期末の臨時収入の使い道で悶々としていたのですが、ついポチッてしまいました。
ホーム用のES9038pro搭載のDACです。
oppoのsonicaも考えたのですが、オクに中古がそこそこ出てきているので、不満に思う方が多いのかも?ということでHTPCさんのES9038PROV5です。
情報がまったくと言ってよいほど見当たらないの人柱覚悟ですね。
送り出しにlightMPDupnpgwを使い、手持ちのcombo384を載せてUSB DACとして使った最初の印象は、
9018系と比較すると音の立体感が大幅に向上しています。
音域はかなり下まで伸びているようで、ハイエンド機で感じる空間的な雰囲気があります。
アナログ(I/V以降)の構成が別物になっているので、チップかI/V以降の違いかわかりませんが、クオリティアップは間違いなさそうです。
まだエージングも終わっていませんが、ピラミッドバランスで安定感、立体感のある音です。
ただ、オペアンプを使用した機種と違い、簡単に音質を変えることができないのでケーブルやセッティングで好みに合わせ込めるのか?と言った懸念はあります。
他の入力も暇をみつけて聞いてみようと思います。
ES9038proV5 DAC その後 2017/10/10
人柱覚悟で導入したDACですがそろそろ3ヶ月になるので、エージングも終わっただろう?と言うことでその後です。
動作自体は、特になにか問題が出ることもなく普通。
※追記 9038発熱対策ですが、9038の下側にアルミブロックが入っていて下側のアルミケースに放熱しているようです。(標準仕様なのかは不明です。)
ESS系で話題になりやすいDPLL Band Widthですが、
S/P DIF BW01で安定(30年近く前のCDトランスポート+Belden1506 2m)
USB PCM 44.1kHz BW01安定
USB DSD 64 BW05くらいまで広げないと外れます。
USBはCombo384ライセンス品(安いやつ)をBeagleBone Greenからバスパワーで動かしています。
ただ9018Sと比較するとDPLLでの音質差が少なくなっている印象を受けました。
HDMIとRJ45 I2Sと光はインターフェイスが準備できなかったので未確認です。
DPLLより音質を左右しそうで気になることがあったので、少しだけ手を加えました。
何かと言うと、3個の電源トランス(トロイダルトランス)の距離が近すぎて、もれ磁束が隣同士で影響そうなことです。
一般的にトロイダルは、「ギャップがないので、もれ磁束が無いまたは少ない」となっていますが、実際はコイルの構造次第で、ガッツリもれます。
2D的に距離を離すのは無理だったので、真ん中のトランスのスペーサを10mm延長して上にあげることで影響を少なくしました。
高域の繊細さが増して、低域のレンジも広がる方向なので効果はあったと思います。
音質重視で部品選定にこだわるなら、トランスの配置にもこだわって欲しいと思ますよね?
以上、あまり必要とされないであろう人柱報告でした。
USB DDCのクロックを換装してみました 2017/10/14
DACに載っているUSB DDCの22.5792MHzのクロックを換装してみました。
音源がPCM 44.1kHzとDSDがメインなので、今回は片側のみです。
換装後こんな感じです。
配線はクロックということで銀合金のオーグラインを使っています。
エージングもこれからですし、BeagleBone Greenからバスパワーのままですが、荒っぽさがなくなり繊細で、かつ背景の静けさも増しました。
過去に聞いた話では100H位鳴らさないと本領を発揮しないらしいので、
エージングでさらよくなると勝手に期待してます!
追記
36H位経過で解像度がかなり向上しました。
ただ若干バランスが上に行ったような気もします。
このクロックはかなり抜け、スピード感(ドラムのアタックが早い)が良いので聞いていて心地良いです。
費用を掛けずに、音質を改善してみる。 2018/04/01
トランスに配置については以前に書いたのですが、人柱ねたなのでもう少し改善したかったので追試です。
ボーカルのきつさが改善され、さらにESSらしく高解像度になります。
デュスクリートのアナログ段の恩恵も十分に享受できると思います。
どうせなのでトランス3個とも同じように配置してみます。 2018/04/03
少しFET臭さが出てきたのですが、フラックスの影響で隠れていたものが、でてしまったのかも?
クォリティはアップしていますが、バランスが変わったようでシステム全体の再調整が必要になってしまいました。
トランスにインシュレーターを追加してみる 2018/04/07
絶縁保護のためにテフロンシートを敷いていましたが、インシュレータを追加しました。
デジタル5Vトランス 0.5mmセラミック
DA用5V トランス 3.0mmソルボセイン
アナログ段 トランス 3mmソルボセイン
多少手は掛かりますが、高分解能・高解像度で空間的な表現も加わり、なかなか良いDACだと思います。
2019/1/25時点での使用構成です。
使い始めて1年半になりますが、音質、使い勝手ともに特に不満はなく、もう少しこの構成でいけそうです。
2019/2/24 おまけ
pre-emphasisの対応について (ES9038proの仕様?)
S/PDIF → CDのTOCにプラグが立っていれば、自動でde-emphasisするらしい。
リッピングしたwevファイルなどの対応は、リモコンの”A"ボタンを押すとon-offできます。一部の古いCDだけなので、あまり出番はないとは思いますが・・・
wavファイルをLinux環境でソフトウェアdecodeするならsoxコマンドでいけます。
コマンドは、
sox '入力ファイル名.wav' '出力ファイル名.wav' deemph
2019/10/19 使用期間が2年を超えましたが、しぶとく使ってます。
HDMI入力(I2S)
PS Audioと互換性がない配列なので使い道がなかったのですが、Aliexpressでこんなのをみつけたの導入しました。
配列は以下のTx_C2タイプです。ES9038はMCLKは不要です。
これでRaspberry PIとHDMIケーブルを使用してI2S接続が可能になりました。
Inno HIFI DACをmaster-modeで使いLightMPDで動作確認しましたが問題ないようです。
以外だったのは、DPLL 01にしてもロック外れにならなかったことです。
2020/05/03
いまさらですが、古いUSBインターフェイス XMOS XS1-L1の動作確認がてらRMAAを取りました。余計なスペクトルが出ていますが、DACの性能なのかADCの影響か不明です。
11.025kHzの広がりは、そこそこと思います。
Raspberry PI4 とinno HIFI DAC HATのSymphonic-mpdから HDMI
x86_64PCとLIVA ZのlightMPDから USB
x86_64PCとLIVA ZのlightMPDから USB (Linux REW)
≒1kHz THD 特筆できるレベルではないようです。(Linux REW)
出音と静特性は一致しないので、特に気にもしませんが、そろそろ3年を超えそうなので、物欲がふつふつと…