昨日行った各素材毎の防音テストに頂いたコメント及びお友達のまあしいさんのご指導、デッドニング・防音工房さんから頂いた後日のご連絡にて、防音対策とはなんぞや?吸音、遮音、制振の違いという物について自分なりのまとめを書いておきます。
まず防音対策というと、事車の事のみ限定して言うと、車内を出来るだけ静かにする事。という解釈になると思います。
私も含めて防音対策商品については、この解釈のみ理解している方が多いのかもしれません。
吸音、遮音、制振と用途が違うという事を理解する必要がありそうです。
まず、各用途の違いですが、
・制振・・・そのままですが、振動を抑えるという事。振動を抑える事により、外部からの音の侵入を減らす。という感じでしょうか??
これを行う為の商品が、
レアルシルト超・制振シートや
レジェトレックス制振シートになります。
・遮音・・・音を反射して車内への音の侵入を防ぐ。
これを行う為の商品が、
エプトシーラー防音シートになります。
・吸音・・・車内へ侵入してしまった音を吸収し、車内での音の跳ね返りを防ぐ。
これを行う為の商品が、
ゼトロ耐熱吸音シートや
レアルシルト・アブソーブ静寂シート、シンサレートになります。
単純に外部からのノイズを減らしたい場合は、制振材+遮音材でOKという事になります。
しかしどうやっても車内にはノイズが侵入してしまう為、そのノイズが反響し、不快音が発生します。これを防ぐために吸音材を内側に足して音を吸ってやります。
逆を言いますと、遮音材の代わりに吸音材を使っても遮音性能が低い為、効果を感じるのは難しいという事になります。
結果、制振材+遮音材+吸音材の全ての素材が必要という事になります。
また貼る順番も、外側から制振材→遮音材→吸音材と貼ってやらないと意味がありません。
前回のテストは、遮音テストになりますので、吸音材の数値は低くて当然という事になります。
そういう意味では、
ゼトロ耐熱吸音シートや
レアルシルト・アブソーブ静寂シートは吸音・遮音性能を持ち合わせた素材という事になり、驚異的な素材ではないでしょうか??
今度、
デッドニング・防音工房さんで、3Mのエンジニアグループから吸音テストの機材を借りられるかもしれないらしいです。
吸音テストも行うとの事で、結果がでれば情報をご提供頂けるそうです。
吸音材のテスト結果に期待します!!
解釈が間違ってたらご指摘してやってくださ~い
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Posted at
2010/02/02 14:42:07