
サイドスポイラーのメス型製作兼離型実験をしてみたのですが結果は失敗です(^^ゞ
失敗の原因は表面処理に使ったウレタン塗料が溶けました。
離型剤はGWハイリリースとシリコンオイルの原液です。
ウレタンの塗料が溶けた原因はいくつか考えられます。
①塗料が完全硬化していなかった。
②硬化後も柔らかいスポイラー用硬化剤を使っていた。
③ウレタン塗料が離型剤GWハイリリースによって害された。等です。
一応ガラスマットの積層はしましたが積層中に失敗に気付き剥がしました。
今回、失敗の一番の原因はウレタンの塗料が溶けた為ですが、その他にも失敗の原因があります。
それはガラスマットがくっ付かなかったです。
型にくっ付いたまま硬化してくれないとコピーは歪んだまま硬化してしまいます。
ガラスマットの積層前、離型剤を塗るのは当たり前ですが今回はGWハイリリースをかなりの時間を掛け10回以上塗り込み、その上にシリコンオイルも塗っています。
GWハイリリースはウレタン塗料を溶かすとは聞いていましたが10回塗っても溶けた感じはしませんでした。
もし即溶けるならウエスで塗り込み中に異変に気付くはずです。
しかしPPと言うかプラスチックは溶けるので強力な溶剤が含まれているのは確かで手袋着用が推奨されています。
ではなぜそこまで強力でないといけないのかと言うことになりますが、今回10回以上塗りこんである事に気付きました。
今回は表面に強力に油分が付いていると。
実際にFRPを筆塗りすると弾かれたのですが、GWハイリリースは型表面を微妙に溶かし油分を刷り込ませるタイプの離型剤のような感じがします。
前回の離型実験ではキレイに離型出来た部分もありました。
今までは単純に塗り込み不足だったのかも知れません。
今回ウレタンの塗料が溶けたのは油分を刷り込む為表面が柔らかくなった塗料に比較的早い段階でFRPの樹脂を塗った為にFRPの溶剤がウレタンの塗料を抜け下地のプラサフを溶かしたのが原因ではないかと思います。
そんな感じの溶け方でした。
GWハイリリースを使わなければウレタンの塗料はFRPの溶剤に耐えられる様な感じがしますのでウレタン塗料の上にシリコンオイルの離型剤だけを塗った場合の離型実験もして見ます。
それでダメならその時また考えます(^^ゞ
今日はここまで。
ブログ一覧 |
スポイラー製作(サイド) | クルマ
Posted at
2010/04/25 23:01:50