しろデミのブログ一覧

今夜は今年最後の観音さんのお勤めです。

この日が済めば、いよいよ年末になったと言う感じです。

今年も後二週間になりましたね。

これから忙しくなります・・・

逃げれば苦？

立ち向かえば糧？

今日は二組の来客で、世間話した後に思った事です。

名古屋の緑区まで、中古物件の屋祓いに行ってきました。

そのついでにご両親のご供養も。

こちらは私と同じ４０代の家族で、子供さんたちが大きくなってきたので、賃貸マンションから中古物件の一軒家に住み替えですので、先住の方の念が残らないようにと言うことでお願いされました。

そして、お嫁さんが一人っ子で、ご両親のお位牌をお祀されていますので、来ていただけるついでにご供養も・・・

休憩無しで頑張れば２時間半もあれば十分に着きますが、途中睡魔に襲われましたのでガムを買いにＳＡへ寄りましたので、２時間半少々かかりました。

私って宗教者（坊主）として何が出来ているのか・・・？

自殺者が年間３万人を超える昨今、確か交通事故で１万人の死者が出ていた頃は、交通戦争と言われてましたね。

ウチの檀家さんにも自殺された方がいます。

実は私も３０代の頃、追い込まれてこの先の人生の不安から幾度考えた事がありました。（詳しくは書きませんが・・・）

私が信仰する仏教には般若心経と言うお経があります。

この心経の解説書は多数ありますが、私の解釈を一つ。

般若心経は空の思想を説いているんですが、本当のところは一切の苦をよく除く呪文はこれだ。

なんです。

その呪文は、ギャーテーギャーテー　ハーラーギャーテー　ハラソーギャーテー　ボージーソワカ。

です。

苦しかった３０代の頃、苦しみを除いて頂く為に七日間の断食と共に、般若心経を一万巻唱える行を繰り返しやってました。

苦しみを乗り越えるのはかなり大変な事ですが、その先には必ず楽があるものです。

安らかに暮らすためにはその為の努力は必ず必要ですよね。

お経にはそんな事が沢山書いてあるんですが、それを伝える坊主が減ってきているのも事実です。

それに、親元を離れて奉公に上がる坊主がほぼ皆無になりつつあります。

ヌクヌク育った坊主に人の痛みが分からないのも事実です。

私がどうするべきかは分かってるんですが、最近のお寺はお葬式や法事の時に利用するもので、仏に縋り人生を如何あるべきかを導いてもらう場所では無くなっているようです。

ま～坊主も最近は、自分の事しか考えていない人も増えてきているのも事実ですので・・・

私の戒めを含め気をつけます。

腰から下がバラバラになりそう・・・

今日も畳拭いてました。

十七畳を４回。

後は須弥檀（仏さんを安置している所）を拭き掃除すれば、仏さんに帰座して頂けます。

長かったな～

百日かかりました。


ところで、ウチのバカ息子変わってるんです。

水拭きで荒れた手をケアするのにオロナイン使ってるんですけど、この匂いええな～って、蓋を開けて嗅いでいるんです・・・

ホント、バカ息子です。