中の写真です(携帯画像)

今回の作業で一番疲れたのはこの塗装落としでした。
センターパネルは面が複雑で四隅とかヤスリがきちんと当たりません。
手で削るのが面倒くさくなったので模型用電動ヤスリを買って使ってみたら
結構削りやすくなった(力を使わなくて済むようになった)

ヤスリの番手は#60を使用しました。
塗装を落としたら次の行程はパテ盛りです。
塗装落としている過程でプラモ同様にいわゆる「ヒケ」な箇所を見つけたので
綺麗な面を出すためにパテで修正です。
パテは3種類使いました。
ラッカーパテ
光硬化パテ
瞬間接着パテ

ラッカーパテは簡単に塗れて下地への食いつきもいいけど、溶剤が揮発するとヒケる。
厚く盛るほどヒケるので、浅い傷埋め用。
光硬化パテは以前、ヘルメットを塗装したときに使ったものです。
太陽の紫外線で硬化するパテです。暗い場所ではいつまでも固まりません。
塗っては日向に放置(笑)を繰り返しました。
夜作業出来ないので困ったなぁ、どこかに紫外線無いかな~
とネットで検索したら100円ショップで売ってる「シークレットペン」なるものが
紫外線を出すとことだったので数本買って使ってみました。
まぁゆっくり固まるけど、しばらくペン持ってるのも面倒だなぁ~
とふとパソコン本体を見たら、パソコンにUVネオン管を仕込んでいたのを忘れてました(笑)

これの方がペンライトよりよっぽど強力です。
(もうこのUVネオン管は売ってないかも…)
エアコン吹き出し口の間の窪みは光硬化パテで埋めました。
本来ならABS樹脂を溶剤で溶かしてABSパテを作ってそれで埋めれば
膨張収縮率が同じなので剥がれにくいとは思うんですけどね。
今回初めて瞬間接着パテというものも使ってみました。
SSPはSyunkan Setchaku Putteyの略ですね(爆)つかパッケージwwww
粉と液(接着剤)を混ぜてパテにするのですが、混ぜた瞬間からガンガン固まっていきます。
固まるの早すぎる!(爆)
硬化を遅くさせるリターダーが付いているのですが、それを使ってもかなり早く固まります。
パテ盛り&削りでほぼ面を整えたら次はプラサフで下処理。

細かい傷や面の確認&修正を行いました。
そしてお待ちかね塗装の工程へ。
以前と同様WRマイカブルーを塗ります。

白いところが残ってますがこれで構いません。
これは缶スプレーを使用しています。
次にマスキングテープでマスキングを施して

黒をエアブラシで塗装。
塗料はガイアカラーという模型のラッカー塗料を使いました。

マスキングを剥がすとこんな感じです。
こういう感じも悪くないなと思ったのですが、ここを黒で塗ったのは理由があります。
これを使いたかったからです。

「EkiShow塗料」というものです。
マジョーラ塗料みたいに光の辺り方で色が変わるやつです。
「マジョーラほど劇的には変わらないが値段が4分の1」というのがウリだそうです。
それでもグラム辺りの価格は先ほどのガイアカラーの2倍はしますけどね(笑)
下塗色を黒にするのが色変化がストレートで一番大きくなるため黒で塗った訳です。
「スカラビューズ」という青←→緑に変化する色を選びました。
ボトルの写真ではクリーム色ですけど、青緑になるみたいですよ~
再度マスキングしてエアブラシで塗装。

緑のラメ塗装と同じように見えました、最初は(^^;

同様にシフトパネルもマスキングしてEkiShowを塗ります。

シガーソケットの口、以前はクリアイエローだったのですがここもEkiShowに。
一通り塗ったら最後にクリアで仕上げます。
ロックペイントの2液性ウレタンクリアを使用しました。
これもヘルメット塗装時に使用したものです。
ここで問題発生。
10分くらい吹いているとトリガーを100%引いても出なくなりました。
ウレタンがどんどん固まってきて、エアブラシが詰まったのでしょう(> <)
「模型用のエアブラシのコンプレッサーなので圧が高くない」
「エアブラシの口径が0.3ミリというこれまた模型レベルのもの」
なので詰まりやすいのでしょう(ヘルメットのときは大丈夫だったのだが…)
どうしようかな、と思考するうちに
「トリガーを100%引いて出ないなら、120%引けばいいのか」

エアブラシの後部のネジはトリガーの引きしろの調整ネジなのですが、これを外し、

さらにニードル(細い棒)を固定するネジも緩めて外しました。

トリガーで引ける以上にニードルを直接手で引いていったら…
ブシャァァァァァァ!
ををを!!豪快にクリアが出るぞー!!
ミストの漂い方がエアブラシというよりスプレーガンっぽいし(笑)
クリアだから細かいコントロールいらないからこれでオッケーじゃん(爆)
※このやり方は自己責任でやってください。弊害が出ないとも限りませんので。
この後は番手の大きい、目の細かいヤスリ(#800~#2000使用)&液体コンパウンドで磨いていって
(磨きすぎて塗装剥げた箇所もありました…)
完成品はこちら。

EkiShow効果を確認しましょう。
球面や曲面の方が光の当たり方に違いが出るので分かりやすいのですが。

正面から普通に見ると緑ですが反対側から光が入ってくると青に変わります。
面白い塗料だな~ハマりそう(^^)
で、車体への取付ですが…まだ出来ません。
何しろまだドッグに入ったままなのですよぉ~(T T)
どうやら空前絶後の難工事になっているとのこと。