
この度の震災で被災された方々、原発事故で二次被災されている方々に、心からお見舞い申し上げますm(_ _)m
今回のブログは個人的な見解を述べたものです。不快な思いをされた方には陳謝致します。また合点がいかない方は、素通り願います。
今まで、一部の人しか知らなかったシーベルト(Sv)やベクレル(Bq)という単位が、TVやラジオ、新聞、ネットで話題になる時代になってしまいました(ー。ー)
たまにグレイ(Gy)という、宇宙人のような単位も登場します。
そこで、TVの解説者の皆様が、何を基準に放射能濃度(Bq/kg)を線量当量(Sv)に換算されているのかと思い、調べてみました。
結果は、平成12年10月23日科学技術庁告示第5号別表第2からの出典で、口から摂取した場合の実効線量係数というのを使っていると分かりました。
誰でも計算できるように簡単にすると・・・
・ヨウ素131による線量当量(μSv)=0.022×ヨウ素131の放射能(Bq)
・セシウム137による線量当量(μSv)=0.013×セシウム137の放射能(Bq)
今回、ホウレン草から検出されたヨウ素131の放射能濃度は54100Bq/kg(ホウレン草)だったので、上の式から計算すると
0.022×54100=1190.2μSv≒1.2mSv
でも、1回の食事でホウレン草を1kgも食べることはポパイじゃないと無理かと・・・
写真のホウレン草は
8株で333gでした(^^;
日本人のホウレン草の平均摂取量は15g/日とか、17g/日とか言われているので、20g/日とすると上の計算結果の1/50なので、0.024mSvとなりますね。
某ラジウム温泉の線量当量率は0.0003mSvとのことなので、80時間入浴していたのと同じ被曝線量になります(あくまで例えです)。
更に、通常は水で洗ってから食べるので、1/10くらいには低下すると思います(しつこいですが、この場合は8時間の入浴です)。
放射線のお仕事をされている方の年間線量当量限度(普通の生活をしている人とほとんど変わらない影響)は50mSvですから、2000日以上ホウレン草を食べないと届きません→1年間では無理です(水洗いしたら20000日以上です、1/10になるとの仮定ですが)。
もちろん、他の野菜や食品も多かれ少なかれ放射性物質が付着するので、ホウレン草だけでは語れませんが・・・
私はこれからも被災地の農水産物を食べるよ~!
応援してるよ、東北&北関東!
※生体組織には代謝や再生機能があるため、放射線と健康被害の因果関係は一対一では表せません。なので、だろうとか、可能性があるなどの曖昧な表現になるのはやむを得ないと思います。
私は喫煙者&アルコール飲用者でもあり、そちらの健康被害の方が大きいと考えての表明です。皆様にご賛同を求めるものではありません。
以下、まめ知識
(みん友のmayu+@給油チキンレースちぅさんが、セシウム137の性質について、分かりやすく解説して下さっています。下記の関連情報URLでご覧下さい)
放射能
本来、放射能とは核種(原子番号と質量数およびエネルギー準位で区別される原子核または原子)が放射線を出す能力(性質)のことですが、今では放射性物質を表す言葉としても認知されています。1秒間に1個の核種が壊変するときを1Bqといいます(昔は「崩壊」と言っていましたが、原子核が変化しないものもあるので「壊変」の方が適切かと思います)。
放射線
法律では健康に影響がある電離作用を持つ放射線(電離放射線)を、放射線としています。が、広義には紫外線や可視光以上の電磁波なども含まれるので、エネルギーの流れと思った方が良いかも知れません。
半減期(物理学的半減期)
放射性物質は、そのときにある原子の個数に比例して放射線を出します。放射線を出して原子の数が減る(別の原子になる)と放射能も減少するので、原子の数が半分になる(放射能が半分になる)までの時間を、物理学的半減期といいます。
生物学的半減期
呼吸や口から体内に取り込まれた放射性物質は、う○こやおし●ことして体外に出ていきます。体内に取り込まれた放射性物質の量が半分になるまでの時間を、生物学的半減期といいます。
実効半減期
物理学的半減期と生物学的半減期を合わせた半減期。並列接続の電気抵抗と同じように、逆数の和をとります。
ヨウ素131の生成物
ヨウ素131は電子線(β線)を出して、
キセノン131に変わります。皆さんのHIDに使われているキセノンですよ~。今回のブログで、車に関係した話題は、これだけですm(_ _)m
PS
漢そ~りに提言をメールしましたが、音沙汰がありません。原始力保安官にもメールしてみようかと思います。
でも、協力できる可能性も見えてきました。
Posted at 2011/03/24 03:08:57 | |
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